言葉にヒリヒリ 山田詠美「ぼくは勉強ができない」
今回は、山田詠美さん「ぼくは勉強ができない」を紹介したいと思います!!
インパクトのあるタイトルで、知っている方も多いのではないでしょうか?
1年ほど前に読み、今回は再読だったのですが、やっぱりよかった!!!!
なんといっても、主人公の時田秀美が最高に好きなんです……勉強はたしかにできない。でも、高校生だった私には絶対に気づけなかった(というより、見たくなかった?)イタイところを、的確に突いてきます(笑)
一方で、秀美自身も、恋だったり将来だったりと、様々なことにもがきます。そこには、高校生らしい悩みだったり、子どもっぽさを感じる場面もあって。
中でも、夏の終わる気配を感じて恋人の桃子さんに会いたくなるシーンなんかは、甘酸っぱかったです。
あとがきで原田宗典さんが書いているように、現在進行形で高校生の時に読みたかった!!もちろん、今読んでもあの頃のイタイところを、突いてくる感じと、甘酸っぱさのバランスが心地よかったのですが。
青春を思い出して?いやもしかしたら、今に当てはまる部分もあるかも…ちょっとイタイ部分を鮮やかに突かれたい方!(笑)
おすすめです!
他の山田詠美さん作品も読んでみようと思います〜!!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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