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「ガスライティング」という言葉を知ってますか

「ガスライティング」という言葉を聞いたことがありますか?

ガスライティングとは一言でいうと
心理的虐待です。

あなたは次のような経験はありますか?

何か不都合なことが起こった時、
全てあなたのせいにされたり…

「周囲の人があなたを嫌っているよ」と言われたり…

身に覚えのないことをあたかも本当にあったようにして言われ、反省を促されたり…

このようなことを言葉巧みに、そして日常的に言われたら、「自分が間違えている、自分が悪い、」って思ってしまいます。

誤った情報を相手に与え、自責の念にかられた相手を徐々に破壊していく行為がガスライティングです。
行為をする側をガスライターといいます。

ひどくなると例えばわざと相手のカバンの中身を入れ替えたり、家具の配置を変えたりして、困惑する相手に「勘違いじゃない?」「お前、どうかしてるよ?」と言ったりして相手の精神を破壊に追い込みます。

ガスライティングと言う言葉は
1944年には映画にもなった『ガス燈』に由来しているそうです。映画の中で夫は妻に「勘違い」を主張し、妻は正気を失っていきます。
もちろん夫はわざとおこした自分の行動に知らないふりをするのです。

DVですね。これはもう。
DV、つまりドメスティック バイオレンス。配偶者や恋人、親子など親しい関係の人から加えられる家庭内暴力です。
精神的DVもこのガスライティングです。
物理的に殴ったり、蹴ったりという行為ではないため周りからは気づかれにくく、そして被害者自身も「自分が悪い」と思い込まされているわけですから、自分は被害者だということに気づかないのです。

たちが悪いのは、相手に時々甘い言葉を言ったり、褒める言葉を少しだけ伝えたりして、相手が自分に依存するように持っていき、支配しようとすることです。

何故ガスライターはこのような卑劣な行為を相手にするのでしょう。ガスライター自身もまた、精神を病んでいるのかもしれません。自分を認めてもらいたいが故に相手を支配し、自分は強い人間だと思い込むことで自尊心を保とうとする…

自分を守ろうとして、攻撃されるより先に攻撃する…

弱い犬ほどよく吠えるっていうあれですかね。

わたしはつい最近「ガスライティング」という言葉を知りました。言い換えるとそれまで知らなかったということです。

わたしは子どもの時、母が手を滑らせてお皿を割っても、「お前がイライラさせるから割れたやないか!」
と言われたり、「性根が腐ったお前の性格のせいで夜も眠れん」
と言われてみたり…これは、まさにガスライティングだわ、と思いました。いや、大したガスライティングではないかもしれませんが、
自己肯定感低めなわたしにとっては、ガスライティングの存在や言葉を知ったことで、少しばかり自分の肯定感を上げることができた気がします。

けっして、自分が悪かったわけじゃないんだよ。

ってな気持ちです。

ガスライティングという言葉を知ったことで少しでも楽な気持ちになれる方がいたら、とても嬉しいな、と思い書いてみました。

そしてこれってもしや重度のガスライティングかも?と思うような被害に遭われている方が、周りにいたならば、そしてそれに気づくことができたなら、誰かを救えるかもしれません。
すぐに専門の診察を受けるようにと寄り添い、加害者もまた同じく診察を受けると良い方向に向かうのではないかと思います。

今回はとてもマジメに書いてみました。

いやいつもマジメですが。

#ガスライティング
#ガスライター
#心理的虐待
#DV
#虐待







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