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成功しない方の”悪いクセ” 〜”学ぶ”とは”慣れる”こと〜

経営コンサルタントとして、数え切れないほどの全国の経営者と会ってきました。

中小企業から上場企業まで。

「2流3流だなぁ」「負け組だなあ」と感じる方には、共通していることがあります。

そう言った経営者は、簡単に理解出来ることにしか興味を持たない。

別の言い方では、自分の知っていることを「正しい」と思い、新しいことを真剣に学ばないのです。

「学ぶ」というのは、頭の良し悪しや偏差値の問題ではありません。

何度も何度も聴いて、「慣れる」ことがとても大事です。

全く新しい知識ならば、尚更、猛烈に繰り返し繰り返し「慣れる」ことが必要です。

一流の人から学ぶためには、何千時間、あるいは1〜2万時間も必要とされるという意味は、同じ話を何度も聞き続ける不断の努力が必要だからです。

例えば、中学生が大学生の言っていることを理解出来ないというの分かりやすいでしょう。

中学生は、まだ言葉(数)をたくさん知らないので、語彙力が少なくて、大学生の専門用語が全く理解出来ないのです。

ところが、大人になると、日常生活で使う言葉やテレビのニュースなど、ある程度の単語(数)が理解出来るので、何でも分かったつもりになりやすい。

裏返して言えば、専門家という方の言うことを信じ易いのは、全く自分の分からない専門用語や横文字を多用されて、自らが”考える”ことを放棄するからです。

先日こんなことがありました。

あるビジネス・セミナー(私が講師ではありません)の受講について、参加予定者が「(3時間が)長いですね…」と呟く。

そのセミナーは、世界初のビジネス・モデルですから、その内容を本当に理解しようとするとかなり難しい。

その方の知識量では3時間でも全く不足で簡単に理解できない内容です。

私が客観的に見る限り、その方は、どんなビジネスをやっても上手くいってない。

つまり、2流なので1流のことは理解不可能、あるいは理解しようと思えないのです。

そうした思考法ならば、いつまで経っても経営者として大成することは出来ません。

誰でも最初は「分からない」「理解出来ない」ことから始まります。 

誰でも、最初は2流3流から始まるというのが真理です。

別の例で、ある投資家(?)は、私に投資案件の説得しようとする。

私の知識と経験からすると、それは明らかにダメな案件です。

ダメという意味は、詐欺に近いかそのビジネスの将来性がないということです。

私が、否定的な感想を述べると、「あなたは投資というものが分かっていない!」とすら言ってきます。

もし、私がその方に、その投資案件に誠実に答えるとしたら、何十時間にも及ぶ講義を繰り返し聴いていただくようになる。

それでも、目先の”お金”に目の眩んだ人を”説得する”のは難しい。

相手の理解できない事を、理解させるというのは、大人になるほど困難を極めます。

何故なら、今まで長年にわたり自らが学んできた知識や経験を、2流3流の人は否定出来ないからです。

従って、素直さのない大人を説得させることは事実上不可能です。

特に、経営者というのは、自己満足に陥りがちです。

自分が長年トップの座にいるのですから当然です。

そのことにより、学ぼうとする姿勢を失いがちです。

自慢話などを永遠と繰り返すなどは、どうしようもありません。

その方が、自らの意思で、「本当に学びたい!」、何度繰り返しても「分かるまで真摯に聞こう」と強く思わなければ、決して変わることは出来ないのです。

経営者として、さらに気をつけるべきことは、付き合う仲間問題です。

一流になりたければ、一流の人と付き合うことです。

一流の人は、真摯に話を聞く(熱心にメモをとったりする)相手とは付き合ってくれます。

あるいは、経営に関しての”志”が高ければ、あなたの会社が(今は)小さくても喜んで話を聞いてくれます。

冒頭で言ったように、学ぶというのは”慣れる”ことですから、そう言った尊敬する方とは頻繁に会う機会を作らなくては学べません。

最近での身近な健康問題でも、コロナ・ワクチンやガンなどの情報も、命に関わることであり本来は真剣に学ばなくてはいけないはずです。

「なぜ、こんなに超過死亡が増えているのか」

「なぜ、世界中の食べ物を摂るほど豊かになったのに、(日本だけ)ガンが異常に増えているのか」

このような各々の人生に直接関わる最も重大なことですら、真摯に学ぼうとしないのは何故なのか・・・。

それは、自分がよく分からないことは、テレビ・雑誌に出てくる”エセ専門家”、”無知な有名人”、”自称健康のプロ”などの情報を丸呑みするからです。

自らの知識・経験でしか学ばないというのは、科学的な最新の知識は自分にとって難解だと感じて思考停止状態だからです。

時代は、数百年に一度の歴史的な大転換期に差し掛かりました。

社会·政治、経済·金融、経営環境も激変する時代には、今までの知識や経験を捨てるような覚悟で、全く新しい知識を学ばなくては生き残れません。

経営者は、数年先数十年先の変化を見通さなければ、経営の舵取りは出来ないからです。

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