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[STELLARIS] プレイ日記(10)-コンティンジェンシー・プロトコルとの戦い、そして、ゲームに勝利(完結)


 地球人の皆様、いかがお過ごしだろうか?ゲーミング活動家のNameBox137だ。今回もStellarisのプレイ日記を記載してゆこう。再度注意しておくが、ここからも、ゲーム終盤の特別なイベントを含んだ解説をする。前情報一切なしで自分で体験したいという場合は、自分でStellarisをプレイすることをお勧めする。

前回までのあらすじ

 銀河守護者として任命されたアウトレ達。彼らは銀河に現れた二つの危機「プレスリン」そして「招かれざる者」を無事鎮圧することに成功した。銀河につかの間の平穏が訪れたのと時を同じくして、長くメンターを務めたアントーニヨが死去した。

謎の信号と、人工生命体の暴走

2472/10/01 「幽霊信号」と接触

「幽霊信号」。

 2472年末になって、銀河全域に謎の信号が観測され始めた。発信元不明だ。銀河マスコミによってこれは「幽霊信号」と名付けられた。

(フローレンシア)「幽霊」信号とは。これを名付けたのは精神主義文明出身のメディア人に違いない。

2473/01/13 人工生命体の故障

人工生命体の故障(?)。

 アウトレテクノクラシーが管理する惑星「ユートピア」において、人工生命体が突然暴走。大量殺人を働き、社会情勢を不安定化させ始めている。これはいわゆるところの「機械の反乱」とも異なるもののように見える。そして・・・

2473/11/13 「呼ばれた」

人工生命体の失踪。

 それから1年もしないうちに、人工生命体が突然失踪した。いったい何によるものか、前の事件との関係性も不明だ。

(ゾンダル)これはどう見ても危険な兆候だ。戦闘の準備をしておいた方が良いな。

さらに1年ほど経過した時点で、恐ろしい事実が判明した。

人工生命体の失踪とその謎。

・人工生命体の失踪は、銀河の各地で発生している。
・何百万もの人工生命体が行方不明になり、人工生命体が宇宙船を盗んだり、ハイジャックしてどこかに飛んでいこうとするという事件も発生している。
・逮捕された人工生命体は、拘束の後すぐにシャットダウンしてしまうので尋問もまともにできないが、犯行の動機は

「呼ばれた」

からだと主張している。

(ネイサン) オイオイ、俺は精神主義じゃないけど怖いぞ・・・

コンティンジェンシー・プロトコルの出現

2476/08/27 コンティンジェンシー・プロトコルとの通信確立

 突然、失踪した人工生命体との「通信」が確立した。しかし、それは予想だにしない姿に変わっていた。

コンティンジェンシー・プロトコルとの通信確立。

銀河の滅菌を開始します

コンティンジェンシー・プロトコルからの通信

 こいつらは、「コンティンジェンシー・プロトコル」を名乗り、他の機械文明と有機生命体を「腐敗」と断じ、一方的に攻撃を開始しし始めたのだ!さっそく、星系「イブリリア」を突然占有し、その惑星の一つを「滅菌ハブ」と称し、侵攻を開始した。その戦力、1艦隊あたり224K、「ハブ」を守護する守備艦隊に至っては、なんと543K+115Kにも上る。とんでもない戦力だ。

コンティンジェンシー・プロトコルの「滅菌ハブ」とこれを守護する艦隊。

 しかも、これだけではない。「滅菌ハブ」とこれを守護および進行する艦隊は、この後銀河の3か所で出現した。
2つ目の「滅菌ハブ」は、偶然近くにいた(前回の危機「招かれざるもの」で活躍した)シャチ連邦などの艦隊が向かうも、

シャチ連邦とコンティンジェンシー・プロトコルの戦い

あっという間に敗北してしまった。

敗北。

 コンティンジェンシー・プロトコルの「滅菌ハブ」の出現箇所は、以下画像の赤枠で囲った4か所だ。手遅れになる前に速やかに撃退・破壊しなければ、銀河が今度こそ終わってしまう!

コンティンジェンシー・プロトコルの出現箇所。

一つ目の機械惑星の破壊

2477/05/18 ターゲット:ギナム星系

銀河守護者として、アウトレ達は行動を始める。まず最初のターゲットとなる機械惑星は、銀河の右上の辺境にある「ギナム」星系だ。

ターゲット:ギナム星系。

我々は、自衛できる戦力を最低限残しながら、第一艦隊(558.3K)とジャガーノート(113.8K)と第二艦隊(367.3K)でこれを陥落させに行く。

2481/01/01 交戦開始

交戦開始。

ターゲットが銀河の端だったため、到着までに4年もかかってしまった。交戦を開始させる。

交戦中・・・。

敵艦はかなり強力で、こちらの戦力もかなり消耗している(特に主力艦隊は558.3Kだったのが469.4Kまでに削られてしまった)

勝利。滅菌ハブへの爆撃開始。

 それでも、わが軍は勝利を収めた。補給と修理をしつつ、滅菌ハブを爆撃して破壊する。惑星破壊兵器「コロッサス」(Stellaris版のデス・スターのようなもの)があれば一撃で粉砕することができるが、我々はこのためのアセンションパークを取得できていないため、地道に爆撃を続ける必要がある。爆撃するためには、艦隊を選択した状態で惑星を右クリックで選択し、軌道上に移動させるだけでよい。もし、相手が通常帝国で、大規模な地上軍が駐留している場合、爆撃によって戦力を削ってから占領する必要がある点には注意が必要だ。

2490/10/02 滅菌ハブ003の破壊

滅菌ハブ003、破壊完了。

それでも、我々の爆撃により、滅菌ハブ003は自壊した。残る3つの滅菌ハブも破壊しなければならない。さらに戦いは激しくなるが、残りは近くの滅菌ハブから順番に潰してゆこう。

残る滅菌ハブの位置と、破壊の予定順。

リングワールド・プロジェクト

2480/09/20 リングワールド

 度重なる危機により、わが国は難民を多数受け入れることとなっている。難民の受け入れ先として、巨大構造物「リングワールド」に着工した。ベルト状のコロニーで太陽を囲み、回転させ、人工的な重力を得る。ゲーム内では、4つ分の巨大な惑星として機能し、特殊な「区域」を建てることができる。リングワールドも、着工する手順は若干面倒だ。
① 何もない状態から⇒建設拠点
② 建設拠点から⇒何もない状態のリング
③ 何もない状態のリング⇒4か所に対してアップデートを施す。施したところから入植可能になる。
④ 4か所全てアップデートすれば完全に完成。

③のアップデートを施した区画には、アップデートが完了次第、他の区画がアップデートされていなくても入植可能になる。

2503/04/22 リングワールドの完全な完成と入植


完全なリングワールド。

 入植を開始した例が上記の画像だ。リングワールドの各区域に入植用の宇宙船を派遣し、居住可能な状態への移行準備を進めている。リングワールドはかなりサイズの大きな惑星として機能するので、難民の受け入れにはこれで困らなくなる。
 ちなみに、少しだけ物理学的な話をしておくと、リングワールドは一見安定して見えるが、実は力学的に不安定だ。軌道平面に対して垂直な方向ならば良い(軌道の中心から太陽がズレてしまったとしても、軌道平面に戻ってゆく力が自動的に発生する)のだが、軌道平面に平行なズレが発生した場合、さらにその方向へのずれが拡大するような力が働いてしまう。よって、細かい推進により常に軌道修正してやる必要がある。では、既出の、恒星を完全に囲ってしまうダイソンスフィアはどうなのかというと、実はこれとは違い力学的に安定している。大学の講義などで球殻のポテンシャルエネルギーを計算したことのある人間ならわかるかもしれないが、球殻の中であれば無重力=力学的安定=「少しずれたとしてもさらにずれが拡大するような力は働かない」だ。

二つ目の機械惑星の破壊

2504/11/13 ターゲット:イブリリア星系

さて、艦隊の補給と修理も完了したところで、さらに増強されたわが軍を次の滅菌ハブに向かわせる。

次のターゲット。

 第一艦隊589.3K+ジャガーノート122.1K+第二艦隊396.8K+第三艦隊332.3Kの合計1M超えの大艦隊だ。これであれば少々敵が集まったとしても、あるいはダメージを受けたとしても十分に継戦可能だろう。

出陣。

2507/05/16 イブリリアの戦い

 わが軍は3年かけて、敵を掃討しながらイブリリアにたどり着いた。最初に覚醒した「滅菌ハブ」のある場所だ。ここを制圧すれば、残りは半分だ。

交戦開始。
我が艦隊の超巨大砲が敵の宇宙ステーションを破壊。

 2か月ほどの戦いののち、敵軍を鎮圧することに成功した。再度、軌道上に爆撃を加え、破壊しよう。

2510/11/15 滅菌ハブ001の破壊

 3年ほど爆撃を続けた結果、滅菌ハブ001を破壊することに成功した。歴史的な勝利だ。補給のため一時的に艦隊を帰還させよう。

機械惑星の破壊。

シャチ連邦の滅亡

2514/11/26 大国レベルまで拡張するコンティンジェンシー・プロトコル

 我が艦隊を、次の2つの滅菌ハブを連続で破壊するために補給している間、コンティンジェンシー・プロトコルは一つの大国を構成するレベルにまで、さらにその勢力を伸ばしてしまっていた。

コンティンジェンシー・プロトコルの拡大。

 コンティンジェンシーは、シャチ連邦の残る最後の1惑星に手をかけており、もはや銀河で栄華を誇っていたシャチ連邦はまもなく滅亡してしまう。

爆撃されるシャチ連邦の最後の惑星。

そして・・・

シャチ連邦、滅亡。

 招かれざるものの次元ポータルを破壊した英雄の国、シャチ連邦は、コンティンジェンシー・プロトコルに滅亡させられてしまった。

残る機械惑星の破壊

2518/03/35 イシュトラムの戦い

 しかし、その一方で、わが軍は着実に戦力を伸ばし、残る2惑星の破壊作戦を開始している。4年かけて、「滅菌ハブ004」のある惑星「イシュトラム」に到達した。

イシュトラムの戦い。

2521/05/10 滅菌ハブ004の破壊

 十分に育ったわが軍を止めるものはもういない。たやすくイシュトラムを制圧したわが軍は、そこにあった滅菌ハブ004を破壊した。最後の滅菌ハブを壊しに行く時だ。

滅菌ハブ004の破壊。

2526/02/28 滅菌ハブ002の破壊

 順調に戦闘を続けた結果、ファルギス星系にあった滅菌ハブ002も破壊された。これにより、コンティンジェンシーの最後の基地のある星系、「CX-9881」が明らかになった。

滅菌ハブ002の破壊と最後のコンティンジェンシーの惑星の露見。

さらに、これをトリガーにしてか、こいつらは我々に通信を送ってきた。

コンティンジェンシーからの通信。

 もはや彼らの戦力では脅しにもならない。現に、残るコンティンジェンシーの領土は我々だけでなくほかの国にも壊滅させられつつある。

(メンター:マグダレーナ) 銀河を滅茶苦茶にしたお前の言うことなんて今更聞かない!艦隊を派遣します!

奴らの最後の戦力は、135K×4+310K=850K。

CX-9881。

我々も、ダメージを受けた第一艦隊以外の艦隊を全て出動させ、これを破壊しに行く。

(司令官シジュウェ) 最後の戦いだ!出撃!

コンティンジェンシーの終焉

2527/08/08 CX-9881の戦い

 CX-9881星系は、我々の国と近かったため、1年とちょっとでたどり着くことができた。今度の敵は、「艦隊」ではなく、合計5つの「ステーション」だ。戦力の分散がないため、大型砲で一気に一つのステーションを破壊してしまえば、大きく敵戦力がダウンしてゆく。

対峙する我が艦隊。
わが軍の超大型砲の砲撃を受けるコンティンジェンシーの宇宙ステーション。

2527/09/24 コンティンジェンシー最後の惑星の破壊に着手

 それから2か月もしないうちに、艦隊戦に勝利した。残るは最後の惑星、「ネクサス・ゼロワン」の破壊だ。

ネクサス・ゼロワンの爆撃に向かう我が艦隊。

 これからさらに全銀河の味方艦隊も加わり、ついに・・・

2531/11/28 コンティンジェンシーの終焉

 コンティンジェンシーは終了した。我々は生き残ったのだ。全銀河がこれを祝福している。

コンティンジェンシーの終焉。

2531/12/01 ゲームに勝利

 全ての危機イベントが終結したことによって、我々はついに、Stellarisのこの銀河のゲーム自体に勝利した。ここからさらにゲームを続けることもできるが、連載としてはこれで終了となる。

ゲームに勝利。

彼らはこの後も、順調に発展を続けるだろう。もしかすると、他の銀河に到着しているかもしれないし、何千年後には滅亡したり、没落したりしているかもしれない。それでも、今この時点ではゲームに勝利した。

(勝利を祝う指導者たちの図。)

 このゲームの「勝利」について説明しておくが、ゲーム開始時に設定した「勝利年」に、「危機など、銀河を巻き込む大イベントが終結していれば」その時点のスコア(スコアに関しては、wikiなどを参照してほしい)に応じて順位が決定する。特に勝利を狙っていたわけではないが、シャチ連邦が生き残っていれば、属国数の多さから(シャチ連邦が)勝利していた可能性は高い。ただし、それも歴史上のifだ。歴史にifはない。そして、これからも、彼ら(アウトレ達)は歴史を続けてゆくだろう。

おわりに

 Stellarisというゲームは、実際に私がここで連載して見せたように、「プレイするだけで歴史ができるゲーム」だ。もし、宇宙に興味があって、国を運営したり、歴史を作ったりすることに興味があるのであれば、ぜひともプレイしてみていただきたい。細かい情報は、有志がwikiとしてまとめてくださっているが、一度は、カーソルを合わせ情報を確認しながら、あるいは、次々襲い掛かる選択肢にドキドキしながら、自分の好きな帝国でプレイしてみてほしい。実際、連載には使用できるだろうが、あえて記載することを省いたイベントは多数存在する。

 ここまで読んでいただいた方には感謝してもしきれない。また別のゲーム、別の銀河で出会えることを願い、この連載を終了する。

ここまで見てくださった皆様、本当にありがとうございました。

--NameBox137

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