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人にやさしく

最近、個人的に人にやさしくする事を大事にしています。
これは意識すればする程、徹底できる事だと考えていて、

人を想って言動すること
人に想われていると想像すること

この2種類の事ができていて、人にやさしい
という状態がつくられているのかなと考えています。

仮にビジネスの場でもなんでもいいのですが、
βさんが「Σさんの気持ちを考えて言動しろよ」
と上司αに言われている状況を見掛けますが、
別にβさんはΣさんの類似経験をしている訳ではないし、
同じ人生経験をしている訳でもないし、
「相手の気持ちに立って考える」というのは
物理的には不可能ですし、上司αも同様の事が言えるので、
状況を類推した上で、人を注意しているに過ぎません。

ですが、人を想って言動をする事は可能です。

時には良かれと思って行った行動が、逆に
迷惑を掛けたり、そこまでする必要はなかったりしますが、
あくまで上司αは「相手の求めている行動をしろ」
と言いたい訳ではなく、「相手の気持ちを想像して言動しろ」
という、80%ぐらいのフワッとした行動を求めている訳です。

この時大事なのは、度々私のnoteに出てくる
「メタ認知」が大事だと考えていて、自分及び他人の言動を
俯瞰的に見て、状況を捉えた上で言動を行うという事です。

若干日本人的な言い方をすると
「空気を読む」を空間的に捉えるイメージでしょうか。
(この表現こそ分からないですね。笑)

相手の行動、言葉、状況、雰囲気、背景、文脈、関連性など、
考える事こそたくさんありますが、俯瞰的にざっくり捉えると、
大方、相手に対してやさしい発言はできるのではないのかな
と私は考えています。

あと、自分は求めないということ。
やさしい行動の裏には意図が見えるものですが、
無条件に相手にやさしくすると決めて生きることで、
それが人格化して、相手の捉え方もそういう風になったりします。

仮にγさんがプレゼントをあげて、Πさんが喜ばなかったら落ち込むとかは
典型例で、これはプレゼントをあげるγさんが自分に満足するか不満足なのかを
相手軸ではなく、自分軸でしか考えられていない事にも現れます。

次に、目線を合わすということ。
相手と話している時に、「〜って、つまり〜っていう事だよね」という
ビジネスライクな話をすると、
この文脈の中には具体事象を抽象化するという作業が入っているのですが、
聞いている側からすると、「単純にされて片付けられた」と捉えられる
場合が多くあり、話も続きにくいし、単純化されるし、確認的な口調だし、
ビジネスライクでちょっと冷たい印象も受けたりします。
相手がどの文脈だと話を受け入れるかという考えも重要です。

最後に、相手にも想われていると信じるということ。
あなたが相手に会っている時、相手もあなたの為に多かれ少なかれ
時間を労力なども用意している場合が多くあります。

この時、あなたは一人称だけで生きている場合ではなく、
相手が自分に与えてくれている時間があることを実感して、
相手に感謝をする事が自然にできると、人にやさしいという行動は、
ある程度できるのかなと考えています。

結局、色んな事を言いましたが、相手のことを想うこと、これが全てです。

仮にも記号なんて使って相手に伝えようとしたら、
訳の分からないことになると思いますよ。笑

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