ふたば

こんにちは! ふたばといいます。 詩を書いてます。 私の世界観を楽しんでいただけますよ…

ふたば

こんにちは! ふたばといいます。 詩を書いてます。 私の世界観を楽しんでいただけますように。

最近の記事

悪魔に手を引かれて

黒い翼を持った君は 本当に地獄の使いなのだろうか 僕に言わせれば 顔に笑顔を貼り付けた 頭に金色の輪っかを持つ奴らの方が よっぽど気味が悪い 助けるだとか 導くだとか 僕には無縁の言葉だ 虫唾が走る 屁理屈を奏でよう この狂ったリズムも あいつらにぶつけてやれ 楽園に連れていこうと 勝手に人の手を引いて 苦痛の価値は人それぞれだ 奴らにとっては天国でも 僕にとっては そこが地獄としか思えないかもしれない そんな不確定を 自分のものさしで測るな いつだってマジョリ

    • こんにちは!

      こんにちは、作者です。 今ここで初めましての方も、今までの詩をご覧くださった方も。 私の世界観を楽しんでいただけたら嬉しいです♪ お気に入りの詩や歌詞など、見つけてくだされば幸いです。 製作途中の詩を除いた全てを投稿し終えましたので、これからは詩が完成し次第投稿していけたらと思います。 いいねもありがとうございます。 ぜひコメント等もしていただけると嬉しいです。 これからもよろしくお願いします!

      • 桃源郷

        キャンパスの色を見て僕はびっくり これで終わり? 真っ白なそこに咲く淡い色は 刺激が足りない人生のようで 何か物足りなかった 色を乗せよう まずは地面だ 風に揺れる短い葉を ゆらゆらと踊るように 次は明るさの象徴 大地の色と似ても似つかない この草原を鮮やかに照らしておくれよ キャンパスに命を吹き込もう すり減ったイーゼルは知らんぷり 毛先が割れたこの筆も 薄汚れたパレットもだ さぁ次は清らかさを 山の上から筋をいくつも 成長の女神だ 少し濃くしたら一面を飾ろう

        • 無駄と後悔

          時計の針を見る数が減った どれだけの時間が進んでいるか知らないままで ただ呆けて命を持て余す 人生に咲く無駄は それでも美しさを残す 花弁を落とし 香を燻らせて 終わりの見えない人生に足跡を 気づいた頃には もう時間がない 散々時間を通り過ぎたくせに 今さら戻ってかき集めようだなんて 知らないうちに針が狂ってた 見たときにはもう 何時だか分からなかった 明日を迎えることに精一杯で先のことなんて考えられない 混乱した頭の中 楽しみだけを頼りに 僕はこの世に生きてい

        悪魔に手を引かれて

          サギと烏

          白と黒が交差する その瞬間を見た おや烏 君はあっちへ行くんじゃなかったのかい 白に混じって サギと同じ道を進むものだとばかり おやサギか 君はそっちへ行くのかい 黒に混じって 烏と同じ道を進むものだとばかり 色が真反対の君たちは 進み行く道も反対なんだね ねぇ烏 それは詐欺だよ 飛ぶ方向も惑わせるなんて 誰だか分からなくなってしまう 君は誰なんだい 白と黒が交差する その瞬間を見たんだ おやサギか 君はどこへ行くんだい 黒に混じって 同じ道を進むのかい おや

          サギと烏

          サマーゴースト

          髪を引かれた くるくると弄ぶ 無造作に跳ねた髪は 歩けばゆらゆら 手を引かれた ほらほらと導かれ 繋がれたその結び目は 歩けばぶらぶら ねぇ そこにいるんでしょう 見えない姿をした君が 僕のすぐそばに 暖かく見守ってくれる君は 僕にとって永遠のサマーゴースト 夏は過ぎても 君はずっと近くにいる 本当に? 風が流れた さらさらと木が揺れる 風に舞った葉は 遠くへひらひら 雨が流れた ぽつぽつと地を叩く 延々と降り続く水は 今でもぱらぱら ねぇ そこにいるんでしょう

          サマーゴースト

          十人十色

          誰だってそれぞれ色がある 生き方だって 歩き方だって 様々だ それを良いと思う人がいれば 悪いと思う人だっている 僕は何色なんだろう 世界から見た僕は どんな色で どんな形をしているんだろう 分からないんだ 何もかも ただ本当に 何も分からないままで 僕は一人で立っている ルビーかサファイアか 違うのは色だけで 本質は同じ それは人も同じだと思うんだ 見かけが違うだけ 持ってる心はみんな一緒 先入観を捨てて 真正面から向き合う それができれば 平和に生きられる で

          十人十色

          最期

          死にそうになって初めて生を感じる 花も散るときは 死の狭間で生に思いを馳せているのだろう 人生の終わりは感情がなくなる それまでの道筋は 痛いだとか 悲しいだとか 何かしら感情がある ただ本当の最後は何も感じない 走馬灯を見るのだって この世にまだ未練がある証拠だ でもそれさえも感じないんだ 世界から音が消える 耳を塞がれたように 全ての音が朧ぐ 色も褪せて たった1人になったかのような錯覚を思わせる 死はもう入り口に来ている人間に 最後の孤独を味わわせる あまりにも残

          きっと君は古びた人形

          感じたんだ 分かってしまった 君には追いつけない 追いつこうとも思わない それほどのパワーを 君は持っている ただ眺めるだけ じっと見据えて感嘆の息を漏らす 僕には計りきれないほどの意味が きっとそこには込められている 微妙な気持ちで 複雑な面持ちで もう満足だって笑えるときまで 僕は君を眺めている もちろん感動の方が勝るけれど 分からない傷だって確かに在るんだ 嘆賞だけじゃない そんな作品は存在しない いくらかの穢れを引きずっているから 美しいんだ 君だって少し ほ

          きっと君は古びた人形

          大きな心と小さな背中

          強がらないで 誰かに縋ったっていいんだ 思いを溜めないで 誰だって慰めてもらう資格はある 君が泣く姿は見たくない 涙は止められないかもしれないけど話を聞くことはできる 力になるから 全部 全部 吐き出していいんだ うん もう疲れたね うん もう嫌だよね 僕が君の居場所になれるなら 君がこうして思いを吐き出せるなら 何度だって背中をさするよ 何度だって話を聞くよ 何度だって 何度だって 君の思いを受け止めるから 誰かに頼らないと 時には泣き叫ばないと 君は潰

          大きな心と小さな背中

          理不尽に並べた綺麗事

          時間が経てば忘れるんだろ 所詮その程度だ 散々罵声を浴びせたくせに 少しすれば懸命に詫びる 笑わせんな どんな思いをしたと思ってる 君たちが言葉にした数々の非難 心に残ればそう簡単にはなくならないのさ 分かんねぇんだろ 口出しするな もう干渉しないでくれよ 理不尽に謝るくらいなら 怒らないと思ってるんだろ 所詮その程度だ 脳が謝罪を読み取ったって 少しすればそんなの消えてる 笑わせんな どんな気持ちになったと思ってる 君たちが僕に味わわせたこの怒り 心に刻まれれ

          理不尽に並べた綺麗事

          叶わない望み

          終わらないで どうかこのまま 感じていたい 入り込みたい 終わってしまえば いつか忘れる 記憶の彼方に 消えていく 一週間 たった一週間で この感動さえも なくなってしまうのか そんなことはつゆ知らず 記憶はあっという間に薄れていく 刻み込んで大切にしたいのに 余すことなく抱えたいのに 両手じゃ足りないんだ 持ちきれずに寿命が終わって どんなに大切な思い出だって すぐに奪っていってしまう 記憶は残酷だ のうのうと時空を飛び回って 姿を見せないその概念は 常に目

          叶わない望み

          理解できない哀情

          僕はいつだって心に哀を抱えてる 何がわかるんだよ 僕の愛なんて届きやしない この悲しみが理解できると言うのなら 僕の心が傷つくことは言わないはずさ 涙は宝石のように美しいけど そのときの気持ちはどうだろう ものに内容が比例するとは限らないんだ 感情を基に書き付けた詩は続かない 心に左右されて始めた趣味はすぐに終わる 夢見心地は一瞬 興奮は一時 それなら 一生の代物を探してる 直感を信じても 上手くいかないことはあるんだね 初めて心というものに疑問を持ったよ どうか僕自

          理解できない哀情

          音楽

          僕の耳に流れる君の音が 心地よく傷を癒してくれる ありがとう とっくに枯れた涙も もう濡れていない枕も 一つでいいから理由が欲しかった 君の音を楽しめる理由を 気分が悪いとき 味方がいない時 君の音を聴きにいくから 会ってくれます

          吹奏楽部

          たくさんの楽器たちが踊る瞬間を 僕は見た でもそれと同時に 僕は君が躍る瞬間をも目にした 楽しそうに音楽に乗って心で躍る あぁ これほど美しいものがあるだろうか 聞き入っていた 大人数で楽器と共に躍る姿 それは今まで音楽は1人でやりたいと思っていた僕の心を突き動かした こんなにも美しい、綺麗な音が出るのか 僕は入部を決めた

          吹奏楽部

          砂時計

          やぁ 久しぶりだね 元気にしているかな? 今日は貴女にあることを伝えたくて筆を手に取ったんだ もう砂時計の砂はとうに落ちきってしまったね 残りの砂の量を確認したときには 既に遅かったのかもしれない 砂時計を逆向きにして砂が落ちるまでの時間を増やすこともできたはずだ でも僕はそんなことはしなかった 貴女と共に築いてきた大切な思い出がめちゃくちゃになるような気がしたんだ だったらたとえ限られた時のなかでも 別れがどれほど辛くとも 今横にある貴女の笑顔を脳裏に焼き付けて 大