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「やりたいこと」を開花させる土壌作りの話。

「好きなことで生きていく」

とても魅力的な言葉ですよね。

これができたら素敵だし、誰もがそうしたいと願うものなのかもしれません。


でも、この言葉をまともに受け止めすぎて、じゃあ自分にとって “それで生きていけるほどの好きなこと” ってなんなんだろうって考えてしまい、

「ああ、自分にはそこまでのものは何もないな」ってがっかりして、そこでもっと自由に楽しく生きたいと願うことを諦めてしまう人も多いのではないかなと思います。


しかしながら、みなさまご存知の通り、今好きなこと・今やりたいこと・今やってみたいことって結構ころころと変わったりするものです。


だから大事なことって、何かやりたいなっていう好奇心が出てきたときに「わたしこれやりたいんです!」って表明できるステージを自分に用意してあげることのほうなんじゃないかって最近すごく思うんですよね。

やりたいことの芽が顔をのぞかせたときに、応援される土壌を先に作っておくことって、本当に大事だなって。


実際、現代で「好きなことで生きる」をやって輝いているように見える人たちの多くは、

その時々でできること・好きなことをしていくのと同時に【自分のステージ作り】を自力で出来るところまで最大限がんばって、その結果他力という掛け算が働くようになった人たちだと思うんです。

だから、やりたいことをやって上手くいっているように見える人の多くが、「一貫してやり遂げられるような好きなこと」を見つけたから楽しく生きられているのかというと、たぶんそういうわけでもなかったりするんですよね。

(共通しているのは一貫した自分への信頼とか愛を持とうとする姿勢のほう)


もちろんその道の不動のエキスパートとして、好きなことに生涯をかけて向き合うさかなクンさんのような凄すぎるかたもいらっしゃいます。

しかしみんながさかなクンさんになれるわけではありませんし、必ずしもみんなが何かの分野の専門家にならなければいけないということもありません。


ですので、「好きなことをして生きていく」みたいなことをやろうとした時、多くの人にとっては「何をするかより誰がやるか」の「誰がやるか」の部分を磨くことがとても大切だし近道になってくるのだと思います。


かと言ってそれは個人個人のアドバンテージだったり出来ること、やりたいこと、スキルや資格などという部分を否定するものでは全くなくて、

ただ、自分の好きなこと・やりたいことがあるときに、それを知ってもらうステージを作る、世に出していく(つまり自分という存在を知ってもらう)っていうことを、

「自分にはできないと思う」「そこまでしなくても」って思ってしまうのはもったいないことだなあって思うんですよね。


というか、自分のすきを表現して応援してもらえる場を整えてあげるって自分への愛であり優しさであり最高のプレゼントなんじゃないかなって思うのです。


やってみたいことって、「それで食っていかなければ」とか条件を付けなければ、正直結構見つかってると思うんです。

というか意識しなくても、もうすでにやっていることなのかもしれないし。


そこにマーケティング的な視点をかけ合わせて自分を知ってもらい「他人の目から自分を観測してもらう」ということをしたときに、「やりたいことが開花してきた」という満足感が得られてくるのではないかな。

(もちろん、それ以前に「独りでもやってやる」という覚悟はとても大事ですが)


マーケティングって聞くと苦手意識とか拒絶反応が出ちゃう人もいるかもしれないんだけど、要はそれって「必要としている人に自分を知ってもらう」「自分のために素敵な看板を作ってあげる」みたいな自分への愛だし優しさだと思うんですよね。

そしてまだ見ぬ “自分(のコンテンツ)と出会いたい人” への愛でもある。


こういうのって自分だけが一方的に得をするという仕組みのものでは結局上手くいかなくて、

どれだけ他人にギブできるかって部分が長期的には大事になってくるので、結果人のためにもなったりするのですよね。


どうしても「好きなことを見つける」という表面的な部分にひっぱられやすいですが、

本質的には「自分というコンテンツをいかに愛してもらうのか」っていうことを追求した先で、「好きなことをして生きている自分」というものが副産物的に出来上がってくるのではないかなと思うのです。


元々好きで好きでしかたのないことがあるのなら、それはとても素晴らしいこと。

でもそうじゃないからって落ち込む必要はないのです。


「やりたいことを見つける」をしようとする前に(または同時進行で)自分を表現し応援されるステージを作っておくことで、「すき」「やってみたい」を形にするハードルは格段に下がりますし、

そのステージこそが、安心して自分の「すき」「やりたい」を追いかけ、夢のほうから「叶えてほしい」と追いかけられるような自分自身が開花していくための土壌となっていくのではないかなと、そんなことを思ったのでありました。



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