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「あとがき」

昨日こちらの記事を投稿しました。

沢山の方に読んでいただくことができてとても嬉しかったです。
スキやコメントを下さった皆さま
本当にありがとうございました!

今日は昨日の記事の「あとがき」として
今回この挿絵を描くにあたり、考えたことや思ったこと
感じたことなどについての
お話ができればと思っています。


*****

きっかけは「すまスパ」

先日こちらを聴いていたらなんとなんと
突然名前を呼ばれてビックリしたねじりです!

この時ゲストで来られていたのは
冬ピリカグランプリで「特賞シロクマ賞」を受賞された
「あめしき@02文庫」さんでした。

「雨の日のあとには」
ピリカさんは、あめしきさんの作品の中でも
特にこの作品が好きだと仰っていました。
そして作者であるあめしきさんが聴いている中
ラジオでその作品を朗読されたんです。

ピリカさんが仰る通り、とても素敵なお話でした。
その朗読を聴くまでは正直
まだこのお話を読んだことはありませんでした。
けれど耳が伝えるその物語に、ねじりはとても感動しました。
その後三人の会話は、この作品の挿絵の話へ…

どうやらこの作品は「誰かこの絵本に絵をつけてくれたらいいな」
ということで書かれた作品だったそうです。
ですので、この時はまだこの作品には「挿絵がない」状態でした。
そして番組内で
「もし思いついた方がいればぜひ誰か絵を描いていただければと思います」と、挿絵の募集をされておりました。

するとその直後、ピリカさんがまさかの「ねじりさんとか」発言!
続いてMarmaladeさんも一緒に名前を呼んで下さって…!
「例えば」の一人として光栄にも
ねじりの名前を出していただけたのです!
聴いていたねじりもこれにはさすがに驚きました~( ゚Д゚)
もちろん期待されていたわけではなく
たまたまということはちゃんと理解はしておりましたが
「名前を呼んでいただけた!」いう嬉しさもあり
そこからすぐに挿絵の話題に興味を持ち始めました。

もともと気になっていた

挿絵にはもともと少し興味があり
他のnoterさんの素晴らしい物作品などを読んだりすると
描いてみたいなぁ〜と思うことはよくありました。
しかし自分以外の方の作品に手を出すというのは
本当にとっても勇気がいることでして…

挿絵という立派なものまではいかないものの
以前他のnoterさんとコラボさせていただき
色々描かせていただいたことはありました。
その時関わって下さった皆さま
その節は本当にありがとうございました!

しかし最近ではその勇気もすっかりなくなっていました。
「世界観を壊したらどうしよう」
「自分の作品だったら誰にも迷惑をかけなくて済むし」などと
こんな感じでついつい臆病コアラ🐨になっていました。
またどうしても時間の制約もあり
描きたい自分のイラストを日々描くので精一杯でした…

ワクワクが止まらなくて

しかしここにきて、この挿絵の話題。
募集中って言ってたなぁ…ワクワク。
でも絵本の内容をちゃんと理解した上で
作者の思いを汲み取ってそれを表現し描けるだろうか…
挑戦するのやっぱりちょっと怖いな…
そんなことばかりをグルグルと考えておりました。

しかしねじりは時に「えいやっ!」となることがあります。
まさに今回もそんな感じで、描いてみたい!という衝動が抑えられず
突然描き始めることに。
しかしながら挿絵を描くのは、正直すごく大変でした…

あまりにも描けず心が折れそうに

まずは絵本の内容の理解です。
ただただ読むだけではダメ。ダメダメ。
理解がないとしっかりとした構図が浮かびません。
ただしご本人に一つ一つを細かく質問するのは
さすがになかなか難しい…
なので、あくまで自分の中での丁寧な解釈が必要となります。
そこがとにかく一番難しかったです。

まずは基本的として何度何度も読み返しました。
自分の思い込みで読んでいる場合もあるので
そこは丁寧に言葉の意味をほどいていく感じで行っていきました。
また絵のイメージがクリアにならない時は
「すまスパ」でのピリカさんの朗読もよく聴きました。

さらには画力の問題もねじりの前に大きく立ちはだかりました。
頭の中ではイメージするものがあるのに
全くもって描けないのです…
これは明らかに画力の問題でした。
とにかく技術が足りない。
そのせいでイライラしたり悔しかったりと
気持ちもしっちゃかめっちゃか!
いやいや、こんな気持ちで描いていてはダメだ…
と冷静になるべく、よく深呼吸をしていました。
しかしこのもがき苦しむ体験が、今となっては
本当にいい経験となりました。

気持ちの変化

こんなことを繰り返しながら描いてると
いつしか描く手が止まらなくなることも多くなってきました。
流石にこの時ばかりはその姿を見ていた夫にも心配されました。
しかし、とにかくやり遂げたいという気持ちが
ねじりを前へ前へと進ませてくれました。
流れのある絵を一度にこんなに沢山描いたことがなかったので
初めて知る気持ちもいっぱいありました。
それらは挿絵を描くというこの挑戦のお陰で
出会うことができたものたちでした。

やっぱりすごいんだなぁ…

作者の思いや考えを理解して描くことのできる人は
本当にすごいと思います。
全ての能力が備わっている…というのでしょうか。
でもそこで気付きました。それは自分には無理だなって。

けれどそこで諦めている場合ではない、ねじり。
全てを完璧に理解することはできなくても
とにかく何度も何度も読んで、沢山想像して
その考えたものを丁寧に形にしていこうと決めました。
自分のやれることは正解の挿絵を描くことじゃなくて
その作品を大切に思いながら
読んだその時の感情や受けた感覚をそのまま嘘偽りなく
絵にすることだと思ったのです。

振り返ってみて

今回このような素晴らしい経験をさせていただいたことで
様々なことを知ることができました。
それは「自分自身について」も、です。
今後またこのような機会に恵まれるかはわかりませんが
今回学んだことを忘れずに
これからも創作活動を続けてまいりたいと思います。

最後に


ピリカさんMarmaladeさん
今回挿絵を描くという挑戦のすべての始まりは
あの時、すまスパを聴いたことがきっかけでした。
このきっかけがなければ何も始まりませんでした。
本当にありがとうございました。


あめしきさん

素晴らしい大切な作品に挿絵を添えさせていただき
本当にありがとうございました。
コメント欄でやりとりした際には、あまりプレッシャーに
ならないようにとねじりをとても優しく気遣って下さったあめしきさん。

ねじりさんの感じたままに表現いただければと思います。

あめしきさんのこの言葉で、不安になっていたねじりの心は
ゆっくりと解れていきました。
他にもさり気ない言葉の中に「応援しているよ!」という気持ちが
すごく伝わってきてとても勇気をもらいました。
そして最後には、本当に自由に描くことができました。
これからもあめしきさんの活動をねじりは応援しております♬
本当にありがとうございました!



また、絵本とあとがきを読んで下さった皆さま
最後までお付き合いいただきありがとございました🐨!




ではまた。


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