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反応する男子たち【史上最も醜い学級会】

⑨「今日の学級会ではセックスの相手を決めてもらいます。」史上最も醜い学級会が始まった!政府のとんでも政策、少子化対策案とは?T県中学校2年1組の生徒の運命は・・・

反応する男子たち

 「はあ?」と「クソ」と「死ね」が言葉に入っているのは平百合香だ。この女、色々なことに過剰に反応する非常にメンドクサイ女だ。一人称が「俺」なので少々分かりづらいが、一応女子である。必ずといっていいほど、前述の三語が発言に入る超ウザい性格だ。もちろん幼い頃からずっと、嫌われヒーロー、いや嫌われヒロインである。非常に迷惑な存在だが、教室の生徒たちはもう慣れてしまっており、めんどくさいのでほぼ誰も反応や発言にツッコまない。ナイス対応である。女子でうるさいのはこの女だけである。一方、この歳になってもうるさい男子は多めだ。「やったー!セックスできるん?まじで?うひょー!岩瀬か明法寺とヤリたい俺!でも平とは絶対いや~。」と喜びのあまり絶対に叶うことのない妄想をし、叫んでいるのは黒岩弼だ。思ったことは何でも口に出す。「平とは嫌」のように、発言に他人への悪口的要素も忘れない。「そうそう!無理無理!勃ってきたし俺!」のように下品な言葉を叫ぶことも大好きだ。いつも「チ〇コ、マ〇コ、おっぱい、セックス」と騒いでいる。野原にしつこく絡んでいたのも、もちろんこの男だ。弱いものいじめも大好きな超最低最悪の性格の男、というかクソガキだ。一種の精神的障害、典型的なADHDだ。「はーい、はーい」と調子よく発言していたのは原口悠だ。いい意味でも悪い意味でも必ず場を盛り上げようとする、ある意味必要なタイプであり迷惑でもある。悪い男ではないのだが、ものすごいお調子者のお祭り男だ。平百合香にも、お前には言っていない、としっかりツッコんでいる。男からお願いするものだ、という感覚からそれなりの女子への優しさというか、配慮はできる男だ。もちろん平への扱いは別物だが。「えー--。俺誰とやろっかな。弼とかぶっけど、俺も岩瀬か明法寺かな~。あ!でも粟島もいいな!ねーねー粟島俺とやらん?」と、いきなり叶うはずのない妄想と、好みの女子にお願いというか願望を発言していたのは、高瀬麟空だ。こちらも下ネタの大好きさと落ち着きのなさは黒岩弼にも負けてはいない。騒ぐことももちろん大好きだ。黒岩弼に便乗して野原希咲に絡み、もー一回!と周りを煽り始めたのもこの男である。騒ぐのが大好きなこの三人に共通しているのは、身長が低いことだ。中学男子で落ち着きのない生徒はだいたい身長が低い。しかし、身長の伸びと共に一気に落ち着いてくるのも中学男子の特徴だ。早く大きくなれ。

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