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クリスマスの思い出と日常

寒暖差で咳が止まらない次男。
友人達と公園ピクニックの予定をキャンセルし、
自宅でゆっくりする日に変更。

咳で吐き戻されたシーツを洗いながら
加湿し、部屋を暖め、
座って出来る工作やタブレットを提案してみるが
案の定戦いごっこ中。
 
” 外気に晒されたままより良いか ” と
口うるさくしないようにしながら見守る。( 9:18 )
 

冬の風物詩

急に寒くなってきて
やかんで番茶を沸かすのが冬の合図。
寒くなると暖かい時期が
恋しくなる現象に名前が欲しい。
( 先日まで暑い秋?過ぎて
寒くなるのを心待ちにしてた癖に。笑 )
 
裏起毛のスウェットパンツに
分厚い靴下。
セーターの中にセーター
1.5倍くらいに膨らんだ身体で
鏡に映る自分にびっくりするけど、
寒さに負けないためには
つべこべ言っていられない。
 
長男の誕生日が過ぎると
少しずつクリスマスモードに
移っていく。

子供達はまだ幸いにも
サンタさんを信じて待ってくれている。
今年もクッキーをママと一緒に作ってくれるそう。

私は6歳の時に現実を知った。
冬の寒い時期、
母方の実家に子供達を連れて
やっとの想いで父から逃げてきた
疲れ切った母の顔を今でも覚えている。
古い瓦のおばあちゃんの家、
2階の一室を貸してもらい
川の字で寝ていた。
大好きなキティーちゃんの赤い毛布に包まれて。

夜中物音で目が開く
周りを確認しても、母が居ない。
弟達はくっつきながらよく寝ている。
数分もしない間に
ちょうど2階に上がってきた母、
巨大な長靴に入ったお菓子を
子供達の枕元に置いているところを
目撃してしまう。
( 6歳の私には巨大な長靴に見えたのよね。笑 )
” え?サンタさんは、、お母さん? ”
見てはいけないものを見てしまった罪悪感と
疑問、不安、悲しさ
言い表せない感情で
心臓が張り裂けそうなほど、
脈打ったのを覚えている。
” 心臓の音が母に聞こえてしまわないだろうか ”
と、心配しながら迷わず寝たふりをしたが、
その時の私はどんな感情だったのだろう。

悲しさの方が残っていたけど、
何だか笑顔が増えた母と
唯一私を甘やかしてくれる
大好きなおばあちゃんと
一緒に居れるだけで不思議と
嬉しかった気がする。
この生活が1年くらい続いた。


私の冬の思い出は
正直良いものでは無いけど、
以外としっかり覚えているし
6歳の遠い記憶でも、
気を楽にした瞬間に
ふと奥からノコノコやってきて、
一瞬で頭の中を苦い味にすることがある。
そしてやっかいなのは、中々
自分の奥底から消すことが出来ない事。

夫と付き合って初めてのクリスマスに購入したコースター。

親になった今、
私の言動や態度を
” 自分の子供達は、
大人になっても覚えている ” と、
自分幼い時の記憶を思い出すたびに
戒めになっている。

こうして私のクリスマスは
呆気なく終わったのだけど、
子供達はどうやって知ることになるんだろうか。
やっぱりお友達から聞くのかな?
私みたいに夜中に目が覚めてしまうだろうか?
 
現実がやってくるまでは、
切手を貼って手紙を出し
一緒にサンタさんのためにクッキーを焼いて
プレゼントを運べるようにと
窓を少し開けて眠るクリスマスを続けてあげたい。

 

今夜は一人で寝ても良いラッキーDAY。( 夫婦どちらかが子供と寝る制 )

今日も雑談にお付き合い頂き、
ありがとうございます。
子育てをする中で、
何もかもが初めての場合
” どういうことをしてもらっていたのか? ” と
参考にするのは誰もが自分の幼少期で。
とてもお手本に出来ない幼少期に
邪魔をされがちだけど、
反面教師にしながら
セルフケアしていくことで
あの頃のわたしが報われたらな … なんて^^


長くなりましたが、
明日は ” 1日で作る味噌作りの結果はいかに。” を
お送りする予定です。
( 振り幅が凄い。私らしいけど、笑  )

( ☑︎予告写真:友情出演、長男・次男 )


通りかかって下さった皆様も
温かくしておやすみくださいね?
またお会いできたら嬉しいです。     miwa.


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