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東雲そら
2020年6月9日 20:21
数多の甘い囁きには心動かされない願いは君に振り向いて欲しいだけだ夜風が頬を弄る皐月の夜だった静かな公園で強く揺れるブランコは 数分後の僕の心臓にかなり似ていた木漏れ日が綺麗な白昼より君の瞳は願いは眩しかったどこ吹く風で在りたいと自分と向き合う強風にも世間にも流されない強さに惹かれた光を探した夜を何度も数えた 夜を跨ぐ度にベランダから眺める星彩も僕に届かなかったただ
2020年7月11日 19:49
どこかで誰かが号泣必死の映画を観て泣く「今日から人に優しくしよう」とSNSで決意した誰かは数日後、クラスメイトに平気な顔して罵詈雑言を浴びせる物語は届かないの?言葉は届かないの?思いは届かないの?私はそっと目を閉じた私は部屋に閉じ籠った私は前髪をより伸ばした現実から逃げたくて私は藍色の空を撮り始めた明日なんて来るな金輪際、夜は空けるな祈りが通じるはずもなくて中
2020年6月14日 19:12
夜空を翔る光の筋が数多翔る僕の隣にいる君は瞳を閉じて両手を組むいつからか星は夜を照らす輝きに留まらず願掛けの対象になっていた僕も君も少しずつ大人になった証拠なのかな弱さを知った証拠なのかな仰いで手を翳し背伸びしても届かない宙を瞬く光にはだから君は祈りを捧げるんだね星が流れる いつも通りの夜に星が流れる 君と過ごす夜に僕の願いは半分くらいは叶っている君の願
2020年6月22日 19:28
君は突然 退屈に支配されていた僕の前に現れた夏のある昼下がり喧騒から外れた場所で出会ってしまった突飛な行動や気まぐれな態度振り回されていては悪くなかったむしろそんな君だから好きだった君と巡った夏祭り 花火の刹那は僕らの恋模様みたい夏の終わりが訪れる前に僕は切なさを知ってしまった出会ってしまったなんて振られた男の強がりだ出会えたが正解だろうな君と巡り逢えたことが
2020年8月4日 18:01
夏に雪が降るわけないよもし叶ったら奇跡と呼ぶだろうね空想は無料実現には労力やら時間が必要だ雪は冬の代名詞強がりは君の代名詞君がふとした瞬間に張りつめた虚勢を外してくれと願うばかり無理しなくていいんだよたまには弱さを晒してよでも都合の悪い言葉はフィルター除外この声が届いてと願うばかり前を向く君とは違う側面をありのままの姿を見せてくれたらそんな君も綺麗だよ
2020年8月16日 00:31
季節の香りがするって一体なんのこと?感受性に乏しい僕は君の言葉に頷けなかった今から雨が降るよと言っては本当に雨が降って君は予言者か何か?そこそこの田舎育ちなのに僕は分からなかったまるで君だけが世界に呼応しているよう意味を持たない劣等感を覚えた僕は目に見えない君との距離にいたく苛まされた根拠は無いけど君が吹くしゃぼん玉は春風に運ばれてどこか誰も知らない南の島に着地しそう
2020年11月4日 20:17
私を構成する本という果てない世界その本を小宇宙と切り捨てる人もいる本の世界では見つけられないものを現実で探すのは難しい本の世界に在るものを現実で自分の目で探すのは可能勇気や優しさ 淡い恋心打算や裏切り 強かさ一呼吸置いて思考を整理する臆病な私は今 あなたに恋をしていますともすればあなたは知る由も無いでしょう恋愛小説のエンディングでは結ばれることがままあるあ
2020年7月20日 18:06
放課後の帰り道ヘッドホンを付けながら河原で音楽を聴く君今やワイヤレスイヤホンが流通して社会は小型化したもので溢れているテレビも携帯も扇風機も今でもヘッドホンで聴くのは君のポリシー?なんだかね、不思議で面白くって君が重きを置いているもの君を構成しているものそんな君の個性をゆっくり教えて全ては理解できないよだから君が語りたい自分を少しずつ見せてくれたら #詩
2020年8月9日 01:29
言葉一つで君を象る言葉一つで世界を切り取る言葉には対象を揺らす力がある君に向けるそれが淡雪のように優しく降り注げたら君に向けるそれが舞い散る桜のように記憶に留められたらどうしてさ意図した通りに伝わらないで笑顔が溢れないから伝達が難しいから世界は複雑を極めるのだろうね君に届くかな 僕の声は君に伝わるかな 僕の想いはこの胸に閉じ込めた感情を吐き出して季節を
2020年8月18日 23:50
心に余白があればいいのにもっと君で埋め尽くせたらな脳のメモリが増えればいいのに君との時間をずっと覚えられたらな忙しない日々の中返信が遅くなったり電話越しの声で疲れが吹き飛んだり春夏秋冬季節の匂いが脳を刺激する度積み重ねた思い出が過ぎるこれからも思い出を晴れた夏の空のような若い色で心が占められますように #詩 #ポエム #自由詩 #思い出 #物語 #ストーリー #日
2020年9月2日 00:21
夏が陰りセミの声も後わずか無駄に長いこの命で何を残せるの?名声、富、子孫息絶えたら意識もろとも認識できないのに人生の春を生きる私は夏の暑さ、陽の強さをまだ知らない太陽と月が戯れてるうちに楓が咲き誇り終わりは近くのね楓の紅より記憶に残る何かを貴方の心を揺らす言葉をそれらをこの世界に残せたら夏の暑さ、陽の強さを笑って振り返られるだろうね #声 #詩 #ポエム #自由
2020年9月7日 22:27
あなたに出逢えて多くを与えられた文字を綴る楽しさ胸の痛みが筆を促す事あなたに出逢えて私は変化を遂げた上手な言い回しより素直な気持ちを伝えること見つめられると照れ笑いなにせ美しいのだもの少しは本音を言えるようになったでしょうあなたのおかげで視界の解像度は上がったあなたの声は言葉は人一人を変えたんだあなたに出逢えて狭い世界に彩りが増したあなたに出逢え