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2019年8月に読んだ書籍一覧

習近平がゾンビ中国経済にトドメを刺す時

最近は中国においては視察も含めてとりわけITや文化という面でのポジティブな情報をインプット→アウトプットしていますが、タイトルから想像できるとおり国家や経済という面においてネガティブな視点に立った内容です。
「14億の人口を有する大国がそのまま強大化して膨張すれば、近隣諸国だけでなく世界全体にとって脅威になる」ということで、世界に様々な国がありそこで経済活動が行われている中でどう均衡を保っていくべきか、「難民と戦火を世界に輸出しないような中国」を理想として様々な分野で提言しています。

本書の構成は1~7章構成で著者2名の対談形式となっているので、基本的には順番に読むのがセオリーですが、個人的には3→4→1→2→5~7章という風にとっつき易そうなところから頭に入れていくのもアリだと思います。


闇ウェブ

株式会社スプラウトという主にサイバーセキュリティ事業を行っている企業の方々が書かれたもので、デジタルに関わる者であればこういった分野も知っておく必要があるということで読み始めました。
我々が普段閲覧するWEBサイトはいわゆる「サーフェイスウェブ」と言われているもので、検索エンジンが補足できるものに限られていますが、それ以上に補足できない「ディープウェブ」と呼ばれているものがあるそうです。「サーフェイスウェブ」の割合はインターネット全体の1%未満しかないということで、ディープウェブにはどんな情報があるのか、ちょっとワクワクしてきちゃいますが、まさにここでいろいろな犯罪(麻薬や偽造パスポート)のやりとりが行われてます。

ダークウェブを知る上ではそこにアクセスするための「Tor」や決済に使われている「ビットコイン」等、様々な仕組みをより深く知る必要がありますが、「Tor」と闇市場の「シルクロード」について特に事例として詳細に書かれているため、まずはその部分を把握するように、あとがき→序章→5章→1~4章、と読み進めるのが良いと思います。


なぜ? シンガポールは 成功し続けることができるのか

シンガポールという国はもちろん知っていますが、連想できるものといえば「マーライオン」「マリーナベイサンズ」「ガムNG」「アジア圏ではなんとなく裕福そう」くらいのものでしたが、本書ではその成り立ちや国として成功した理由等を詳細に解説しています。特に資源が乏しい中で唯一の資源である「人」に投資(教育)することや水質資源の確保等「建国の父」と呼ばれている初代首相の功績は多大なものであることが窺い知れます。

文庫本だと少し厚みがあるので躊躇しがちですが、文章はとても読みやすく、全3章構成ですがさらに細かく分かれており、なんといってもその1つ1つに半ページ分くらいの「まとめ」が書かれているので、まずは各タイトルとそのまとめを前章分読むだけでもかなりの知識を入れることができ、その後興味のある部分の本文を読んでいくという読み方がおススメです。
(もしシンガポールに行く機会があれば、すばらしい芸術作品という人もいれば、この世の地獄を見たと泣き叫ぶ人もいるという「ハウパーヴィラ」に行ってみたいです。)


8月も3冊と、最低でも1ヶ月4冊という暗黙の目標を下回ってしまいましたが、まだまだモチベーションを保って続けていきたいと思います。



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