歌詞のようなもの#2
#1に書いたものの続きを書いて、とりあえず完成としました。
「縁側、うちわと文庫」
汗が気化するような
乾いた昼過ぎ
うちわを片手に
季節外れの夢を読む
気づけば栞もせず
旅立っていた
冷たい麦茶の氷も溶けた
この匂いはなんだろう
あの木の下の
木漏れ日
生きている
麦わら帽子と白いワンピース
この流れのまま
ゆるやかなまま
時間をほどいて
僕をほっといて
子供の声
どこにもいない
顔が見えない
思い出せない
影が伸びてくる
規則正しい硬い音
長い波がせまってくる
燃えてしまいそうだ
あと少しだけ
もう少しだけ
麦わら帽子と白いワンピース
この流れのまま
ゆるやかなまま
時間をほどいて
僕をほっといて
麦わら帽子と白いワンピースって、なぜかいいですよね。
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