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「『聞く』と『書く』のあいだ展」を訪れて

高校生が日本各地で暮らす森・川・海の名人を訪ね、その知恵や技、心を「聞き書き」する「聞き書き甲子園」。
今年、20周年を迎えました。

9/26、20周年の企画展「『聞く』と『書く』のあいだ展」に足を運びました。

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聞き書き甲子園とは?
高校生が、日本のさまざまな地域で暮らす
森・川・海の名人を訪ね、
一対一で「聞き書き」するプロジェクト。
名人の職業は、樵や炭焼き、木工職人、
漁師、海女など、さまざま。
高校生は、名人が大切にしてきた、
自然とともに生きる知恵や技術、そして心を
ていねいに聞いていきます。
そこには、これからの持続可能な社会をつくる
ヒントがあるのかもしれません。
(出典)知る|聞き書き甲子園

1階では、過去20年分の「聞き書き甲子園」の冊子が展示されていました。
過去の参加者の方々も、多く展示に訪れられているようです。

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2階では、森・川・海の名人の語りと、それを聴いた高校生の「想い」を知ることができる展示になっていました。

机上の学びだけでは知ることのできない、全国の農林水産業に従事されている方が実際に経験されてきたことを知り、新たな発見がありました。
また、高校生の「想い」は、とても謙虚で、「名人」の語りを受けて、改めて自分自身に向き合い、新たな成長に繋げていこうとする様子が感じられました。

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「聞くと書くのあいだ展」では、展示什器として段ボールを主に使用されていました。日本では、段ボールの資源回収率が8〜9割と言われており、資源ゴミとして回収することができます。何度も繰り返しリサイクルできる環境に優しい素材です。

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段ボールの中にも「展示」が。
大分県の国東町で使われている「タコ壺」。
素焼きの壺が1番古く昭和40年代まで使われていたそうです。現在のようにナイロン製のロープではなく、藁なわで操業していました。
コンクリートの壺は、餌を入れる壺として使われると確実に獲れるので画期的でしたが、海中でよそのロープと交差すると蓋の部分がすぐ割れるので大変だったとのことです。
20年前くらいからナイロン製の壺が普及し始め、現在は全てこれに代わっています。

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上映も行われていました。「名人」との対話を感じます。

展示を訪れての感想

実際に足を運んでいろんなことを体験したり、いろんな人と会うことで得られる体験は貴重なものだなぁと感じました。今はコロナの影響で難しいところもありますが、「実践」することで得られることを大切にしていきたいと感じました。

最後に、「聞き書き甲子園」を実施されている機関の1つ、NPO法人 共存の森ネットワークは、世田谷区松原にあります。活動内容をぜひご覧下さい!


聞き書き甲子園


今回の会場となった「弘重ギャラリー」

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(りお)

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