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意思疎通の潤滑油。

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#イギリス

「LとR」の発音を身に着けたときの話。

「LとR」の発音を身に着けたときの話。

LとR。多くの日本人が、10年近く英語を学びながら習得できない、2つの音。

「私はできます。」とマウントをとりたいのではない。日本語に無い音を、訓練無しに習得することが土台無理。入試英語で問われる音は、アクセントと、せいぜい母音の区別くらいのものであり、見れば分かる「LとRの違い」に時間を割く親切設計ではない。

2019年初の僕もそうだった。

Cambridge留学を間近に控え、学習ターゲッ

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留学の真の果実は「語学」ではない。

留学の真の果実は「語学」ではない。

12週間のイギリス生活を通じての結論が、「語学を学ぶために留学は必須ではない」というものだった点に特段の戸惑いは無い。地道な予習、実践、復習。それらを一体 "どこで" やるべきか、という問いに対し、「留学」の二文字は致命的な影響を及ぼさない。やはりというか、語学に魔法など無いのだ。この点に驚きはない。まぁ、そうだろうなと。

もちろん、近道になる可能性はとても高い。現に、留学前、ほとんど外国人と

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自分の「感覚」も大切にしたい、という話。

定量的な裏付けは重要だ。何の裏付けも無しに、「私はこう思う。」「こうに違いない。」「絶対にこうだ。」と決めつけては、健全なコミュニケーションは図れない。「定量的」とは、「数字の」という意味だ。大抵のエラーは、数字がそっと教えてくれる。バブル崩壊も、サブプライム危機も、数字は躊躇いがちに「実は…」耳打ちしてくれていた。0と1との間で、どのようにそれらを「咀嚼」するか。その判断の誤りだったに過ぎない。

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日本人は「Polite」である。

日本人は「Polite」である。

レッテルや偏見に縛られることは、恥ずべきことではない。誤解を恐れずに言えば、それらは時に物事を整理する有効な手段でさえあると思う。知らないことにレッテルや偏見を代用することで、事物を相対化したり、自分の中の世界のバランスを保ったりすることができる。勿論、一度用いたが最後、「それ」を解消すべく努力を重ねなくてはならない。南米に住む人は時間にルーズなのか、イタリア人はいつでも陽気なのか。アメリカ人はフ

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