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心に刻む言葉 - Vol.1

"Always anchor yourself." =「いつも自分自身にイカリを下ろしなさい」

これは、ニューヨークで、初めてのカウンセラーから、言われた言葉です。その時から、心に刻まれていて、折に触れては、いつも思い出しています。

他人に自分の人生を任せては、その人に自分の人生の舵取りをしてもらうことになる。自分の意志に関わらず、漂流しなければならない時もある。だから、いつも自分にイカリを下ろし、その上げ下げも、自分で決める。そんな意味です。

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私は、’97年の1月に大学生としてニューヨークにやって来て以来、1年間のイタリア留学生活を除いては、ずっと、ニューヨークに在住しています。

文面から「どうして、カウンセリングを受ける事になったのかな?」ふと、思った方もいらっしゃるかも、しれませんね。

簡単に言えば、離婚での痛みが、きちんと完治していなかった。という事です。

離婚後、前に進む事だけを考え、自分の未来にのみ注目してしまい、その時の自分に対するいたわりが、不充分だったのです。

完治していない心の傷は、悲しいかな、いつしか又、開いてしまいます。

そんな開きかけた「心の傷」に向き合う為に、’03~’04の間、約16ヶ月間、毎週水曜日の朝、出勤前にカウンセリングを受けました。

「離婚」や「別れ」を経験する事は、人それぞれ、その種類も受ける痛みも違います。大抵は、とても悲しく苦しいです。それなのに、多くの人がこれを経験してしまう。

およそ30年前に、離婚をして、独りニューヨークに来て、なんとかやっと、元専業主婦が、自立できました。

痛みは、必ずいやされます。でも、その為にはやはり、その痛みと向き合わないとダメなのです。そこが、辛いところです。

でも、そこには、確実に人間としての、成長があります。

又、時間のある時に、どうして離婚したのかなど、書いたりしようかな、と思います。

ありがとうございます。


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