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【USCPA】「浅く広く」はワナ、BEC対策

割引あり

どうも、ねこかぶ(@nekokabuchanx)です。

今回は、USCPAのBEC対策について、まとめました。


1.はじめに

a.本記事の内容

◆USCPA/BEC攻略法について、筆者自身の経験(1か月・120時間BEC合格)などをもとに体系的に解説しています。
◆学習フェーズ(第1~4クール)に応じた学習戦略や意識すべきポイントなどロードマップを示しています。
◆導入部分を含めて全5,700字超です。
◆本記事はあくまで筆者の考えであり、合格できることを保証するものではない点にはご留意ください。
◆WC(Written Communication)は本記事には含まれておらず、別記事で解説しています。

b.筆者情報

<筆者情報/本記事の信頼性>
◆7か月・750時間でUSCPAに一発合格。
◆独自に編み出した学習戦略やオリジナルまとめノートは他の受験生からも好評で、オリジナル教材はUSCPA受験生の10人に1人が愛用(筆者独自調査)。
◆再現性のある戦略やノウハウ、学習管理手法を体系化し、日本初となるUSCPA受験メンターとしてUSCPAメンタープログラムを開講中。

2.BECの概要

a.BECの全体像

BECの出題範囲は、次の5つに大別されます。

<BECの出題範囲>
◆管理会計(25%)
◆ファイナンス(15%)
◆経済学(20%)
◆IT(20%)
◆ガバナンス(25%)

※()は出題比率

さらに、出題形式としては、記述問題であるWC(Written Communication)が全体の15%を占めます。

b.BECの難易度(合格率)

AICPAによると、2023年1-3月(Q1)の科目別合格率(全世界)では、REG58.63%についで、BECは56.98%と比較的高い合格率であり、FARと比べると約15pt、AUDと比べると約10ptも高いです。

出典:AICPA

これは恐らく、FARやAUDと違って、実務経験がなくても理解しやすいことに加えて、大学の学位や会計や経済・ビジネス系の単位取得が受験資格であり、BECの背景知識をすでに持っている受験生が多いことが要因だと推測できます。

c.「浅く広く」のワナ

このように出題範囲が広くまんべんなく出題されることや、大学時代の基礎知識を使える(実務経験がなくても取り組みやすい)ことから、

「BECは浅く広く対策しましょう」

というアドバイスが散見されます。

しかし、BECの合格率が高いことや、この「浅く広く」というアドバイスを
信じてしまったがために、予想外にBECに苦戦する受験生が多い
のも事実です。

原則として、USCPA受験は科目によらず、深く理解することが基本動作であり、深い理解があるからこそ論点整理ができ、実力がつくわけです。

ここからは、意外とハマってしまうBECのワナをどう回避すればよいかということを念頭に、BEC対策について詳細に説明していきます。

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