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「あした死ぬかもよ?」を超真剣にやったら新しい人生が見えてきた

本当にやりたいことをやりたい。
人生をもっと充実させたい。幸せになりたい!

そんなことを心の中では思っているけど、今日も明日も目の前の仕事ばかり。
そんな日々を送っていることにいよいよ嫌気が差してきていたけど、何をやったらいいのかわからない。

そこで私は、いつも自分のやりたいことにまっすぐで、常に即行動している尊敬する友人にどうしたらいいか相談してみました。
そこで勧められたのがこの本、ひすいこたろうさんの「あした死ぬかもよ?」
この手の本は、読むとやる気がみなぎってくるのは予想できているのですが、気づいたことに対して現実を変えていく勇気がなくて(結局ここが原因)、何となく敬遠してしまっていました。

でも今回は!勇気を出してやってみる!幸せになりたいから!
と本を購入。逃げずに自分を見つめ直すことを決意し、開始しました。

「あした死ぬかもよ?」

人生最後の日に笑って死ねる27の質問が書かれた本作。
用意したのは、本、ノート、ボールペン。
なるべくポジティブな時間にしたいので、お日様が出ている時間にやることを意識しました。
一つ一つの質問に対する回答をノートに書き出し、自分と真剣に向き合ってみる。恥ずかしがらずに本音を書いてみる。
疲れたら少し日をあけたりして、結局数週間くらいかけてやりました。
やっていく中での印象に残った内容と、自分の成長記録です。

どんな制限を自分にかけているだろうか?(しつもん2 p21)

最初は自分の死ぬ前に後悔しそうなことをひたすら書き出してみて、それに対して、なぜそれができないのか?どんな制限を自分にかけている?を考えてみます。

私の制限は、主に「お金がない/時間がない/人にどう思われるか不安、嫌われたくない」の3つに集約されました。
お金は、本当にやりたいのなら一生懸命貯蓄すれば実現できる。
時間がないのは、仕事が忙しすぎるから。(→本当に仕事の時間の方が大事?)
人にどう思われるか不安なのは自分の中の問題なので、捉え方によっては改善できる余地あり。
なるほど、自分はそんなことに縛られてるのね〜と客観視しつつ、ここではそれを深く考えすぎず、先の質問に進むことにします。

あなたにとって理想の人生とはなんでしょう?(しつもん8 p78)

ここでは、自分の理想の人生について考える「ミラクル・クエスチョン」が用意されています。皆さんがやられる時のために具体的な質問は記載しませんが、概要としてはこんな感じ。

〜前提〜
「ある晩、あなたに奇跡が舞い降りて、あなたの願望すべてが叶えられたとします。あなたは自分の身に奇跡が舞い降りたことに気づかずに目を覚まし、いつものように1日が始まります」
(単行本 あした死ぬかもよ? p80)

これを前提に、目覚めた時から奇跡の日が具体的にどのような環境なのか、どんな出来事が起こるのかを想像していく。その中で、今の自分に無理なく実現出来そうなことはどれか考えていきます。

私は以下のような内容を想像しました。
・部屋がすごくきれい。窓の外は広い空、自然がいっぱい。
・朝早く(5時くらい)から活動している。
・3食のご飯が美味しい。充実している。
・家族も仕事も明るく暖かい雰囲気。みんな肯定的でニコニコしている。
・時間に縛られていない、追われるものがない。意欲的に働いている自分がいる。
・人に何かを伝える仕事をしている。
・1日の終わりに「今日もいい1日だった」と思える。
・明日が楽しみ。

この中から、今すぐにできることは
・朝早く起きる生活に変える。
・部屋をきれいにする、きれいを維持する。
・3食をなるべく自炊にする。(この頃はコンビニや外食も多めだった)
この3つを選定しました。旦那さんの協力も得ながら少しずつ実施。

たまたま5時に起きられた日があったので、これは良いタイミング!と思い、その日から早寝(10〜11時くらい)早起き(6時〜7時くらい)に切り替え。
元々朝が苦手で9〜10時頃まで寝てしまっていたので、自分的には結構大きな切り替えでしたが、今回は並々ならぬ決意だそ!私は本気だ!気合だ!と心の中にアニマル浜口を住まわせ実施。掃除やご飯もこれまで曖昧になっていた役割分担を見直し、やれる範囲で変えてみる。
1〜2ヶ月経ちましたが、今のところ継続できています。気持ちいいぞ!

死亡記事が出るとしたらどんなことを書かれたい?(しつもん11 p100)

個人的にこの質問が一番響きました。
だって死亡記事って、有名人や著名人しか出ないものなので、まさか自分の記事が出るなんて考えたことがなかった。出るってことは、それなりに活躍した経歴があるということ。じゃあ私は何で活躍したって書かれたいんだろう?
そう考えたら自然とワクワクしてきて、こんなことを書いていました。

・困った時や辛いときに、いつも誰にでも寄り添ってくれた人として知らない人はいない。
・毎週のラジオはいつも大人気!リスナーからの相談メールは後を絶たない。
・複数の雑誌でのコーナー連載も常に人気。多くの人の心を惹きつけてやまない。
・私に相談することで「自分らしくいられるようになった」「相談した上で、自分のことを自分で決められた」と、強制的ではないが、どこか温かい味方でいてくれるアドバイスが人気だった。

改めて書き出してみると恥ずかしいですが(笑)
今の仕事とか、肩書きとかそういったものには全く拘らず、本当単純に「自分が死んだ時、どんなことが書いてあったら嬉しいかな〜?」と考えて書いてみました。
私が書き出した内容をまとめると、
自分から何かを発信し(話したり、書いたりして)、人を勇気付けたい。
という思いが自分の中にあることがわかりました。
これが自分の中ですごく大きな発見でした!そうだったんだ自分!

なにもかも大丈夫だとしたら、ほんとうはどうしたい?(しつもん25 p202)

これは本当に心にグッと刺さる質問。
この質問で、結局私は誰かに「大丈夫だ」と言われたかったのだと分かりました。

今の生き方に納得していないから、どうにか変えたいと思う自分がいる。
でも自分のやりたいことが見えた時に、あるいは、目の前のことが自分のやりたいことではないと気づいた時に、今の安定を捨てて、道のわからない旅に出ることは非常に勇気のいること。
例え目指す北極星があるとしても、それを目指して走り続けることは至難の業だし、うまくいく自信もない。

私はとにかく怖がりで安定を求める性格なのですが、一方で自分の中にある本音に気付いてしまうとそれを見過ごすことが出来ません。
新しいことに飛び込むことへの恐怖と現実への不満感(でも安定はしている)の狭間で苦しむことが想像できていました。
だから私は、幸せになりたいと思う一方で、自分の本音を知りたくない、と心のどこかで思っていました。

今回この本を真剣にやろうと思ったのは、もう現実と理想のズレに限界が来ていたこと、怖いけどもう行くしかない!と思うほどに、現実への不満が大きくなっていたのだと思います。

「大丈夫だ」という言葉の安心感の元で、溢れてくる本音を聞いてみると
私は私のままで生きたい」と自然と言葉に出来ました。
私は、私の得意を活かして、人の役に立ちたい
そうノートに書けた時、ずっと力んでいた肩から、すっと力が抜けるのを感じました。

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最後に 〜これから進む道〜

この本を1冊本気でやってみて、怖い部分もありましたが自分と真剣に向き合うことが出来ました。
大切なのは、いきなり自分の本音を見つけて、そこに飛びついて幸せになれる!ということではなくて、自分が求める小さな幸せ、こんな自分が好きだなぁと思える行動を、一つ一つ実現していくこと。小さければ小さいほど実現しやすく、自信に繋がりました。
早起きしたり、部屋に植物を招き入れたり、お散歩する時間を作ったり。
1回1回自分の気持ちを大切にして、物事の進め方を決めてみる。
そういう小さいことを積み重ねて自分の心がどんどん元気になっていくことで、大きな本音に出会えるし、出会った本音に対して行動できる。
それに気付けたのが一番の学びでした。

その結果、私は、私の中から出てきた本音

「私は私のままで、人の役に立ちたい」
「自分から何かを発信し(話したり、書いたりして)、人を勇気付けたい」

これからこの本音を大切に、自分の人生を進めていきたいと思います。
今の仕事は全くこれに当てはまらない内容なので、退職することを検討しています。また、住居も都会ではなくもう少し自然が多いところへ引っ越すことにしました。

「人を勇気付けたい」という目標に向かって今すぐできることはないだろうかと考えた時に、こうやって自分が人生に悩み、もがいている姿も誰かにとっては勇気を与えられることがあるのではないかと考え、noteに書き出してみることを始めました。
また、私にいつもヒントと勇気を与えてくれるのは”本”。
そこで、自分のエッセイと共に、力になってくれた本を紹介することにしました。

これから先どうなるかはわからないけど、自分の本音に出会えたこのタイミングを大切に、勇気を出して一歩踏み出したいと思います。

少しでも誰かの背中をさすったり、応援したりできるよう、頑張ってみるぞーっ!


長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


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自分の目標に向かって頑張っていく中で心が折れそうな時、勇気をくれた本はこちら。

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