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『老いの落とし穴』の感想

『老いの落とし穴』/遥 洋子
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「老いて死ぬとはどういうことだろうか?」
 
自身も老いていく身内を多く看取ってきた著者が、キレイゴトではない
厳しい老年期のリアルについて語った本。
 
 
『結婚して、子どもをたくさん産み育てたら幸せなはず』という、
世間的な価値観が、実は女性を(妻を)ハメ殺しにする詐欺的なもの
にしかすぎなかったよ、とか、なかなか考えさせられる話がたくさん
ありました。(ーωー;(人にもよるけど)
 
 
『転んだだけで、一生後遺症の残るリスクを負いうる』とか、
 
『温泉入っただけで溺れ死にしうる』とか、
 
レベル80以降、人生第85~90層あたりは、別次元に大変なんですね。
 
「もっと序盤に、あっちのルートをたどっていれば…」
「もっと序盤に、こういったアイテムを用意できていれば」
「なぜ中盤に、健康を顧みず、不摂生な生き方を改めなかったのだ?」
「ぶっちゃけ、タブーかもしれないけれど、子どもを産まなければよかった   
 よ。rz」
 
などなど、後悔し『た』高齢者の声には、深い含蓄があります。
 
『本能のいうままに生きていれば、自動的に人は幸せに生きられる』
わけでもないんですね。(ーωー;;
 
 
 
『悔いのない生き方とは、よほど戦略的に考え抜いて生きない限り、達成
不能なものなのだ』

 
ということが分かりました。
 
 
……どう生きたものでしょう?(ーωー (何度もいってるけど)


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