「どうあるべきだと思う?」という問い
自分が今の会社に入ってから、3年が経ちました。
時間とは早いもので、入社してから様々な事が想起させられます。
今の会社に入って良かったと感じるのが、現Mgrとの仕事です。
プレイヤーとしても有能、チームマネジメントとしてもバランス感があり、
保守的な発想の中でも、先進的な事に対して即座に仕組みを構築する事に
長ける上司なのですが、人間的にも穏やかで尊敬できる部分が多いです。
本日は、そんなMgrにチームとして仕事をする上で、尋ねられる
「どうあるべきだと思う?」という問いについて記載します。
この問いに関しては、仕事をしていて、自分が悩んでいる時に
数週間に一回聞かれる、問題解決の常套手段であると考えています。
まず、言葉を分解して定義を考察すると、
どう:どのようにという「具体性」を表す
ある:あり方という「状態」を表す
べき:そうなるはずという「理想形」を表す
だと:事柄として「事例化」を表す
思う:相手を尊重して「回答」を求める
という要素に分かれ、
要約すると「問題解決の具体的な方法、考え方を今直ぐに答えよ」
という強烈なメッセージを端的に表している言葉だと考えています。
この言葉を絶妙でトリッキーなタイミングで聞いてくるので、
いつも苦戦するのですが、回答する事で、自分の回答の甘さだったり、
主担当として解決の正確さ、速度、視座の高さなどが問われると考えます。
ここ数年でMgrに鍛えられたなと思うのが、
ほぼこの言葉に集約されていると言っても過言ではないと思います。
・・・
私は、仕事を問題解決だと考えていて、
不便だと思われること、やりたくない事、より改善したい事、
自分では考えられない事をアウトソーシングする等、
自分だけでは実現できない事の手助けをする事、などを
代行する事が仕事であり、ビジネスだと考えています。
・・・
そう考えると、「どうあるべきだと思う?」という問いは、
極度に的を得ていると考えていて、
シンプルかつ汎用性のある高レベルの手段だなと考えています。
特に、相手に「尋ねる」というアイデアを引き出す要素が凄いなと。
管理職の方は、非常に使えると思う言葉なので、
ぜひぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
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