ねじあさい

ただの「ねじや」です。

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ただの「ねじや」です。

    最近の記事

    ねじ工房「ブレーキ」

    「ねじ工房」の活動始めたのが2007年の5月。とりあえずまずはサイト作ってネット販売をって考えて、比較的お願いしやすかった革関係の知人に頼みまずは数点用意して販売サイトの体になるようにしました。その年の11月に初めて参加したのがデザフェスで、こういった類のイベント自体初参加でしたので右も左もわからない中、まあまあの感触も得られたので、これは少し本腰をってんで金属系のアクセサリー類のラインアップを増やして行ったのが翌年の2008年。一応本業の方のネット販売ではこの頃は完全に感触

      • アピールの方法

        「日本のものづくり」と聞くと「良いものをつくってる」と考える人は多いと思います。その「良いもの」とは「精度の良いもの」と考える方も少なくないでしょう。 「当社はミクロン単位の精度で製品をつくる技術がある」 そういった製品を使わざるを得ない箇所へは会社の立派なアピールポイントになるかとは思います。しかしながら、元々そういう精度が必要ない箇所向けの業種の場合はあまり意味は無いポイントです。 当社はどこにでもあるような一般的な「ねじ」の量産メーカーですが、JIS規格品のねじの場

        • ねじ工房の商品デザイン

          現在「ねじ工房」では数点商品をラインナップしていますが、そのほとんどのもののデザインは、1点だけリピーターさんに「こういったものが欲しい」という提案を受けて考えたものも含めまして、全て自身で考えたものになります。(デザイナーさんにお願いする事を考えた時期もありましたが出来る事は自分でしないと気が済まない性格もあり。。) その「デザイン」を考えるうえで大事にしている、というか外せないところ、実は「仕入れる価格」です。 現在ラインアップしている商品、これは全て「売値」を統一し

          • ねじまつり(仮)

            ※2008年に「ねじの日」に合わせて「ねじまつり(仮)」を開催した際に投稿した開催趣旨の転載再掲です。 「ねじまつり(仮)趣旨」 元々草加市には数多くの木ねじメーカーがありました。農家の方々が、1台の手持の機械で農耕期が過ぎるとねじを作る、という程度の「メーカー」も含めますと、国内の半数近くの木ねじメーカーが草加に存在していたようです。しかしながら、木ねじの需要の減少や海外からの安い製品の流入により、今では市内での木ねじメーカーは皆無となり、他のねじのメーカーにしましても数

            ねじ工房の商品コンセプト

            ねじ工房を展開し始めた当初は比較的簡単に加工等もできる革製品のラインアップも複数揃えてはいました。ですが何度かデザフェス等のイベントに出展していく中で、革製に比べ金属製の商品が少なかった事もあってか、今の「ステンレス製」の商材にほぼ行きつきいています。そんな中での現状ほぼ固まっているコンセプトが、本来「ねじ」を使うとこではない箇所にあえて「ねじを締めこむ」です。 「ねじ」は、2つのものを締結するために使うのがほとんどです。(※この場合の「ねじ」は頭があって軸がある一般的な雄ね

            ねじ工房「リング」

            ねじ工房を展開するきっかけとなったステンレス製リング。これは基本自社製作の真ちゅう製のプラスねじとマイナスのねじを実際に締めこんで制作しています。 使用しているねじは元々は長さが4mm程度ありますが、リングと言う性質上、内側に出っ張り等があるのはNGですので、雌ねじの加工がしてある1mm程度の板にねじをまず締め込み、出っ張った部分を切ったあと平らに削ってからゆるめて抜き、それをリング本体に締めこむ、と言った感じで。 この制作方法をとる事によって、酸化して色が変わってしまっ

            ねじ工房「こだわり」

            以前デザフェスであった事です。 金属加工に携わっているというお年を召した方に「この指輪、表面に引っかかりがあるから服とかにひかっけちゃうかもしれないんで、もうひとなめ旋盤で挽いてくれないか」と言われました。「うちはねじのみ製作なので専門外なんです、すみません」と言うと「だって指輪の表面がギザギザじゃあダメでしょう。普通ピカピカにしなきゃ」と、若干突っかかり気味にきましたので「うちの商品は削って作ったという事を前面に出す意味でも変にきれいに仕上げず、ひきめが残ったままでも良いい

            デザフェスへの思い

            ※以前、禁止されている二次創作品をデザフェスに出品し問題になった人が出た時に連続ツイートし、それをブログに記載したものをこちらにも転記します。 今回の件はデザフェスにおける2次創作品出展の情報があって知りました。これが他のイベントでどなたかが「やらかした」んなら別に自分的にはどうってことない事だったかも。個人じゃなく会社でもいろんなとこあるんで気にしてられない。でもデザフェスだとちょっと気持ち的に取り方が違ってくるもんで。 一応長いこと出てるんで趣旨は理解してるつもりでの私

            ねじ工房ヒストリーver2

            確か2005年だったか、今もお付き合いをしている女性に「指輪を送りたい」と言いまして。(ちなみに、自分も彼女も共にシングル) したらば彼女がSkypeの画面の先で若干考え込んだあと「売ってるのじゃなく浅井製作所で作った『ねじ』を使った指輪が欲しい」と返してきました。 ※若干の補足説明。当社「有限会社浅井製作所」は、ねじ製造業、いわゆる「ねじや」です。専用の機械での製造のため「ねじしか作れません」。 最初彼女的には、うちの「ねじ」だけもらい、自分で作ってみて、と思っていたよ