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「ほめるのが上手い」って、ほめられるようになった



ほめるの、上手だね

そう言ってもらうことが多くなった。

だれかをほめることは珍しいことじゃない。
ほめられることは、嬉しい。

でも「ほめるのが上手」ってなんだろう。

私が普段、相手のどんなところを見て、それをことばにしているのか考えてみた。


「すごい」だけは封印する


相手をほめるとき、大体出てくることばは「すごいね」「すごいですね」。


宝くじで高額が当選したとき
苦手な野菜が食べられるようになったとき
英検に合格したとき
夏休みの課題を早く終わらせたとき


「すごいね」「おおおおお」

こんなことばを返されると、ほめられていることはわかるがそれ以上会話が広がらないし、「ほんとにすごいと思ってるの?」なんて嘘くさく聞こえてしまうのは私だけだろうか。


私が気を付けているのは、どうして「すごい」と思ったのか必ず理由を話すこと。

「苦手だったにんじん、食べられるようになったんだね。何回も頑張って食べることを挑戦し続けたことは誰でもできることじゃないよ。」


「英検、合格したんだね。毎日こつこつ勉強してたもんね。忙しいとき、やる気が出ないときがあっても工夫して時間を作ったり自分でノルマを決めて勉強を続けたからだね。」


「すごい」という単語は便利だ。それさえ言っておけばなんとなく場がまとまるし、言われていい気がしない人はいない。
だからこそ、一歩踏み込んで「すごいの理由」を考えて伝えることが大切だ。


相手は「自分のことをしっかり見てくれてる」と感じるだけでなく、ほめる練習をすることで自分の「分析力」「思考力」「言語化力」も鍛えられる。


「すごい」の理由が具体的であるほど相手はより親近感や信頼を持ってくれるうえ、自分にとっても頭を働かせるチャンスになる。


「いつもほめてくれるよね。あなたにほめられるとすごく嬉しい」

そんな風に言ってもらうことが増えた。
相手はいろいろな場面でほめられ慣れているはずなのに、「この人はちゃんとほめてくれている」と感じるのはやはり具体性があるからだろう。


「心の底からほめてくれてる感じがする。上辺だけのことばじゃなくて」


相手の良いところを見つけよう、もっと伝えよう、もっと喜んでもらおう、もっと笑顔が見たい


そんな気持ちのサイクルをたくさん作りたい。


幸せのサイクル、幸せの輪。


ほめ文化、そんな居心地の良い場所が世界にあった



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