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ねじ工房ヒストリーver2

確か2005年だったか、今もお付き合いをしている女性に「指輪を送りたい」と言いまして。(ちなみに、自分も彼女も共にシングル)
したらば彼女がSkypeの画面の先で若干考え込んだあと「売ってるのじゃなく浅井製作所で作った『ねじ』を使った指輪が欲しい」と返してきました。

※若干の補足説明。当社「有限会社浅井製作所」は、ねじ製造業、いわゆる「ねじや」です。専用の機械での製造のため「ねじしか作れません」。

最初彼女的には、うちの「ねじ」だけもらい、自分で作ってみて、と思っていたようです。が、色々話しているなかで中々難しそうだという事となり、自分も作る手立てはないんで、仲間の金属加工やさんにお願いすればもしかしたら何とかなるかもと、色々と提案しながら2人で形とか材質とかの案を出し、最終的にステンレス素材で現状うちに在庫になっていた、頭部がプラスとマイナスの2種類ある真ちゅう製のねじをアクセントにしようとなりまして正式に自分のサイズのものと彼女のものとの2サイズの製作を加工やさんにお願いする事となりました。

それから数週間後に指輪本体が仕上がり、ねじを締めこんで完成形となったものを彼女に見てもらったんですが、その時にお互いの感想が「けっこうこれ良いんじゃない?」でした。

実はお願いした指輪は各サイズ1個ずつというわけにはいかず、数個ロットで作ってもらってましたので「残りは売ったらどうかなと」彼女に話ましたら、本来は唯一無二のものを身に着けたいと思っていたかもなのに、まったく問題ないし気にしないよと懐の大きいところを見せてくれましたので、じゃあ売ろう!となったのが、「ねじ工房」の誕生です。

その後、知人に紹介してもらったのが「デザインフェスタ」。とりあえずものは試しにと、指輪をもう何サイズと、他にも数点商品(らしきもの)を用意し、わけもわからない状態で初出展したのがデザフェスVol26。
それから出続けているのですが、毎回毎回「あ、ねじだ!」と喜んでいただく方も多く大変楽しいイベントです。
で、うちのひつつの自慢ですが、ねじ工房をはじめた当初から「ほぼ同じ商品で出続けている」という事ですm(_ _)m



#私の作品紹介
#デザフェス

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