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心の中にある何かを放り出す時。それは言葉となる。言葉は耳に入って、理解される。そして心に中に入る。

季節は8月、蝉がなく焼け付くような街路道。道は舗装されてなく、歩けばすぐ埃が舞うような砂浜に似た土でできていた。やっつけでクリーム色に塗られたブロック塀に林の影がぶら下がる。そこを波の音を聞きながら通り抜けると、海のお出迎え。誰かが話す声と共に、そのまま海の波の音に耳をとぎすませ、水色のあの景色に近づいていく。音はどこまでも続く、波のよう。やっとついたね。やっとおかえり。

正しいことを行うとき。それはそれは幸せになる。正直であるとき。誰にも奪われない大切なものを抱きしめていることに気づくとき。宇宙に行ったとき。それくらい遠くそしてあまりにも近く、心はわたしたちを理解してくれる。一つになろう。そして、一つになった心を抱きしめて、誰かを愛そう。そうすれば、心の使い方を間違えることはない。

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