派遣会社で派遣スタッフさんと働いた4ヶ月間があるということ。

久しぶりの更新になってしまった。ツイッターは毎日つぶやけるのに。書きたいことは毎日のようにある。その中でも今日感じたことは、必ず書き留めておきたかった。

わたしは8月から今の派遣会社に転職をし、契約社員として働いている。
40人程のフロアがそれぞれ10数人ずつのチームに分かれ、更に細分化された4人のチームの一員だ。
その4人のうちのひとりが私より1周り年上の派遣スタッフAさんだった。

■派遣スタッフさんと働いた経験。
1・業務内容では自社社員か派遣スタッフかわからない
2・派遣スタッフという働き方を選んだ背景
■将来の雇用は保証されない
3・お別れは突然、予定より2年半はやくやってくる
4・スキルの習得を職場では期待できない

かなり易し目の書物を読んでから入社したとはいえ、転職前の会社で派遣スタッフが居らず、派遣という働き方がピンとこないままだった。
本当に、会話の流れでAさん本人の口から「私は派遣で来ているんです」と聞くまではみんなと同じ業務をしていて、自社の社員だと信じて疑わなかった。
同一労働同一賃金、はこの業界に居ると今とてもHOTワードだけど、同一労働の意味がよく分かった。

またある日には、Aさんは以前デザインの仕事をしていたこと、かなり小さいオーナーワンマン会社でサービス残業が横行し、デザインどころかただの営業をさせられていた過去を話してくれた。親御さんの体調が悪くて1週間仕事を休まなければいけない状態になったこともある、と。
直接そうだと因果関係を語ったわけではなかったけど、派遣という働き方を選択した理由がなんとなく見て取れた。選択せざるを得なかった、という言い方のほうが正しいのかもしれないが。

10月のある日、Aさんは派遣元会社の営業と面談があり、「このチームは年内で解散らしい、、」とこっそり教えてくれた。その後、私たちにも正式に発表があり、年内でこの業務はうちの会社から無くなること&それに伴いAさんの派遣契約が途中終了になることが発表された。
3年長期の契約でスタートしたらしいが、実際はたったの8ヶ月。予定より2年以上も早くAさんの仕事も収入も取り上げられた。派遣で働くことの不安定さを目の当たりにして怖くなった。

契約が8ヶ月だったといえば短いけど、
単調なデータ入力を続けて転職に生かせるようなスキルも身につかずに8ヶ月過ごした、といえば長く感じる。
少し頭を使うような業務もあったが、半分は大量コピペの仕事だったり、データファイルをひとつずつ開いて日付を更新するだけだったり、かなり単純なもので私も転職をしてこの内容か……というところにかなり不安を感じていた。

Aさんにとってこの会社での8ヶ月はどんなものだったんだろうか。
今後の転職・仕事に生かせるんだろうか。
来月からの生活費は？
私たちはどう映っていた？
派遣会社に対してどういう思いをもったんだろう。
これからも派遣で働くのだろうか。
また1年未満で終了になると不安にならないだろうか。

■派遣スタッフさんと働いた経験。
1・業務内容では自社社員か派遣スタッフかわからない
2・派遣スタッフという働き方を選んだ背景
■将来の雇用は保証されない
3・お別れは突然、予定より2年半はやくやってくる
4・スキルの習得を職場では期待できない

私は目で見て、肌で感じて、直接お話できたこの経験を、必ず今後活かしていかなきゃいけない。

非正規でも不安にならずに生活できる雇用形態になればいいのにね。

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