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娘に何を残せるか

私には現在、0歳の娘がいます。
最近、掴まり立ちや伝い歩きを始めた所で極度に可愛いです。

そんな0歳の娘が20歳になった時、
どんな世の中になっているのかと考えると、
今のビジネス慣習とは全く異なる社会になっていると考えています。

・・・

どう捉えているのかというと、
まず雇用形態がジョブ型雇用がより定着すると考えています。

ジョブ型雇用については、
ざっくりな私の捉え方としては、特定職務や
プロジェクトベースの雇用形態で、いわゆる目的があって
集まっている人材流動性の高いものだと捉えています。

よって、特定の仕事に就く事が
将来の安定に繋がるとは考えづらいです。

特に、このジョブ型雇用については、
専門領域や外注可能な領域から始まると考えており、
専門で「何ができる」を明確に持っていない人にとっては
辛い制度になるのではないでしょうか。

・・・

また昨今、地方の経済は崩壊を迎えると考えています。

世の中の状況を見ていても、
観光業が特に瀕死の状況に近くなっており、
観光業が主体の地方自治体に関しては、
辛い状態が今なのではないでしょうか。

加え、地方の片田舎に本社機能があった企業も首都圏や
大都市圏に移行せざるを得ない世の中になると考えます。
なぜなら、雇用するだけの労働者人口が存在していないので。

つまり、このまま行けば、生まれ育った街と
生きていける街に乖離が生まれ、地方経済は夕張のように
破綻を迎える自治体で溢れ返ると考えています。

つまり、出稼ぎが発生するのが当たり前になってくるのかなと。

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また、国力を図る経済指標としてのGDPに関しては、
一気に鈍化すると考えています。

それは歴史的に、人口動態が比例に近い値を示すものであり、
出生率がまさに表しています。

19年の合計特殊出生率が1.36ですが、これは
とてつもない人口減であり、圧倒的な国力低下を示しています。

日本が先進国である限り、人口減になる事は避けられないのかも
しれませんが、2人の大人から1.36人しか生まれていないので、
絶望しか感じないレベルだったりします。

現に私は現役子育て世代だったりするのですが、
どう考えてもお金が足りません。

10年前、20年前より子育て世代の世帯主の収入が落ちているのは、
明確ですが、物の価値自体は比例して落ちているのかというと、
そういう訳ではありません。

補助金を積みに積んで子どもを増やす策が、分かり易いのですが、
65歳以上の高齢者が27.7%を占めるこの国では、
子持ち世代に対してのアクションを取るより、
高齢者向けの施策を打った方が受けがいいのは明白です。

つまり、この先も人口は減り続け、経済は鈍化し続けます。

・・・

AIやロボットの活躍も目を見張る物があります。

「〜がAIにできない」からその仕事をするというのは
今の現役世代は考えているだろう事だと思いますが、
「新規に創造する思考」以外の仕事はほぼAIとロボットで
できてしまうのではないのかというのが私見だったりします。

そんな万能ではなかったとしても、
既にPCの奴隷のように生きている現代の社会人から考えると、
AIの指示出しの通りに人が動かされるハケンの品格のような
未来が生まれるのは想像し易いのではないでしょうか。

つまり、今あなたが取り組んでいる
ほぼ全ての仕事は取って代わられます。

・・・

不況による経済鈍化した場合、相対的に円を持つ意味が低くなり、
円安に走ると私は考えていて、国際的な経済下においては、
円を持つ人口も減るのではないかと考えています。

結果、経済活動においても日本は遅れを取ると考えています。

つまり、円でどれだけ資産を作ったとしても、
国際的な相対価値は落ちると踏んでいます。

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そんな時代に、私が娘に残せる事は一つ。

「自分の力で自分で考えて自分で創造できる思考を持つ家庭教育」

これに尽きるのでは無いかと思います。

これは、教育に本来求められることかもしれませんが、
教育の実態である偏差値重視主義はこの先も当分変わらないと思います。
よって、学校現場には期待をしておりません。

私は娘に、どんな社会変化、状況変化が起こったとしても、
決して言い訳をせず、自らの解決力を持って乗り越えていく、
バイタリティのある大人に育ってほしいと心から願っています。

お金、不動産、証券、事業
といった資産の残し方もできるかもしれませんが、
私個人としては、「20年先もそれ以降も自分の足で生きる力」
これこそが何より重要な資産になって、
私が彼女に残せるものなのかと考えています。

ま、掴まり立ちを始めた彼女に求める事としては酷ですが。笑

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