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家事には大きく2種類ある事を知り本質を理解しよう。

3人も子どもがいて未だに父親として半人前、
ナツキのパパこと、みーくんです。

今回は、主に家事の大変さがよく分からない、または大変だと思わない、或いは想像できないという皆さんに向けて、個人の体験から感じた事をお伝えしたいと思います。

皆さんの中で、「自分としては出来るだけ家事に参加してる」つもりだけど、なぜか奥様から嫌味のような事を言われたり、耳を傾けても不機嫌さが理解できない、なんてシーンを体験されている方はいませんか?

例えば「今日のご飯なにがいい?」と奥様に聞かれて、「何でもいいよ」と答えたら不機嫌になられたり、リクエストしたけど違う料理が出てきたりして、なにやら腑に落ちないストレスを感じたり、とか。笑

※性差的な見方で発言するつもりはなく、あくまでも統計的な意味で見るとおそらく男性の方が多いかなと思うので男性の場合を例にして書いていますが、もちろん逆もあると思います。

真面目な話をすると、そんな場合は家事に対する認識にズレがあるのかも知れないなーと思います。

家事には大きく分けて2種類ある。


一言で「家事」といっても、大きく分けて、「考える家事」と「行動する家事」の2つがあると思っています。

そして、よく目や耳にする夫婦間の愚痴やストレスに繋がる「すれ違い」の本質は、この家事に対する認識のズレ(夫側が家事の負担の大きさや本質を理解していないこと)から来てるケースが、非常に多い気がしています。

※個人の体感ですが、愚痴は主に奥様側から、理解できないという不満は夫側からよく聞く感じがします。

ちなみに「考える家事」と「行動する家事」というこの言葉について、日頃から家事をこなす方であれば仮に初見でも字面だけで何のことか直感的に理解できるだろうと思います。

一方で、日頃あまり家事をしない方は、字面だけではすぐに浮かばないかも知れません。

そこで、この2つの家事について具体的に例を挙げてみましょう。

行動する家事と考える家事

例えば、「炊事」であれば、こうなる。

◎行動する家事
・必要に応じて買い物する
・料理する
◎考える家事
・冷蔵庫その他の食材や在庫の把握
・賞味期限も踏まえて使用する食材の優先順位などの把握
・前述の点を踏まえてメニューを考える
・不足する食材や残る食材、スーパーの特売日や翌日以降のメニューも考慮しながら買う物を決める
・その他の家事や子どもの相手なども踏まえてのタイムスケジュール・タイムマネージメント

パッと書き連ねると、こんな感じでしょうか?

普段から家事をしていない方の場合、家事と聞いて思い浮かべるのは前者の「行動する家事」の方だけの場合が多いのかなと思います。

でも、日々繰り返される家事の多くは、洗濯でも掃除でもこういった後者の「考える家事」が多分に含まれていて、というより、考える家事をしないと行動に移せない事も多いですよね。

さらに言えば、掃除や洗濯のように名前が付いた家事ばかりではなく、日用品の在庫管理や子供の学校行事の準備や役所関連の手続きなど、「名もなき家事」が更に膨大にある事も踏まえなければなりません。

そしてもう一つ大事な点は、実際に家事全般を担うと分かることなのですが、手を動かせば済む「行動する家事」とは違い、「考える家事」には予測や判断といった要素が入ってくるし、同時に予測外の事態が付き纏う、というのも特徴かと思います。

考える家事の負担の大きさを理解する

そして、もうお分かりのように、重要度が高くて脳に負担がかかるのは、「考える家事」の方なんですよね。

ところが、自分から積極的に家事をしない人は「行動する家事」だけを見て「考える家事」を理解されていない為に、心ない言葉を投げかけてしまう…という事をやってしまいがちなんですよね。

この認識の相違があると、ストレスを生むんだと思います。

そしてそれは同時に、負担の大きさが分からない=奥様への感謝や労いの気持ちも足りていないといった構図になっているのではないか?(少なくとも相手にそう思わせてしまってはいないか)と思います。

※この状態の典型的な例が、家事を任せる奥様に向かって「俺より暇だろう」と考えていたり、「俺の方が疲れてるに決まってる」と思い込んでいるパターンですね!!

あまつさえ、自分が手伝うときも「行動する家事」部分だけをやって、「してやったぞ」と大きい顔をしちゃったりしてると、もう大変です。(苦笑)


家事の本質を理解したか「復習」

ちなみに、もう一つよくありそうな例でいうと「ゴミ捨て」なんかもそうですよね。

奥様がまとめてくれたゴミ袋を、出掛けにひょいと持って「家の外のゴミ捨て場に置く」だけの行動で、「俺は家事を手伝ってる感」を覚えている方(さらにドヤ顔できちゃう方)は要注意です。

「ゴミ捨て」にしても、家中のゴミ箱の中身を集めて、分別もして、ゴミ箱に新しいビニールをかけて…と捨てる以外の作業がありますからね。笑


さて、話を戻して冒頭の「何食べたい?」の答え合わせですが!!

これも同じことで、残念ながら、妻の「何食べたい?」は、別に夫であるあなたの好みを聞いているのではありません。(泣笑)

冷蔵庫にある食材で作れる料理は何かとか、料理に関しての「考える家事」の部分を手伝って欲しいという意味なんですね。

例えば、冷蔵庫の中にある食材などを確認してから答える(提案する)だけでも、パートナーの印象や態度がグッと変わるかも知れません!

さぁ、これからは「我が家の事」を奥様任せ(相手任せ)にせずに、考える家事も含めて、一緒に参加していきましょう!!

※それと、多くの仕事は給与という形で報酬が目に見えますが、家事は同じように目に見える報酬がない、というのも大事な点かなと思うので、他人事じゃないと思った方は宜しければこちらもどうぞw

※これから結婚される男性はこちらも是非!

※また、今回は家事についてですが、育児に関しても同じようなこと(理解度の差で生まれるストレス)もあります。


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。