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『ドグラ・マグラ』的世界:変人対決・パラノ対スキゾ!

私は「変人」が大好きである。「変人」については、いろいろ観察したくなる。当然、そんな私も「変人」である。
そして、ここにご紹介するのは「変人による変人のための変人の対話」の記録だ。

こんなもの、滅多に読めるものではないので、怖いもの見たさ傾向のある方には、是非オススメだ。
また、今後、変人にかかわって嫌な思いをしたくないという方には、参考資料になるだろう。
ただし、変人同士の対話だから、普通どおりには進まないので、そこは覚悟を決めて読んでいただきたい。

特に本稿をオススメしたい読者は、「精神異常」に興味のある方だ。

かく言う私は、もちろん「精神異常」にたいへん興味を持っており、好きな小説のベスト5には、夢野久作の『ドグラ・マグラ』があり、じつは初版本まで所蔵していたりする、筋金入りの季違い(横溝正史『獄門島』より)好きである。
だから、最近刊行された、鈴木優作の『探偵小説と〈狂気〉』(国書刊行会)に飛びついたのはいいが、その内容が「ぬるい」という趣旨の酷評レビューをAmazonに書いてしまった。それくらい、季違いには深く興味を持っている。

フィクションの中だけではなく、現実の「精神異常」にも興味を持っているから、周辺書として脳科学系ノンフィクションのオリバー・サックスも読んでいる。
季違いもまた、脳科学的現象だと考えるからだ。

なぜ「精神異常」が興味深いのかと言えば、それは「見えている世界が違う」からである。
彼らが見ている世界は、多くの人が見ている世界とは、微妙に違っている。
いわば「異世界」を見ていると言っても過言ではない彼らの存在は、私の興味を強く惹くのである。

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で、今回、私と「変人対決」をして下さったのは、「反論壇net」https://note.com/hanrondannet/)氏で、どうやら今は「note」上に蔓延る、不正確な記事を告発することを使命としておられるらしい。
私も記事の間違いを指摘していただいたので、お礼を言って、訂正させていただいた。

それから、ときどき氏は、私の記事のコメント欄に、あれこれコメントを下さるのだが、その内容は「あの人は、私が指摘したら、コメントを削除した」とか「何か裏がありそうで怪しい」とか言った報告が多かった。

で、私の場合「note」は書くために使っており、他人の記事には興味がなかったので、氏にも「そんなどこの馬の骨とも知れぬ素人の文章の間違いを、細々と指摘するのは無駄なので、やるのなら、もっと有名な人のをやったら、世のため人のためにもなるのに」と助言したところ、氏は、有名人には興味がないのだそうだ。

で、そんな氏にお付き合いして、いろいろお話を聞かせていただいたのだが、氏は、私が興味のないこと、しかしご自身が拘っていることを、一方的に語られるので、少しは共通の話題を見つけよう、私は氏に「2つの質問」をしてみた。

(1)貴兄は、男性でいいんですよね?
(2)貴兄が、お好きな作家を教えてください。

(1)の質問は、氏の印象から、私は氏を「貴兄」と表記していたのだが、もしかすると女性の可能性もあると思い、いちおう確認してみたのだ。
(2)については、読書家として、大抵の作家の話題にはついていけるし、好きな作家には、その人の人柄が出る。また、嘘をついても見抜く自信があったからである。

ところが、氏は、この「他愛のない」質問に、頑なに答えようとしない。

最初は読み落としたのかと思い、再度尋ねても、この質問には一言半句触れず、相変わらず自分の興味のあることだけを書いてこられる。

一一これは、明らかに「変」だと思い、「答えたくないなら、答えなくてもいいんですが、どうしてそこまでスルーするんですか?」と尋ねても、あいかわらず、この質問に関しては、まったく触れようとはしない。

「これはもう、最初に感じたとおり、この人は変だ。だから、多くの人から相手にされなかったんだ。その証拠を見つけたぞ」と思った。

つまり「印象評価」ではなく、明らかな「奇行」を採取できた、と確信したのである。

そしてそこで、私の研究報告をすべく、この紹介記事を書いたというわけである。

リアル『ドグラ・マグラ』だと思って、楽しんでいただければ、幸いである。
「反論壇net」氏も喜んでくれることと思う。


※ なお、最初から最後まで読むのが面倒な方は、(5)だけ読んでいただいても、大筋はご理解いただけると思う。
だが、微妙なやりとりもあるので、できれば(1)から順に読んでいただければありがたい。時制順で、タイトル記事のコメント欄へのリンクである。

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(1)クリエイターって、誰が?

(2)なんでわざわざ嫌なことを書くのかと、お思いの方へ。


(3)コップの中の神学論争


(4)noteを始めてみる。Amazonには、もううんざりだ


(4)あるネトウヨとの対話


(5)例えば、ネトウヨも〈カルト〉

近々、この記事のコメント欄にも、コメントを下さると思います。ご注目ください。

ブゥーーーン、ブゥーーーン……


(2021年6月23日)

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