悪魔に手を引かれて


黒い翼を持った君は
本当に地獄の使いなのだろうか

僕に言わせれば
顔に笑顔を貼り付けた
頭に金色の輪っかを持つ奴らの方が
よっぽど気味が悪い

助けるだとか
導くだとか
僕には無縁の言葉だ
虫唾が走る

屁理屈を奏でよう
この狂ったリズムも
あいつらにぶつけてやれ

楽園に連れていこうと
勝手に人の手を引いて

苦痛の価値は人それぞれだ
奴らにとっては天国でも
僕にとっては
そこが地獄としか思えないかもしれない

そんな不確定を
自分のものさしで測るな

いつだってマジョリティが正しいとは限らないんだ
だから僕は自分を貫く
天と地ほどの違い
それさえも飲み込んで

あぁ
そうだったんだ
僕はもう
最初から決まってたんだ

マイノリティを選んだときから

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