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台南で出会った、素敵なカレー

親友と約束していた台南旅行。
控えめに言って、
最高でワクワクした旅でした。

25度だと聞き、1日目に買った生地が厚めの
紺色のTシャツを着てホステルを出た。
「あぁ、言ってもまだ2月か。」
少し冷たい台南の風に吹かれて
私は少し体を竦める。

幼馴染と台南という優しくアートな街に
包まれながら、初日ですっかり気に入った街、「神農街」へと向かう。
親友のさえちゃんはすっかり
Google mapを使いこなしリズム良く進む。

歩き方から、土地勘やら、劣っている私は
いつも目的地までは人を頼りがち。
というか頼りまくり。
ごめん、そして本当にありがとう笑

カラフルな色のチョークで書かれた
看板が特徴的な、なんだか素敵なお店。

1日目に気になって、
2日目のランチには入ろうと決めていた。
そこまでの足取りは軽い。

優しそうな身体の大きな店主さんが、
優しく迎えてくれて、中へと。
好き。ここが好き。って、
もうウキウキが止まらない私。


丁寧に自慢のカレーやシチューや
自分たちで育てている
野菜やお米の話をしてくれた。

中でもココナッツカレーが気になって、
私はそれを。

さえちゃんはグリーンカレーを。

日本のカレーみたくとろみはなくて、
素材とスパイスの味がすごく優しくて。
自分たちで育てたという自慢のお米は
硬すぎず柔らかすぎず、
それでいてカレーにも絡んで食べやすい優しい味だった。

美味しさって一つに定義するのは
難しいなって思った。
ここで感じた美味しさはなんというか、
彼らのこだわりだった。
彼らのこだわりに価値を感じた
「美味しい」だった。



それで言うと素材の味を
大切にしているものを食べると、
自分の味覚があまりにも
化学調味料や人工的なものに慣れているのだなぁって気付かされる。

一つ一つこだわって、作られるものの価値は高い。
今は、大量生産ができて、長期保存ができて、人間の脳を刺激して美味しく感じさせるもので、溢れている。
化粧品だって、食べ物だって、裏面を見て一瞬でわかる原材料なんてほんの少し。
カタカナばかりで、ナニガナンダカ

ちゃんとしたものにはちゃんとした価格が。
ごまかしのきくものではないから。
素材の味を味わえる幸せを噛み締めて
なんだか、自由な気持ちになれた
素敵な素敵なカレーでした。

ごちそうさまです。

台南での出来事
またシェアできたらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございますそれでは、今日も良い1日を。
台湾から、祝你有美好的一天。

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