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#哲学

”おもしろい”を哲学する ~自分をおもしろがれる人は強い~

”おもしろい”を哲学する ~自分をおもしろがれる人は強い~

(はじめに)
いつ何時でも自分をおもしろがれる人って強い新型コロナウイルスが蔓延する今のご時世でも、自分を保って生きていくためには一体どんなマインド(考え方)が最強なんだろうと考えていた。

ある日の夕方に、ふと流し目でテレビのニュースを観ていたとき、『あっ、この人がその問の答えかな。』と思われる人物を観た。

テレビには、普段は豚丼をフードトラックで販売している店主が映っていた。加えて、そのフー

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何者であろうがなかろうが、自分は自分だ

何者であろうがなかろうが、自分は自分だ

「自分はなぜ生きるのか」という問いに、自分以外の他者はどう答えるだろう。

私は、以下のように考えているが、

「自分はなぜ生きるのか/自分であること(Be)」≠「自分は何者であるか(Do)」

「自分は何者であるか(Do)」という問いと「自分はなぜ生きるのか/自分であること(Be)」という問いが、イコールであると捉えられている場合が多いように感じる。

「自分はなぜ生きるのか」という問いこの問い

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自分を何者か問うことはやめて、幸福を求めず歓喜を求めろ(岡本太郎の著書)

自分を何者か問うことはやめて、幸福を求めず歓喜を求めろ(岡本太郎の著書)

今の私は、何者でもない。何者かにならなければならない社会において、今の私は"何者でもない"位置づけになる。

フィリピンで働こうと考えていたが、今の状況で見通しが立たなくなった最中、何者かになることは今の所なくなった。再び”自分”というものを問われているように思う。

数年前の自分だったら、今の何者でもない状況は不安で仕方なくて、急いで何者かになろうとしただろう。今の自分は、不安が全くないわけでは

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何を書いても空っぽな気がするのは、気のせいか│『ポルトガルの海』フェルナンド・ペソア詩選

何を書いても空っぽな気がするのは、気のせいか│『ポルトガルの海』フェルナンド・ペソア詩選

自分が、もとより空っぽな気もした。

自分がはじめから空っぽだとは仮に事実だったとしても思いたくないが、今は自分を「空っぽだ。」と思っていたい。
それは、そのほうがラクだからなんだ、きっと。

自分を空っぽとするなら、周りの人も空っぽだった。

*

これまで"ほんとうに"生きてきたはずなのに、空っぽに感じるのは、これまで私が体験してきたことは、"ほんとうの体験"ではなかったのだろうか。

"ほん

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