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「過去の恋愛」の捉え方(恋は上書き保存/恋は名前をつけて保存)


前回の投稿はこちら▼

過去の恋愛について

自分の「過去の恋愛」や「過去に好きだった人」に対する認識について。

私にとって、
「過去の恋は、新しい恋で簡単に塗り替えられる」が、
「一度好きになった相手は、一生好き」でもある。

この二つの矛盾した事柄について、述べていった。




①恋は「上書き保存」
ー 過去の恋は、新しい恋で簡単に塗り替えられる ー

元々、自分にとって「好きな人」がいたとしても、新しく他の人を好きになると、新しく好きになった人のことを一日中考えるようになり、気がつくと、元々好きだった人のことを考える時間や余裕がなくなっていて、自然にどうでもよくなっていたりする。
人間の頭の容量って、一人のことしか考えられないようにできているのかもしれない。

「この人がいないと生きていけない」と本気で思うくらい好きになり、依存していたような相手でも、結局はいなかったらいなかったで全然生きていけてしまうし、新しく好きな人や恋人ができると、簡単に心の穴も埋まってしまう。
これが人間だと考えると、なんとなく悲しいし、虚しすぎる。

失恋後、好きだった人や元恋人のことを諦めたくても諦められていないような時期は、その人のことを忘れるためだけに「早く新しく恋がしたい」と思ってしまう。
本当はもう恋なんてしたくないはずなのに、結局大事な人を失った穴を綺麗に埋めてくれるのは新しい恋しかない、という矛盾。

結局は、人の代わりを埋めてくれるのは人しかいない。
恋愛で開いた穴は恋愛で埋めるしかない。
「他の人で穴を埋める」と言うと聞こえは悪いが、結局はそうするしかないし、これも人間の性だからもう仕方がないのだと思う。

恋は上書き保存、ということだと思う。


②恋は「名前を付けて保存」
ー 一度好きになった相手は一生好き ー

私は、一度でも好きになった相手に対しては
「完全に好きではなくなる」ということが絶対にできないと思っている。
もちろん、強い恋愛感情などはだんだんと消えていくが、「人として好き」という感情は死ぬまで消えない。

先述の「恋は上書き保存」とは対照的に、「恋は名前を付けて保存」と言えるかもしれない。

「一旦冷めるともう一切相手への感情が湧かなくなる」「過去に好きだった人に対して、何が好きだったのかもうわからない」といった話を周りで聞くことがあるが、私は、その気持ちを理解できたことがない。
好きになった人に対して「冷める」という感覚を
ほとんど味わったことがない。

私にとって「過去に好きになった人」は、今でも全員好きなので、その全員と会いたいし、話したいし、一緒にいたい、と思ってしまう。
自分が今までに好きになった人は、人間性が高かったり、人として尊敬できる部分が多かったり、一緒にいるだけで自分まで成長できるような相手だったり、一緒に話していてすごく楽しかったり、他の人には感じない「特別」な部分があるわけで
そんな風に思える人なんて、一生に数人しか巡り会えないほど貴重なのに、その人たちともう死ぬまで会えない可能性があるなんて、出会った意味がないみたいで虚しくなる。

とにかく、「人として好きになった人」全員と、死ぬまで縁を切らずに関係性を続けていきたい、と思う。
私は人生で「人脈」を何よりも大切にしているので、せっかくの出会いはすべて大切にしていきたい。

これはもちろん、恋愛に限ったことではない。

たとえば、せっかく親しくなって、関係性も築いてきたような同性の親友と、突然「今後もう一切会えません」となったら、誰だって、あまりにも辛すぎるのではないだろうか。

好きになった人に対する感情は、それと何も変わらないと思う。
友達に対しても好きな人に対しても、「人として好きな人」には変わりがないので、本当に何も変わらない。
むしろ何が変わるのだろうか。

「(人として)好きな人」が何人もいる、という意味では、自分はクズなのかもしれない、とも思うが
人生を重ねるたびに「好きな人」がどんどん増えていく私の生き方は、実はめちゃくちゃ幸せだったりするのではないだろうか。

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