#31 何が正解かなんてない。どれか1つだってこともない。
子どもの頃の夢を叶えることができなかった。
心の中でイメージしていた未来にはならなかった。
自分の人生をもう一度やり直したい。
そしたら何にでもなれる気がする。
周りの人達の中には夢に向かって突き進んでいるやつがいる。
充実した生活を送っているやつがいる。
こんな人達を見てたら、、自分は道を踏み間違えたのかな、、。
こんな風に考えてしまうことがあると思う。
あたかも自分の人生がすべて失敗だったかのように。
『人生に正解はあるのか』
人生における正解とはだれが決めるものなのだろうか。
裁判官が決めるだろうか。
先生が自分の人生の選択を採点することがあるだろうか。
周りの人達が自分の人生に対して、不正解だと言ってくることがあるだろうか。
全くこのようなことはないと思う。
では、なぜ人は正解や成功という言葉に対して考えすぎてしまうのか。
それは、
自分が他人を過剰に評価しているから。
自分自身の人生よりも他人の人生の方が気になってしまっているからだ。
何か人の目が気になる。周りの自分に対する評価が気になる。
他人の情報や詳しいことはよく知っているが、自分自身の人生については他人と比較して不安になるだけ。苦しくなるだけ。
これは、人間の本能としてもしょうがないことなのかもしれない。
だけど、この考え方・捉え方で自分の人生の幸福度は上がるだろうか。
時々、『自分は成功者である。成功する秘訣を教えます』
というような人達がいる。
果たしてその人の成功とは何なのだろうか。
成功したという感情をばらまくことによって、他人を評価しているただの自己承認欲求を満たしたい人なのかもしれない。
あなたの求めている正解・成功はこのような事なのだろうか。
人によっては
家族を持つことができたら、私の人生は成功だ。
80歳まで長生きできたら成功だ。
ずっと友人と過ごすことができたら成功だ。
孫に会えたら成功だ。
毎日、笑顔で過ごすことができたら成功だ。
海外の日本より貧しい子どもたちだったら、1年間生きることができたら成功だと言うかもしれない。
人によって成功や正解の概念は間違いなく違う。
今まで様々な環境で、大きいことや小さいことも含めて、何度も選択・決断をしてきた自分の人生。
他人になんと言われようとも、自分の人生は間違いなく自分で作り出したものだし、過去に同じように生きた人なんて存在しない。
人生の正解マニュアルなんてあるわけでもないし、人それぞれ価値観や感性もバラバラだ。
何かに憧れることは悪いことではないと思う。
だけど
自分を他人と過剰に比較することで、いかにも自分は失敗した人生を送ってきてしまったんだと考えてしまうことはやめるべきだ。
正解なんて存在しないし、成功なんて人によって捉え方が違う。
どれか1つの正解を探し求めるだけじゃなく、色んな経験をしてきた過去の自分の人生を振り返りながら、素晴らしい正解をいくつも出していることに気づいてほしいと思う。
きっと、軽く意識するだけで日常が少しづつ変化していく気がする。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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