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本レビュー

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読んできた本、おすすめ本はこちら。 漫画も含むことにする(細分化し過ぎると、雑多になる)
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2023年5月の記事一覧

『天文学者は星を観ない』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、どう考えても面白い!!1冊を紹介します。 シム・チェギョン著『天文学者は星を観ない』 オ・ヨンア訳 (亜紀書房 、2022) 著者は天文学者であり、惑星科学者。 この本の紹介部分から、あっという間に引き込まれた。 「やってみたい!」 「やります!」 そう言って始めたものは、失敗したり悔しくても続くもの。 だって、やってみたいから。 著者であり、天文学者・惑星科学者の仕事と日常。 旧友との関係ってこんな感じだよね 仕事での質問に答

『恋とそれとあと全部』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、本棚の1冊を紹介します。 住野よる著 『恋とそれとあと全部』 (文藝春秋 、2023) 表紙が美しい。 住野先生の本の表紙は、なんとなく青っぽいイメージが多い。 読破したテンションで書きます。 タイトルに”恋”って入っているけど、圧倒的に他のことが気になる!! そして、面倒臭い2人が主人公!! 私が本を読んで恋より印象的だったのは、 「死」「自由」「不自由」「音楽」 片思いしてる子と、一緒に旅が出来るなんて高校生だったら… って

『家にいるのに家に帰りたい』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は本棚の本を紹介します。 クォン・ラビン著 『家にいるのに家に帰りたい』 桑畑優香訳 (辰巳出版 、2021) 4章立ての本。 誰よりもわたしの幸せが一番大切 つらい日々をただ受けれているだけのあなたへ わたしたちが別れた理由がわからないのなら わたしたちはふたたび恋をする 各章で細分化されたトピックと、その散文。 「めっちゃこれ」 感想は、これに尽きる。 いくつか紹介してみる。 これって、すごく面白い。 同時に「めっちゃこれ」っ

『私はアメで、明日は晴れで』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、人生初!!発売日に買った本を紹介します。 なるチャン著 『私はアメで、明日は晴れで』 (KADOKAWA 、2023) おめでとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 内容本の内容は動画でも紹介されていますが、ナルミさんがアメリカ留学中で経験した様々なことが書かれています。 8章立ての本書。 プロローグから、最高過ぎるんです!!!! プロローグ この育った生活環境、深く存じております!! 留学生活とホスト

『植物図鑑』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回も本棚の本を紹介します。 有川浩著 『植物図鑑』 (幻冬舎 、2013) この本、最初にカラーで、数ページ実物の植物写真が載っている。 それだけで、私はもう満足したのです。 最近、植物図鑑や鳥類などの図鑑を多く見かける気がする。 図鑑はロマン。 ずーっと見ていたい。 だけど、植物ぶっちゃけ興味ないのだよ。 そんな時に見つけたのが、この本。 有川先生の作品、植物写真が数ページ記載されている。 最高じゃん。 この物語の恋愛要素の始まり方は

『フリーター家を買う』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、積読を紹介します。 有川浩著 『フリーター、家を買う』 (幻冬舎、2018) タイトルに驚いた。 無理じゃね?って思ったから。 これが、この本を読んでみたいと思った理由。 ずっと読まなかったのに、急に引き込まれて。 読み終わったら日付が変わって…ぐは(OvO) 有川先生、本当に物語の進むテンポが素晴らし過ぎます。 急展開みたいなジェットコースターでも、読者は振り落とされない。 説明は必要最低限、登場人物の言葉数も。 文章を読んでい

『ぼくのメジャースプーン』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、どこかで「哲学」だと紹介されいた本について書く。 辻村深月著 『ぼくのメジャースプーン』 (2023、講談社) 哲学と言われる理由は、これかー!!!! 心理学的要素もあるし、感情(喜怒哀楽)も大忙し。 またもや、とんでもない本を読んでしまった…!! もちろん、良い意味で。 辻村先生、トークショーとかやってくれないでしょうか。 オンラインでもなんでも。 その頭の中の世界を、私はもっと知りたいです。 お聞きしたいです。 このタイトル、物

『この気持ちもいつか忘れる』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、本棚の本を紹介します。 住野よる著 『この気持ちもいつか忘れる』 (新潮社 、2020) 何でこの記事を書くことにしたかって、そりゃ!! 住野先生が、こんな素晴らしい記事を書いてくださっていたから!!!! おめでとうございます!!!!!!!文庫本化!!初版を買っておいて良かったー!!!! 文庫本版も購入させていただきます。 住野先生、ありがとうございます・:*+.\(( °ω° ))/.:+ 住野先生の作品を読み返す期間 本当に

『アームストロング 宙飛ぶネズミの大冒険』

トーベン・クールマン著 『アームストロング 宙飛ぶネズミの大冒険』  金原瑞人訳 (ブロンズ新社、2017) 宇宙だぜ、ロマンだぜ!! 絵はもちろん、世界観がめちゃくちゃ好き。 絵本の最後には、宇宙飛行についての歴史も書かれている。 宇宙に行きたいとは思わないけど、地球を見てみたいと思った。 宇宙行ってみたいんじゃん!! 私、そうだったのか…・:*+.\(( °ω° ))/.:+ 本当に地球は丸いのかな?青いのかな? 今まで、色んな情報をとおして見てきた地球を見れるの

『パンダ銭湯』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、本棚整理をしていて見つけた絵本紹介します。 tupera tupera作 『パンダ銭湯』 (絵本館、2017) この絵本、とにかく面白いんです。 ページをめくるたびに、笑うというか。 そうなんのかよー!!ってなるんです。 細かいところにも目を向ければ、あれ?これって見たことある… が、あふれてる。 既視感あふれるものに、パンダが無理やりねじ込まれてるような。 この設定も面白い。 パンダがお風呂に入るとき、どう変わるのか。 この絵本

『イラスト&図解 知識ゼロでも楽しく読める! 数学のしくみ』

やふぅー٩( 'ω' )و 加藤文元監修 『イラスト&図解 知識ゼロでも楽しく読める! 数学のしくみ』 (西東社、2023) まず、本書はオールカラー。 説明が分かりやすく短くまとめられている上に、「これはつまりなんだ?」が 最初に書かれている。 各テーマが見開き1ページにおさまっている。 数の歴史、数学の歴史者はもちろん。 学校で習った「これが生きる上で意味あんの?って思った(ことあるよね?なこと)が書かれてる。 見開きをパッと見て、すぐに書いてある内容がわかる。

『アーモンド』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、何度か読み返している本を紹介します。 ソン・ウォンピョン著  『アーモンド』 矢島暁子訳 (祥伝社、2019) まず、この本の最初に書かれている主人公の言葉を引用したい。 この言葉を、ネガティブかポジティブに捉えるのかはわからない。 冒頭から、ショックの多い出来事ばかり。 苦痛ばかりなのに、希望も絶望もないのは主人公の”感情”が他者より動きにくいからだろう。 そう思えば、これはポジティブだ。 反対にネガティブとなるのは、恐怖心なども

『ネオカル日和』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回も積読を紹介していきます!! 辻村深月著 『ネオカル日和』(講談社 、2015) 前置き ネオカルってどういう意味?って調べたらアイドルが出てきた。 多分、これだろうという意味に沿って読んでから、本書の最後にある 「文庫版あとがき」(P.278)に「ネオ(新)」だと説明が。 表紙みたいに、タイトル文字がバラバラになってると気付かなかっんだが、 記事を書くにあたりタイトルを打ち込んで「ネオ」ってカタカナが並ぶとゲシュタルト崩壊に似た現象

『新! 店長がバカすぎて』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回も積読紹介していきます。 早見和真著 『新! 店長がバカすぎて』 (角川春樹事務所 、2022) 他者の言葉に惑わされた私がバカすぎて 恐れ多くも、早見先生の作品の『店長がバカすぎて』に 私が章立てされるなら、こうだ。 レビューに惑わされてしまったから。 1巻を読んでから、なかなか2巻を手にしなかった本。 しかも買ったのに、積読しちゃってますた(´・ω・`) 本書は、6章立て。 第一話 帰ってきた店長がバカすぎて 第二話 アルバイト