にみり

21歳〜30歳の4人のいちお親。 家族ネタ。 実母の思考は周囲の理解を遥かに超えた。 …

にみり

21歳〜30歳の4人のいちお親。 家族ネタ。 実母の思考は周囲の理解を遥かに超えた。 夫の居住地関西と実母の居住地四国を数ヶ月ごとに移動、二拠点生活をしています。 ラインスタンプ販売中→https://line.me/S/shop/sticker/author/2925878

マガジン

  • がいなおかあ

    ジコチューハンパない実母の毒性を悲痛な思いでユーモアに変え、なんやかんやと記事にしてます。

  • 同じ床の上

    強烈とでも申しましょうか、暴君気質の実母との同居生活をタラタラかいてます。

  • 小説 俺が「君を愛す方法」

    自分の殺され方

  • 俺の前立腺、癌やったわ〜夫が癌になって〜①〜⑱

    57歳の夫が前立腺癌になってからの家族の様子をコメディーに書いてます。 1話〜18話

最近の記事

論点ずらしビームに勝てるアイテム教えてください

もう、ひとりで生きてくれ。 朝、目覚める前にわたしはそうつぶやいた。 見てた夢の流れからか、無意識かは分からない。しかしそれが誰に向けられた言葉なのかは明確だ。 そう、実母に、だ。 突然だが、母は「詭弁者」だ。 「策士」…いやそんな字面のかっこいいモンではない。  「狡猾性論点ずらし」と言った方がしっくりくるかもしれない。 いや「気質性論点はずれ」か…… なんでもええわ とにかく、 腹立つ。 会話が成り立たないのだ。 実母は自分の話しを人に聞かせる時、 同じ話し

    • アンダーマイニング効果って知ってますか

      余命宣告をされた夫の兄は、病院の個室で膨れたお腹を出してみせた。 腹水が溜まっているというお腹を、彼は自らなでる。「もう立つんもしんどいわ」と話すのだが、それは穏やかな面持ちだ。 今回のお見舞いは三男がわたしら夫婦とともに「俺も行く」と言ってくれて、3人で彼を見舞った。 三男が小さかった頃、彼の家にいくと、彼は「コーヒーいれたろか?」とよく言ってくれた。それが彼の口ぐせで三男にとコップになみなみのコーヒーをだしてくれた。 彼はテーブルの上のお菓子をこの時とばかりに頬張る

      • ステンレス製フライパンをめぐりまたもや母娘の確執深まる

        実家にいる時だけ、冷凍餃子がうまく焼けない。 夕飯のもう一品、って時の必須アイテム、わたしが愛する大阪王将冷凍餃子が、 コレだ。 じゃんっ! ↓↓ この冷凍餃子はフライパンひとつ、しかも蓋なし、水なし、油なしでパリパリっの羽付き餃子が出来る優れものだ。 関西(夫単身居住地)ではこの冷凍餃子はうま〜〜く焼けて、美味い! しかし、実家(高齢実母居住地)では、餃子の底がこびりついてせっかくの羽がフライパンの鍋底にひっついて、台無しになる。 何故か? もう原因はわかっ

        • 26歳 家を買う 

          「家を買う。」 先日、26歳の二男(次男)から唐突にこれだけただ一言のラインがきた。 何かの冗談か? とは思わなかった。 二男のそんな、なんというか突然な、「思いたったが吉日」的な性格をよく知ってたからだ。 二男に彼女がいたことは知っていた。 しかし、会ったことはない。 横浜という憧れの地の駅近、けして安くはない家を買うというのだ。間取りも土地面積もじゅうぶん。 結婚を視野に入れての話しだとは思う。 二男はめちゃ大手の企業に就職、好きな分野の開発をしている。彼女もバリ

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        • がいなおかあ
          7本
        • 同じ床の上
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        • 小説 俺が「君を愛す方法」
          9本
        • 俺の前立腺、癌やったわ〜夫が癌になって〜①〜⑱
          18本

        記事

          どこやねん、チーズ

          トイレに行こうとしてトイレのドアノブに手をかけようとした時、後ろから小走りに近づく音がする。 スリッパのカスッカスッって音がしだいに大きくなる。 振り向くと間髪入れずに 「アタシ(トイレ)行くよ!」 と横はいりされる。 うちの実母だ。 もう呆れるしかないそのハンパない 堂々さと圧に負けて、気づけば退いているわたし。 コトが終わったのか、水洗のジャーっの音が聞こえてきた。 スッキリ感満載でドアからでてきた母に尋ねる。 「何で横はいり?」 とふてくされ気味に聞くと

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          みんフォトバンザイ。

          「あなたの趣味は?」と聞かれても何ら胸を張ってコレと言えるものは、なんもない。 が、コレって「趣味です!」って言ってもいいかな、と思わせてくれる通知がきた。 note みんなのフォトギャラリー、通称 「みんフォト」で、わたしが登録した35枚(イラスト33枚、写真2枚)がnoteの住人さんに計100回使われたらしい。 何てこった、ありがとうございます! イラストを描き始めたたのはえ〜っと2年?くらいまえかな。 別段goodな作品だと思えるようなものではない、ただの落書きを

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          ジーピーティ

          大学生の娘が と家族ラインにつぶやいた。 なんぞや? GPT。 さっそく検索。スマホの小窓に「GPT」と入力してみた。 と出た。 肝臓に関する異変の記述に、 えっ、娘よ、大丈夫か?! っとなってすぐさま家族ラインに返信した。 笑っている場合じゃないよ、 肝硬変ってさ… ん?? 便利だよねって何が? チャット? チャットGPT? なんじゃそりゃ? 肝臓じゃないの? わたしは「チャットGPT」という言葉をこの瞬間まで知らなかった。 いや、この瞬間から知った。 チ

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          父よ

          わたしは子どもの頃、お酒を飲むことは悪いことだと思っていた。 ただなんとなくだ。 その理由は父が飲むお酒を母が隠すからだった。 お酒を飲んだとて、父が暴力を振るう、暴れる、などということもない。若干、泣上戸にはなるがそれがなんだというのだ。 飲み過ぎると身体に良くないとの正義感? 家計に支障をきたすほどの酒量だった? そんなことはないはずだ。 母の辞書にはない「お酒」という愉しみ方に価値を見い出さなかっただけだろう。 母は自分の価値観が世界の標準だと思い込んでいる人だから

          断る勇気と高札のおふれ

          買った覚えのない大根が5本、冷蔵庫に入っていた。見事な葉っぱ付きである。 さほどデカくない実家の冷蔵庫に存在感ハンパなく横たわるその大根5本は、他の食材が入るのを邪魔する。 もう、もらわないでくれよ! わたしの心の叫びだ。 わたしは夫が単身で暮らす関西と 一人暮らしの高齢実母がいる四国の実家を数ヶ月ごとに行ったり来たりの二重生活をしている。 実家では母とふたりだけだ。 みごとな大根5本を葉っぱ付きでもらっても食べきれない。 料理するのはわたしだから母に丸投げされる。

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          「ガスライティング」という言葉を知ってますか

          「ガスライティング」という言葉を聞いたことがありますか? ガスライティングとは一言でいうと 心理的虐待です。 あなたは次のような経験はありますか? 何か不都合なことが起こった時、 全てあなたのせいにされたり… 「周囲の人があなたを嫌っているよ」と言われたり… 身に覚えのないことをあたかも本当にあったようにして言われ、反省を促されたり… このようなことを言葉巧みに、そして日常的に言われたら、「自分が間違えている、自分が悪い、」って思ってしまいます。 誤った情報を相

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          Google Earthとお姉さんとわたし

          昔住んでいた家って今もあるのかなぁ?とふと思ったとき、ドラえもんのごとくすぐさまその疑問に答えてくれるスマホのアプリがある。 「Google Earth」だ。 住所などを打ち込むとその場所が立体的に出現する。地球の衛星画像や、地球全体の 3D 地形画像も見られるし、世界各地の数百もの街の建物も3D 画像で現れるから、ちょっとした旅行気分にもなれる。 いや、もはやこりゃ「どこでもドア」だ。 これが無料ダウンロードできちゃう時代ってある意味どうかしてる。 待ち時間という暇な

          Google Earthとお姉さんとわたし

          今更だけどiPhoneの絵文字が民族的多様性に対応しているのを発見。 長押しするとこんな感じで6種類の肌の色が出現。タップして選択できます。

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          多様性を受け入れた共生社会か、なるほど。

          顔の真ん中にできた吹き出物が気になって触りすぎました。 炎症がおき、傷ができて赤くなりました。 顔のど真ん中に、です。 なかなか治りません。 もうすぐ米津玄師のライブに行くというのにこれでは憂鬱でございます。 わたしは今、関西にいますが、もうすぐ、第二の居住地であるうどん県へと出向きます。高齢実母の生活サポートのためです。 癖のつよ〜い実母です。 これまた憂鬱でございます。 先日、娘が大学の寮から1週間ほど里帰りしてました。大学の夏休みは長いので9月も丸々お休みです。娘

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          ふと…

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          「諦める」ということ

          諦められない苦しみを 体験したことはないですか? いつも愚痴やら不満やらをネタにしてヘラヘラしている「にみり」ですが、なんか今回は、悟りの境地を切り拓いたような冒頭ではじまり… が…実のところそんな大それた話しじゃなくてね… +°+。+°+。+°+。+°+。 最近、スーツケースを買いました。 空港でよく見るクルクル動かして運ぶあれ。 ネットでポチるのもいいけれど、実際触れて、材質やら、なんやらを確かめてから買いたいと、家から少し離れた専門店へ買いにでかけました。 その

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          ポテトサラダがお好き

          少し前の話しです。 ポテトサラダがお好きなんですよね。 うちの母。 だから夕食に頻度高めでポテトサラダを作ってだしてました。 同じポテトサラダにならないように、飽きないようにと、きゅうりと和えるっていう月並みなポテトサラダの他に、ときには玉ねぎスライスを加え、時にはにんじんを、コーンを、たらこと和えるのもいいよね、と。 定番のじゃが芋じゃなくて、さつま芋のポテトサラダにしてみたりとか。 昨日は酢の物にしたし、今日は母の好きなポテトサラダを作ろうかなと思って冷蔵庫をあけ

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