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ねじり、結界に守られる。

ねじりはこの度、初めて「結界」に守られました。

それとも今まで知らなかっただけで
ずっと守られていたのでしょうか?

…え?なんのこっちゃって?

はい!もちろん説明させて下さい!

あ、でも結界について
正しい知識があるとか詳しいわけでは全くないので
温かい目で読んでいただけたら嬉しいです。

そう、あれは先日のお散歩でのこと…


***


その日は夫と一緒にいつものコースをお散歩しておりました。

行先は、よく行くお気に入りの大きな公園。

その日雪は降っていませんでしたが
公園はもちろんのこと雪が積もり白一色の世界です。
(詳しくは言えませんが、現在雪が多い地域に住んでおります。)

少しすると、ちょっと風が強くなってきました。
でもお喋りが盛り上がっていたので
その誰もいない公園で景色を見ながら
もう少し立ち話をすることに。

すると夫が突然、ねじりの周りを
ぐるぐると歩き始めました。

夫の歩いた所は雪が踏まれて、まぁるい円ができています。
そしてその円の中に、ねじりはいます。

はじめは特に気にすることもなく、そのまま話し続けておりました。
時々ですが、夫は急にそういうことをすることがあるので
この時もあまり気にしていませんでした。

しかし、話しながらとはいえ
あまりにも夫がぐるぐる行為を続けるので
さすがに「どうしたの?」と聞いてみました。
すると…

「結界つくってる。」


…ん?

ねじりは考えることを放棄し、すかさず聞きました。

「結界?結界って…何の?」

ねじりは結界というワードを
夫の口から初めて聞いたので
まずは結界の説明を聞きたかったのですが
とりあえず結界ということは
何かの区域を分けているのだと思ったので
どんな結界なのかを質問してみました。
すると…

「寒さの結界。」


お?
サムサノケッカイ?

夫によるとどうやらこの結界は
「ねじりを寒さから守るための結界」
だったらしいのです。

ぐるぐる回って雪を踏み踏みし、まぁるく円を描いておりました。
そう、これが夫にとっての「結界」です。
そしてその円の中にいる者は結界によって
この寒さから身を守ることができるというもの!
まさか夫がここまで優しい人間だったとは…
そんな夫の行動が、ねじりにはとてもとてもツボでした。

もちろんねじりはその言葉で寒さが吹き飛びました。
あ、いやいや、「寒さの結界」のお陰ですね。
訂正します。
結界です!

結界のお陰です!


なんだかここだけ見たら何の話?って感じですが
本当に嬉しかったんです。本当に。

結界かぁ…
結界ってあったかいんですねぇ。
なんともそれはそれは、温かい結界でした。

そもそも温かい結界ってあるのかな?

とりあえずここにはとっても温かい結界が生まれました。

皆さんも寒い時はぜひやってみて下さいね。

効きますよ~ふふふ♬


***


以前より、夫とのことを綴ったエッセイを書いていたので
今回それらをマガジンにまとめてみました~。

もしお時間ありましたら、読んでいただけると嬉しいです🐨


ではまた。


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