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劇団やきそばグランギニョル旗揚げ公演「人生に向いてない」 (未完)
【一幕】
▼一場 修学旅行一週間と一日前の夜(日曜)
明転。
和室の居間。
ちゃぶ台を囲んで危々子と父母が座っている。
危々子はセーラー服、父母は父母らしい格好である。
危々子 ……修学旅行、行っていい?
母 いつ?
危々子 来週。来週の明日から、三泊四日。
母 どこ?
危々子 京都。
母 なるほどねえ。危々子、京都は鬼が出るんだよ。
危々子 え?
小説家である僕の「偏愛小説50選」
「偏愛小説50選」というのがTwitterでありまして、(Xと呼ばない派です)
いろんな読書家の方々が自分の愛する小説のタイトルと著者名をずらりとリスト化して紹介するというムーブメントなんですが、僕も読書家というほどではないですが小説家ですので、自分の「偏愛小説50選」をやってみました。(まだ作成途中ですが)
というのが、全部ウソなんですね。
上に貼ってる25の小説のタイトル(と著者たち)は、全
「令和ナイズド猟奇歌」Original by 夢野久作
ドグラ・マグラでおなじみの小説家・夢野久作の猟奇的短歌集「猟奇歌」。
非常に面白く魅力的ですが、ちょっと現代では炎上リスクが高いので、おせっかいですが、令和の世の中に合うように優しい味わいに直してみました。
※元歌はすべて青空文庫からの引用です。
殺すくらゐ 何でもない
と思ひつゝ人ごみの中を
濶歩して行く
↓
殺すくらゐ 何でもない
なんて思わない人の命は
かけがえがない
ある名をば 叮嚀
鄒坂さんは嘘がきらい
「えっ、大きなカブって嘘だったの?」
どういう会話の流れだったかは忘れたけど、そのとき鄒坂さんはたいそう衝撃を受けていた。
「嘘っていうか、童話だよ」
僕が正すも、
「作り話ってことでしょ? じゃあ嘘じゃん!」
鄒坂さんはそう言って、怒りに震え始めた。ええー、そんなに?
俺でも勝てる将棋入門
昨年、将棋のルールが大幅に見直され、紆余曲折あった結果、最終的にほぼ腕相撲と同じものになった。
……これなら、プロになれるかも知れない。
俺は勇気を出して、将棋部部室の扉を叩いた。