【USCPA】「浅く広く」はワナ、BEC対策
割引あり
どうも、ねこかぶ(@nekokabuchanx)です。
今回は、USCPAのBEC対策について、まとめました。
1.はじめに
a.本記事の内容
b.筆者情報
2.BECの概要
a.BECの全体像
BECの出題範囲は、次の5つに大別されます。
さらに、出題形式としては、記述問題であるWC(Written Communication)が全体の15%を占めます。
b.BECの難易度(合格率)
AICPAによると、2023年1-3月(Q1)の科目別合格率(全世界)では、REG58.63%についで、BECは56.98%と比較的高い合格率であり、FARと比べると約15pt、AUDと比べると約10ptも高いです。
これは恐らく、FARやAUDと違って、実務経験がなくても理解しやすいことに加えて、大学の学位や会計や経済・ビジネス系の単位取得が受験資格であり、BECの背景知識をすでに持っている受験生が多いことが要因だと推測できます。
c.「浅く広く」のワナ
このように出題範囲が広くまんべんなく出題されることや、大学時代の基礎知識を使える(実務経験がなくても取り組みやすい)ことから、
というアドバイスが散見されます。
しかし、BECの合格率が高いことや、この「浅く広く」というアドバイスを
信じてしまったがために、予想外にBECに苦戦する受験生が多いのも事実です。
原則として、USCPA受験は科目によらず、深く理解することが基本動作であり、深い理解があるからこそ論点整理ができ、実力がつくわけです。
ここからは、意外とハマってしまうBECのワナをどう回避すればよいかということを念頭に、BEC対策について詳細に説明していきます。
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