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これから育休の機会を迎える男性に送るエール!

‪これから育休を取られるパパ、
あるいは取得する権利を持っているパパ、
取得できるけど取るかどうか迷っているパパ、
すなわち実年齢ではなくパパ年齢で0歳のパパに、
まだまだ半人前ながらボクが伝えておきたい事。

下手くそなりに子どもと向き合ってきて、
未熟者なりにパパ歴を重ねて10年以上が経ち、
少しだけ分かった事や学んだ事がありますので
ここで伝えさせて頂こうと思います。

ちなみに、当時の状況や制度の影響もありますが、ボク自身は長期の育休は取っていない身です。

ですので「育休はいいよ!」と経験者然とした説得をするつもりはありません。
逆に、育休が無いなりに真剣に家事や育児など家庭に向き合ってきたつもりなので、だからこそ感じる「あの時期に育休を設けていたらなぁ…」という想いも込めてのエールになります。

さぁ!新米パパに向けて、
ほんのちょっとだけ先輩のパパが送る、
心からのエールです!!

赤ちゃん可愛い!けど大変さも知ろう!

育休は取ろう。そして以下を味わおう。

箇条書きで行きます!

‪●育休期間は休暇じゃないから!!

育休は休暇ではなく、育児の「研修期間」です。
生まれたばかりの赤ちゃんの愛らしい姿を愛でるのは勿論ですが、その小さな生命に対して全責任を持つという覚悟を持ちしょう。そしてママ1人に背負わせる事なく共に背負いましょう。

●新しい職場のつもりで!!

家事の流れや冷蔵庫の中身、食器や備品その他の収納場所や配置など、覚える事は沢山で大変なこともあると思いますが、これまでの「寛ぐための空間」という認識の他に「人の命を預かる新しい職場」だと思って頑張りましょう。

●‪その数ヶ月の努力が一生モノの愛と信頼を育む!?

慣れるまでの間、ヤキモキしたママから間違いを指摘されるかも知れませんが、あと少しの間だけ我慢しましょう。
きっとその少しの期間の我慢が一生モノの愛と信頼、あるいは感謝と絆に変わると思います。

※ママはパパが失敗しても出来るだけ優しく見守ってください。
子どもと一緒です!今初めて覚えようとして頑張っています!!


‪●論理が通じないモノが、ある。

次から次へと生じる割込タスク、しかも計画や効率を考えてもその通りに進まない、論理も言い訳も通じない、未だかつてない程の大変な仕事になりますが、そういうモノです。どうにかして子どもを変えようとするのではなく自分の認識の方を変えるようにしましょう。

●妻の顔色ではなく我が子の様子を伺おう。

自分なりに良かれと思って動いてるのに妻には不満ばかり言われるッ!パパなりに頑張ってるのにママが不機嫌顔ッ!これ以上どうしたら良いか分かんないよッ!!…と思う日が来るかも知れません。
さらに言えば、いつしか自発的に動くのが怖くなり、「怒らせる位なら…」と指示待ちで夫になってしまうケースも珍しくないんじゃないかなと思います。
これはボク自身の反省も込めて強くお伝えしますが、もしも指示待ちになってしまっていたり妻の不機嫌が治らない事を自覚する時がきた場合は、妻の顔色ではなく、子どもの顔や様子を伺う事に注視しましょう。
そして、何か分からない時は自分からどんどんママに相談したり、教えて貰う姿勢を意識してみましょう。
ママではなく子どもの顔色から何をすれば良いか浮かぶようになったり、あるいはそう考えるのが自然になった頃、きっとママは、あなたの奥様は信頼や愛情を含んだ笑顔を向けてくれているのではないかと思います。

●完璧な親なんていない。

ほぼ予定通りに終わることが無く、延々と終わりが来ない家事育児に心身のどちらかでも参りそうな時は、休んでください。休みたくても休めない!のも分かります。それでもコレだけは覚えておいてください。理想の父親像や母親像になれなくていいんです。完璧を求めなくていいんです。

●寝不足のツラさは短さだけじゃない。

特に夜中が終わる頃までの間は、とにかく寝不足になりがちです。そして寝不足の原因は、ただ「睡眠時間が短い」だけじゃありません。最初から時間が予定通りに取れない上に、ようやく寝れるとすぐ強制的に「起こされ続ける」ツラさがあります。
単なる寝不足とは全く異質なツラさがあり、精神面も病んできますので、無理に2人で付き添う必要はありません。寝かし付けを交代したり、なんなら寝る部屋を交互に分けたりして、出来るだけ互いの睡眠時間を確保しよう。

‪●とにかく予定通りに進まない消化不良感。

時間に追われ何一つ思い通りに目標が達成できない消化不良感に襲われます‬。
そしてとにかく何一つ思い通りに事が進まないストレスや達成感が得られないストレスを知る事になります。
※普段は無自覚だと思いますが、日常は食事でも何でも、基本的には思ったこと考えた事をしながら過ごしますよね。その小さな1つ1つの達成感が悉く得られない中で時間が過ぎていくのを体感します。
短くても良いから出来るだけ1人の時間(自分のペースで過ごせる時間)を互いに作りましょう。

‪●パパとママのどっちが大変とかない。

パパとママのどっちが大変とかは考えないでください。そういう事ではなく、負担し合って助け合って喜びも分かち合ってください。

●‪毎日変化がある不思議さと愛おしさ。

赤ちゃんに毎日何かしらの成長や変化を見つけられます。今だけの、育休を取ったからこそ味わえる特権です!存分に味わってください。
なんなら少しでもメモを取っておくと思い出に良いかも知れません。
とにかく色々ありすぎてどんなに感動したり濃く感じた出来事も、次から次へとやってくるので割と埋もれて忘れていきます。

‪●ありがとうは言い過ぎていい。

感謝と労いなら言葉、本当に大事です。
仕事と違ってお給料などの目に見える報酬がありませんし、誰かに褒めてもらう機会もないので、パートナーとは言い過ぎな‬くらい労い合っていいです。

●‪新人の初仕事なんて下手で当然。

もしも赤ちゃんの対応が上手くいかなくても、イライラしちゃっても、自分を責めないでください。
実のパパだろうと実のママだろうと、あなた達は新人で、初仕事が上手くいかないのは当然のことです。

●経験不足であって愛情不足じゃない。

親としての自信を無くしそうになっても、落ち込ままないで思い出してください。
その原因は、経験不足による技術不足であって、決して愛情不足じゃないと思います。

●あなたの子を育てた先輩はいない。

口は出すけど責任は取らない他人の言葉は、いちいち真に受ける必要ないです(これ大事ッ!)。励みや参考になるなら聞けばいいし、シンドクなる言葉なら忘れても無視してもOKです!
仮に人生の先輩、親として先輩の相手でも、あなたの子の親を勤めた経験は無いはずです。
ただし、ママは善意の言葉でも傷付きやすい時期なのでフォローしてあげてください!!

●唯一無二の正解なんてない。

どんな育児本やハウツー本にも、全ての子に通じる正解なんてのは載ってません。
あくまでも当てはまる部分だけ参考にすればOKです!数ある中から相性の良い方法を試したらいいと思います。

●子どもが散らかすのは絶対に避けられません。

食卓や衣服の汚れ、部屋の散らかりっぷりは、そのうち気にならなくなりますので、出来るだけ早くに諦めるのが吉です。特にご飯の食べこぼし云々はもう笑うしかないです。キレイにとか無理ゲーですから。
※気にしてたら生きていけない事に気付きます

●孤独感を覚えるかも知れないけど同志は沢山います。

やけに孤独感を覚える事がありますが、同じ想いをしている親は沢山います!
もしかしたらパパ友とか作りにくいと思うし、ボク自身も欲しいとも思わなかったのですけど、それでも、SNSで顔も知らないけど気持ちを吐き出したり分かち合えるような仲間ぐらい、別にいてもいいと思います。

‪●‪現代のサービスは先人達の知恵の結晶。

惣菜でもシッターでも、使えるモンはなんでも使いましょう!ポテトサラダを買ってもいいじゃない!経済その他の条件が許すなら家事代行サービスを利用してもいいんです!
そもそも消えずに残るあらゆるサービスは需要があるから生まれ、支持されるから残る訳で、それらは先人達の想いが形になってるもんですからね。
苦労を抱えて背負い込む事を美徳だと「語る」人がいた場合、その人はたぶん随分昔に子育てを離れてる人とか、リアルタイムに当事者じゃない人が殆どじゃないかと思います。

※ちなみに、料理をほぼした事が無かったボクにとって、クックパッドは神
そして、自宅まで配送してくれるスーパーの有り難みといったらマジ最高神。


●主フしたら分かる1日の短さ

朝も早よから「時間に追われた朝の送り」がある事で、午前からどっと疲れます。
そして帰宅後に洗濯物とか朝食の片付けとか掃除とかするけど、あっという間に「夕方のお迎え」がある事で、1日が本当に短く感じます。
そして、またご飯の準備!?てなります…。

●「明日は日曜日」がめちゃ嬉しい。

どちらかというと乳児期というより幼児期、園児として登園が始まってからですが、登園準備や洗濯物などの家事が増えるので「明日は日曜日」の幸せ感は凄いです。1オペだったりするとパートナーがいる安心感も大きいです。
ただ、そんな待望の休みの日でも早く起こされるので、寝坊は出来ないです。

まぁ、思いつくのはこんな感じですかね。
もちろん得られるモノはまだまだあると思いますし、色んな意味であるあるや、教訓や発見は尽きませんし、育児というのは子どもを育てる行為というより、子どもと向き合う事で自分を育てる行為(育自)なんだなと実感します。

子どもが少し大きくなって、もはや育休とかは関係ない時期になっても、色々ありますしね。

育休期間は一生モノの研修期間。

それも育休がとれる時期にきっちりとって、パートナーであるママに孤軍奮闘させる事なく、乳児期を一緒に戦い乗り越えてこそ芽生える絆や信頼関係がある、と思っています。

だから育休期間は、休暇なんかじゃなく、研修期間だと肝に銘じて頑張ってくださいね!!


育休が終わってからも育児は続きます

保育園の事や、学校のこと、その他にも様々な悩みや色々と大切な話が出てくることと思いますが、単純に家庭内での家事育児の延長としても色々出てきます。

例えば、以下は乳児期ではないけれど、浮かんだのでついでに…。

たとえば、洗濯物を洗ったり干したりする時に、服の重ね脱ぎや丸まった靴下、裏返った袖にウンザリしたり…。

洗濯物を取り込んで畳んでたら、ポケットの中きら丸まって湿ったままの靴下やハンカチが発見されてゲンナリしたり…

天気予報を確認して、わざわざ洗濯物を部屋干しに切り替えて出掛けたら、雨降らないとか…

天気予報を確認して、時間も短いしまぁ大丈夫だろうと外干しのまま出掛けたら雨に降られて洗い直しとか…

片付けたおもちゃは散らかすし、
散らかったおもちゃには興味ないし。

買い物に出掛けた先でおもちゃが欲しいと強請られて泣かれたり…

根負けして買ってあげたら直ぐに飽きられたり…

もうずっと放置されて捨てようとしたらまだ使うとキレられたり…

その癖に似たようなオモチャをまた欲しがり…

家の事や子どもの世話を終えたら、
大体はもう22時や23時は過ぎていたり…

前日に持ち帰ったプリントを朝出されて、
「今日必要なモノ(大概は常備してない備品的なヤツ)」が発覚したり…

同じく朝の出る直前に半渇きの衣服をドライヤーで乾かすミッションが発生したり…

弁当箱やお箸箱も前日の洗ってない事に気づいたり…

(マジそのへん全部!帰宅後すぐに出せって!!!)

ホントに、幼児期になったならなったでまた色々ありますからね…。


育児に関してパパが感じるあらゆる事は、「我慢すべき義務」ではなく「享受できる権利」

色々書きましたが、パパになってから1番大切にして欲しいなと思う事は、特に最初の頃、パパと同じくママも親としては新人なので、そんな1番不慣れで不安で責任感に押しつぶされそうな時期にに、ママに丸投げして孤独な闘いをさせないで欲しいなと思います。

特に子どもが生まれてからの数年、そこで与えてしまった孤独感や恨みつらみは、死ぬまで消えないモノと思って。

また、その時期の関わり方が、子どもへの想いや覚悟の差も埋められないモノにすると思いますので、一緒に子供を育てるという覚悟を共にして頂けたらなと思います。

そして最後に、育児に関するあらゆる事は「父として我慢すべき義務」ではなくて「父として享受できる権利」だと思って、頑張って、楽しんでください。

皆様のご家族円満とご多幸を
心よりお祈り申し上げます。


頑張るパパに向けて

育児を頑張ってるけどツラい男性に向けて

この記事では「エール」として個人的な体験から思う事を書きましたが、もし、育児が始まってからツラくなったらこちらもご覧頂けたらと思います。

「夜泣き」に関して少し知っておこう。

「夜泣き」に関するツラさや大変さについて少し理解を深めたい男性は、こちらもどうぞ。

「家事」に関して少し知っておこう。

これまで家事についてはパートナーに任せていたり、もう少し家事について理解を深めたい男性は、こちらもどうぞ。

時代劇のよな昭和マインドの企業問題

それと、今回はテーマが違うので触れてないけれど、悲しいのは本人は家事も育児も頑張る気があるのに、社会に追いつかない社会制度・法整備や、施行されてる法制度に会社が対応してくれない為に不本意な想いをしてる男性も沢山いるという点。

この点に関しては、2022年4月・10月に新たに施行される法整備の効果による強制的な社会変革にも期待したいところです。

こちらの未だ令和になっていない「昭和マインドの企業問題」の解決も、スピードアップして欲しいところですよね。

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ナツキのパパ@令和の父親アップデート作戦中!
過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。

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