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レスポンスは早くなくていい。SNS冬眠期
最近、本当に誰とも連絡を取っていない。
誰とも会っていない。
昔、LINEの返信が3日おきの恋人に痺れを切らして、別れを告げた自分が嘘のよう。
今お付き合いをするならそういう人がいいなぁと思います。
連絡を取らないだけではなく、他のSNSで発信も閲覧もしていない。TwitterもInstagramもTikTokもFacebookもやっていない。
このnoteだけ。
定期的に、こういう時期がやってくるんですよね。
鎖国して冬眠して、殻にこもる時期。
誰とも話したくない時期。
毎日新しい人に会い続けていた会社員には、もうどうしても戻れる気がしていません。
LINEやSNSは便利で、今の生活にはなくてはならないけれど、インターネットが発達していない時代にも生きてみたかったと思います。
じっくり考えて生み出して、じっくり受け取って…のテンポのほうが、心地良く感じます。
転校が多かったわたしは、小学低学年の頃から二十歳過ぎまで、仲のいい友達や恩師と文通をしていました。
人並みに、ピンポン球を返すようにメールやLINEを永遠にラリーしていた時期もありますが、それらが登場しても文通は続きました。
今でもクローゼットの中の箱いっぱいに、カラフルな便箋たちが詰め込まれています。
筆まめで、可愛い切手を集めたり、レターセットの柄を決めるところからその人のことを考えている時間が楽しかった。
少し前から、Twitterをやってみたいけど踏み出せていません。
好きな作家さんやアーティストのつぶやきは本人を身近に感じられていいなあと思いますし、10年くらい前は頻繁に浮上していてTwitterだけの友達もいたのですが、今はできそうにありません。
理由は、次から次へと情報が押し寄せては流れてゆく感じがとめどなく、スピード感があり、それに対応できるだけの瞬発力がない気がするから。
色んな人が耳元で一斉に喋っている感じがして、
東京の満員電車に揺られているようで……
長く見ているとぐったり疲れてしまいます。
ゆっくり書いて、
書いても書けなかったら下書きに保存をして、
好きな時にページをひらける。
noteが、今の自分には合っているように思います。
いつもnoteはスマホで書いていたのですが、先日初めてPCで書いて下書きを保存すると、
『下書きを保存しました。執筆おつかれさまです。』
次にもう一度下書きをすると、
『下書きを保存しました。続きが楽しみです。』
毎回違う表示が出て、言葉をかけてくれました。
誰にも会いたくないと思いながらも、人の温かさのようなものに触れて、少し心がほっとしました。
2023.2/9
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