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1年生の勉強で毎日必ずするべきこと

最近新しいメンバーに1年生が増えて来ております。ずっと前にも一年生の勉強について書かせて頂きましたが、改めてもう少し詳しく書かせて頂きます。これもう何回でも書きたいぐらいに絶対お伝えしたいことです。一年生を教えながら毎年思いますが、特に


ひらがな、カタカナは絶対家で読み書きを覚えた方が良いです


学校だけで覚えるのははっきり言って

ほぼ不可能に近い


です。時間的なものもですが、そもそも覚えて来ている前提で授業が進んでいる部分もあります。だから覚えてない子は次々に勉強が遅れていってしまいます。カタカナなんて学校でやる時間ほんの少しだけですからね。幼稚園と保育園の差もあります。

そして、ひらがなとカタカナを覚える方法ですが


家でやるしか覚える方法がないんです


学校の授業の中ではかなり厳しいです。これはひらがなとカタカナを覚えるための性質と関係しています。例えば、「あ」が読みと書きが一致するためには視覚、聴覚、触覚をフルに使って覚える必要がある訳なんです。どれだけ覚えているかは個々によって違う訳でして、個々に合わせた勉強をすることなど学校ではない訳なんです。他の所で教えてもらっている子も居ると思いますが、大体が週1回だと思います。

週1回では全然足りません


前にも少し書きましたが、心理学で言うと脳の仕組みは短期記憶を繰り返して長期記憶になる性質があるんです。短期記憶はすぐに忘れるような記憶ですね。不思議なもので短期記憶を何回も繰り返すと脳は

「これは忘れてはいけない大切なことなんだ!」


っと判断して長期記憶のフォルダにその覚えた事を送るんです。これが勉強で何かを覚えるための脳のメカニズムです。わかりやすくするために色々簡易的に説明しています。


週1回や学校の授業だけではこの短期記憶の繰り返しが少な過ぎて長期記憶まで持っていけないんです


なので家でやるしかありません。1番大切なのは短期記憶の繰り返しです。なので、1時間も2時間もやる必要はないのです。最重要なのは


5分で良いので毎日繰り返すこと


です。文字が1つずつ読めるようになって来たら次は何をするか。


漫画でも絵本でも自分の興味があるもので良いので毎日家で読む時間を作って下さい


興味があるものなら何が書いているのか知りたくなってやる気に繋がります。文字が書いているものならなんでも大丈夫です。これに限ってはYouTubeなどの動画の影響は大きいと感じていますが、文字が読めない子がすごく増えて来ています。違う見方をすると、

子どもの世界で文字が読めなくても困らない子が増えて来ています


動画もゲームも文字が読めなくても困らないですからね。

ひらがなとカタカナが終わると漢字が始まります。漢字も家で必ず繰り返し練習をして下さい。色々ありますが大きな理由は、

1年生の漢字は漢字の部首がほとんどだから


です。例えば、2年生は最近「切」と「細」を習いました。

切は七+刀

細は糸+田


です。刀は2年生で習う漢字ですが、1年生で力を習っています。1年生の内に漢字の形や書き方を練習しておくとこのように後の勉強に大きく繋がります。

そして最後に。これは違う角度からの話しになりますが、

意外に親が勉強を教えられる期間は短い


です。教えられないから見て欲しいと言う相談はとても多いです。大体4年生ぐらいから増えて来ます。教えられないと言うより忘れていると言う保護者の方がほとんどです。そりゃ忘れますよね。分数の帯分数を仮分数にしてからかけ算するなんて私も仕事で教えてなかったらとっくに忘れています。中学に入るともっと教えるのが難しくなりますからね。

子育ての中で色々なことで子どもが親の手を離れていく中

勉強も子どもが親の手から離れていく


ことの1つなのです。その短い期間の中で少しでもコミュニケーションとしての勉強を楽しんで貰えたらと思うんです。お子さんが学校でどんなことを学んで頑張って困っているか知ってもらえる機会です。お忙しい中だとは思いますが、ぜひノートでも覗いてどんなことを学んだか聞いて上げて頂ければ幸いです。



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