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ゆるゆら音楽映画放談

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レビューやつらつらっと書いた感想置き場的マガジン。音楽関係はだいたいここ。
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2023年11月の記事一覧

山崎まさよし ONE KNIGHT STAND TOUR 2023

山崎まさよし ONE KNIGHT STAND TOUR 2023

 水戸ライブの件ですっかり渦中の人となった山崎まさよしの、あたたかく素晴らしい弾き語りライブを観た。
 会場はメガネのイタガキ文化ホール伊勢崎の大ホール。

 この日は代表曲のひとつを皮切りに、キャリア初期の楽曲をフィーチャーしたセットリスト。
 一曲目、声が詰まり気味かと思いきや、慌てて入れたコンタクトが上手くいかず涙が出て止まらないという。会場は大笑い、一気にリラックスしたムードに。
 メガネ

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火加減あるいは主体性のはなし

火加減あるいは主体性のはなし

 たとえば、ヘッダーにあるようなマフィンにしても、気が向くからつくるんだよな。
 いやマフィンは簡単だから、
 「食べたいから作ってほしいな。」
 と身近で親しい人に言われたらつくるかもしれない。ただ、それをさほどでもない人から当たり前のように
 「できるんだからやって、簡単でしょ。」
 なんて要求されたら、しかも度々言われようものなら、まあしない。生地を混ぜたり焼いたりしない。
 簡単なんだから

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ときどき雲と話をしよう

ときどき雲と話をしよう

 KANさん逝去の報は、仕事中にLINEで受け取った。それからの仕事中、頭の中ではずっと繰り返し「Songwriter」が鳴っていた。

 クラシックのコンサートやイベントに幼い頃から連れられて行っていたから、「人生初のコンサート」が何だったのかは実はよくわからない。ポップス系のコンサートに行った中では多分最初期がKANさんだったと思う。
 ものすごいサービス精神と歌うピアノマンとしての素晴らしさ

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The Under Wisteria、BLUE MOODで

The Under Wisteria、BLUE MOODで

 思い立ったらゆりかもめ、そんな勢いで唐突に思い立って築地へ。
 前夜までどうしようか悩んでいた。悩ましかった。この日は後ろにふたつ予定が詰まっていたのだ。しかも、タイムスケジュール的にはギリギリ。
 朝起きたらスパーンと結論が出ていた。いざ行かん、さあ行っちゃえ。体力?時間?まあ何とかなるでしょ(怒られろ)。

 ずっと配信で観てたあれよあれ。画面の中へってやつですね。

 この日は「秋のフィー

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映画「北極百貨店のコンシェルジュさん」

映画「北極百貨店のコンシェルジュさん」

 映画「北極百貨店のコンシェルジュさん」をひとりぶらりと鑑賞。

 予告が面白そう+しろくまカフェ好きなので系統近いかな+音楽tofubeatsで気軽に観に行ったはずが、ぽろぽろと泣いてしまった。

 バックヤードならともかく、お客様に見える場所で走っているコンシェルジュは見たことがないなあ・・・・・・とちらり思った序盤の自分、撃沈。
 ひたむきさ、誰かが誰かを思う真っ直ぐな気持ち、自分の身を置く

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Billyrrom One-Man Tour "noidleap" at LIQUIDROOM

Billyrrom One-Man Tour "noidleap" at LIQUIDROOM

 SYNCHRONICITY以来のBillyrrom、ようやく。One-Man Tour "noidleap"の東京ファイナルを、LIQUIDROOMで。

 ──良すぎて秒で終わったようだった。
 とんでもないライブを観た、本当にとんでもなく良かった。むちゃくちゃにライブが魅力的で上手い。SYNCHRONICITYで観た時にもこれはすごいなと思ったが、もはやすごいどころの騒ぎではなかった。

 

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