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繊細さんにおすすめしたい一冊

作家トーン・テレヘンの「ハリネズミの願い」という本があります。自分のハリにコンプレックスを持ち、自信のない臆病で孤独なハリネズミが、動物たちに遊びに来てもらおうと「君たちみんなを招待します」と、手紙を書いてはみたものの、もしも〇〇が訪ねてきたら、こう言うに違いない、と想像してしまい不安になり、手紙を送る勇気が出ない。手紙には、「でも、誰も来なくても大丈夫です」と付け足し、結局手紙を出さずに引き出しの中へしまってしまう。という内容です。

あたたかい気持ちになれる本だと思いますし、ハリネズミのハリがあるから自分の存在の根源が分かり、それを誇りに思っていいのだと思わせてくれる一冊です。

繊細さんの脳は、深読みと先読みを同時に行うことが当たり前のように出来るので、それを直すことは難しく、私は直す必要はないと思うときもあります。この本の中に出てくるハリネズミのように「もし〇〇なら、こうに違いない」と、ネガティブに考えてしまい、そのことが一日中頭の中にあり、ぐるぐると考え続けるのが、繊細さんの特徴です。(このnoteを書きながらも、私はぐるぐる思考の自分が今日もいるなーと思っています。)

私はHSP専門カウンセラーになる前、「この問題が解決すると、もうぐるぐる思考は無くなる!!」と、私は思っていたのですが、一つ解決すると、また新たなぐるぐる思考が、そしてその次にまたぐるぐる思考が・・・と、脳の中に、ぐるぐる思考の道が出来ているのだなと思ったのです。

周囲のHSP気質の人達は、このぐるぐる思考を、心療内科に行き薬で治そうとしたそうです。でも治った人は、一人もいませんでした。

そう、つまりこれは治すものではなくそのままでいいもので、このぐるぐる思考のおかげで、一大事にならなかったわけで、繊細さんは自分のぐるぐる思考と向き合いながら、より自分らしさを発揮できる生き方があるのだと、信じています。

繊細さんで、今ぐるぐると何かを考えてネガティブになってしまっている方たちに、この本をおすすめしたいです。是非、読んで下さい^^

きっと、何かのヒントになると思います♡

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