男性に共有して欲しい夜泣きのキツさ。
こんばんわ、ナツキのパパです。
唐突ですが、
夜泣きはキツイ。本当にキツイ。
これまで、男性の同僚や友人との会話で「夜泣きの何が大変か?」という話になったことが何回かあるのだけれど、大抵の場合「睡眠時間が削られること」や「まともに眠れない」とか、いわゆる「寝不足」を主語とした答えが返ってくることが多かったように思います。
今は夜泣きも終わって数年経ちますが、今だからこそ、当時から思っていたこと、改めて思うことを、主にこれからパパになる方など、男性に向けて伝えたい事を、書いてみようと思いました。
子どもの夜泣きの本当の大変さ
端的に結果のみを単語で表せば「寝不足」で間違いじゃないだろうし、補助を添えた「慢性的な寝不足」なら正解と言って差し支えないのかも知れないが、身近な男性の友人相手にこの手の話をする時、ボクの意見はいつも少しだけ違って、(子どもがいない相手の場合には特に)大体次のような話をする流れになります。
あくまでも自身の体験を振り返っての話だし、子ども次第、パートナーとの関係次第の側面もあると思いますが、ボクが思う「子どもの夜泣きのキツさ」は、単純な睡眠不足というよりは、「睡眠状態に入る度に無理やり起こされる」という強制的な覚醒の連続性、そして刷り込まれる「また直ぐに起きる」「きっと熟睡できない」といった諦めに似た慢性的恐怖感。この辺りに本質的な答えがあるのではないか、という話。
そしてこの「強制的覚醒の繰り返し」の部分を話すと、まだ体験していない男性相手でも割と分かって貰いやすい気がしていて、もしも夜泣きの大変さについて誰かに共有・共感して欲しい時の説明にも、使えるんじゃないかなとも思っています。
また、これを踏まえて最終的に言いたいのは何かというと、これからパパになる男性陣、あるいは子どもの対応をパートナー任せにしている男性がいましたら、是非「夜泣き対応=睡眠不足」のような方程式で思考停止することなく、パートナーの大変さや心的負担について、もう一歩深くまで踏み込んで話したり聴いたり、理解し合える関係を(はじめから)意識的に築いて貰えたら嬉しいな、って話しです。
※そんな事をいうボク自身、妻に比べたら(授乳という機会理由を差し引いてもなお)圧倒的に夜中に対応した回数は少なかったと思うし、なんなら泣き声に目覚める回数だって低かったよねと思います(汗)
ただ、時間は戻せないですしね。。
だからこそ!これからそういったシーンを迎える方には、あらかじめ分かっていて欲しいなと思う訳です。
見えない部分に大変さの本質がある
同時にこれは、夜泣きに限った話ではないし、赤ちゃんの世話にしろその他の育児にしろ、家事でも何でもパートナーの負担を理解する為の全般的な話として、特に男性は、所要時間とかタスク量とか効率や数字から導き出される論理的な側面だけじゃなくて、その過程で生じる物理的な負担や目に見えない心理的な負担なんかをひっくるめた、本質的な大変さや気持ちの部分を理解・共有する気持ちや努力を意識することが、大事なんだよな〜と、心から思う訳です。
くどいようですが、いや完全にクドイですが、本当に切実な願いでもあるので、もう一度同じことを繰り返し書きますよ!(笑)
未だ独身の方や、これからパパになる方、現在進行形で育児をパートナーに全任せ中の方は、是非、以下を想像してください。
日中の、そして連日の、まるで永遠を実感するよな終わりなき(そして延々と割込が発生する)タスクの無限ループの中で意識朦朧になりながら、ようやく寝付いた子どもを布団に寝かせようと腰を曲げた途端、やおら泣き出す「背中スイッチ」の驚愕的な精密さときたら!!
間違いなく、幅広い意味で畏敬の念を感じると思います(笑)
そして、自然の摂理に逆らうように、睡眠に落ちる度に叩き起こされる、自分の意思が介在しない受動的な寝不足の拷問的な苦痛と恐怖…。
何度でも言いますが、「眠らない(眠れない)事による寝不足」ではなく「寝る度に起こされ続ける寝不足」の悪魔的な精神攻撃を想像して欲しいのです。そして、あなたの会社や仕事のように休日がなく、定時や終業時間がなく、翌日も繰り返される終わらない育児。
これらの目に見えない部分やメンタルな部分の大変を、理解して欲しいのです。
その時の、頭が割れそうな程に痛み、発狂して叫びたくなるような、大声を出して逃げ出したくなるような、布団を被って静寂の世界に閉じ籠りたくなるような、我が子の夜泣きの声。。
また、逃げたい投げ出したいと感じてしまった自分に対して後から襲い来る親としての強烈な罪悪感…。
※本当は感じなくて良い類のモノだと思いますがその話はまた別の機会に。
何度もしつこ過ぎる程に書きましたが、それだけ男性陣には、心得ていて欲しいなぁと思いますし、よく知っておいて頂けたらなと思ったので書きました。
はい、本題はここでおしまい。
愚痴パートだよ。
ここから先は「ついでに書いてしまえ!」と途中で思った余談というか「愚痴」を、勢いのままに書きます。
※もしかしたら削除するかもですが、とりあえず先に謝っておきます…。
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【余談1】
パートナーが赤ちゃんの対応で夜通し頑張っている時に、
本当に考え直しましょう‼︎
パートナーが納得してるなら良いですが、まずはそれで納得してるか話してみましょう‼︎
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【余談②】
我が家の長男は、乳幼児期からアトピーが酷かった事もあって、夜泣きの時期を終えてからも全身を掻き毟る音で起こされる日々が続きました。
毎日顔から足の先まで血だらけ傷だらけになる体とシーツ…。
毎日、毎晩、泣きたい気持ちやらどうにもならない憤りやら色々な感情がぐちゃぐちゃになっていて、余りのキツさで、いよいよ妻にノイローゼの兆候が現れているのを目撃したある日の夜、当時帰宅時間が23〜24時だったボクは、その場で退職を決め、翌日には退職届を提出していました。
とにかく早く帰れて休日の多い会社に転職したのですが、当時のことは今思い出しても泣きそうになります…。
このあたりさの事も、いずれ書ければと思いますが、あの頃が1番、とにかく精神的に最もキツかった…。
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さて、余談というか本当に唐突に脱線話を書きましたが、これからパパになる方や、育児を奥様に任せきりな旦那様、特に我が子の大音量の夜泣きの声でも目覚めもしないという現在進行形のパパさんなど、誰か1人でも、これが目に触れて意識に変化が起きたら嬉しいなぁ…なんて思いつつ。
おそらく、子どもが夜泣きするよな時期にママがパートナーに抱く怒りや恨みは、たぶん死ぬまで消えない深さで刻まれている事と思いますので、男性陣は気をつけましょうね…。
いや、本当に。:(´◦ω◦`)
※これから子どもが生まれるという男性の方は、是非こちらも読んでみてください。
※これから育休の機会を迎える男性の方はこちらも是非ご覧ください。
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※これから結婚される男性の方はこちらもどうぞ。
※初めての子育ての方は、自分が気合い入りすぎの場合もあるし、奥さんに任せからの場合もあるし、どちらにしてもお伝えしておきたい事があります。
子育ての弱音は、吐いてもいいですよ!
是非、素敵な家庭を築いていきましょうね!!
過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。