なすみそ

雑巾絞りの練習

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最近の記事

そこに愛はあるんか

頭も性格も悪い知り合いの女が、あたし頭も性格も悪くないのになんでいつもセフレ止まりで彼氏できないんだろうと言っており、そういうとこやぞと思った。頭も性格も悪いから本当のことを言ってくれるようなちゃんとした友人はいないし、顔だけは中途半端に良いからワンチャン狙いの男たちに持ち上げられて自己認識を悪化させる。こういう女をめざとく見つけてセフレにすることに特化したカス男共は往々にして所謂ハイスペであり、一時的にでもハイスペ男と深い関係があったという事実がさらに自己認識を悪化させる。

    • れいわ支持者がやっている居酒屋は美味い説

      センスいいなと思う居酒屋に野党のポスター(特にれいわのポスター)が貼ってある確率が異常に高い気がする。思うに「センスで人生をやっている人」は左翼にかぶれる傾向があるのではないか。センスはあるため、政治のあるべき姿についてそれなりの考えを有しているが、これまでセンスで乗り切ってきたが故に物事を深く考える習慣を持たず、理想論から先には進めない。政治の意思決定プロセスや政策論といった泥臭い話には興味を持てないため、理想を実現するための政策が妥当か否かを検証するところまで至らない。こ

      • 死刑廃止論2.0

        日弁連が死刑廃止に関して提言をしたようだ。 私は死刑廃止自体には賛成なのだが、巷で流布しているような死刑廃止論には与しない立場である。 例えば、冤罪が起きたときに取り返しがつかないというものがある。しかし、冤罪の取り返しがつかないのは、他の刑罰においても同じである。日弁連が死刑の代替として提唱する「仮釈放なしの終身刑」も、取り返しのつかなさでいえば死刑と良い勝負である。 各種刑罰間で取り返しのつかなさのグラデーションがある中で、なぜ死刑だけが別個に扱われるべきなのか、説

        • 「地方公立高校から東大に現役合格した話」があまり好きではない話

          「地方公立高校から東大現役合格!」みたいな記事って、何か不遇な環境から特別な努力をして大逆転を勝ち取ったかのような書きぶりのものが多いですよね。私はそういう話があまり好きではありません。往々にして相当程度の誇張が含まれているからです。 私も「地方の公立高校から東大に現役合格した」クチではあります。ただし「地方」といっても人口40万人くらいの県庁所在地で、デカい塾やデカい本屋もありましたし、「公立高校」といっても毎年東大と京大にそれぞれ10人以上合格者を出すような学校でした。

        そこに愛はあるんか

          中学受験について思うこと

          中学受験は歪んだ教育システムの代表格として槍玉に挙げられがちだ。しかしそれでも私は子供に中学受験をさせたいと思っている。 中学受験を通じて高校・大学入試まで通用する勉強の手法が身に着く、というのが一つ目の理由だ。私自身は地方公立高校出身であり、中学受験とは無縁であった。しかし、小学生のころは時間を持て余していたため、麻布や開成、灘あたりの有名私立中学の入試問題をよく解いていた。その過程で、難しい問題に対する立ち向かい方が身に着いたと思う。また、脳の回路がねじ切れるくらいまで

          中学受験について思うこと

          「インフルエンサー」の末路

          今更ながらはんつ遠藤氏のブログを読んだのだが、中々きつかった。ラーメン店の店主にセクハラをした挙句、その点についてはまともに謝罪せず、内輪にはおべっかを使い下ネタを絡めながら寒々しい長文を垂れ流した軽薄さは、SNS上で大いに擦られているところである。ただ、私はそれだけが炎上の原因ではないような気がしている。なぜなら、個人への批判を超えて、「ラーメン評論家」というカテゴリ自体が苛烈な批判に晒されているからだ。ラーメン評論界隈には批判を招きすい構造的要因があるように思うのだ。

          「インフルエンサー」の末路

          郡名20選

          「郡名」は面白い。市町村レベルでは安易な合成地名や僭称地名が氾濫しており、多くの歴史ある地名が失われているが、郡レベルでは古い名称がかなり温存されている。この背景には、「郡」が地域区分としてあまり注目されてこなかったために、古くからの呼称や領域がそのまま放置されてきた、という皮肉な事情がある。普段我々は郡名など全く気にせず生活しているが、郡名はまさに「気にされない」ことによって、地名としての価値を高め続けているのだ。そんな郡名の世界への導入として、私が気に入っている名称を20

          参考書を「読む」方法

          参考書を「読む」のは案外難しい。漫然と文字列を追うだけでは理解が伴わないし、いきなり全てを理解しようとしても挫折してしまう。重要箇所に絞って理解しようとしても何が重要なのか分からない。 この難しさゆえ、授業が大切になる。文字列を追うだけでは理解できないところや、いま理解しなければならない重要箇所を、その道のプロに教えてもらえるのが授業だ。 しかし、いつまでも授業が用意されているわけではない。いつか授業という補助輪を外して、自力で参考書を読み進める勉強方法にシフトしていかね

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          ハートで闘え!!

          千葉県警・松戸市が戸定梨香とコラボしたことで炎上している。これと似た炎上騒ぎは以前にもあった。日本赤十字社の「宇崎ちゃん」ポスターや美濃加茂市の「のうりん!」ポスターが代表例だ。こうして見ると、パブリックとプライベートとのコラボレーション企画に火が付きやすい、そして火が燃え広がりやすいという印象を受ける。 この背景には、官と民の相反する性格が作用していると思われる。民間人による文芸作品は特定の嗜好を持つ人を対象にすることが多い。一方で、公的機関の情報は多様な属性の人々に向け

          ハートで闘え!!

          国際公法で司法試験を突破する

          司法試験において受験者は主要7科目に加えて選択科目を選ぶことになっています。選択科目とは、労働法・経済法・倒産法・知的財産法・租税法・国際公法系・国際私法・環境法の8つです。 この中で私は国際公法を選択しました。国際公法は受験者・合格者ともに極めて少なく、情報があまり出回っていません。(令和3年度の合格者はわずか19人であり、これは8科目中最少です。)国際公法をやってみたいけどリスクが高いのでやめておこうと考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、やるべきことを的確に

          国際公法で司法試験を突破する

          法律嫌いが司法試験に合格するまで

          論証パターンなるものを最初に見たときに「なるほどそういうものか」と思えるか「なんだこの詭弁は」と思ってしまうかで、それ以降の学習方針はかなり変わってくると思う。前者の人は予備校にどっぷり浸かればそのうち合格するだろうが、後者の人は法学自体に疑念を抱いてしまっているため、そのままでは上手く学習を進めていくことができない。面白いと思える教材を慎重に選び、(詭弁と割り切りつつ)多少は納得できる形で論証を組み立て、ダルさとシンドさを回避する工夫を尽くしていかないと、心を壊すだけだ。普

          法律嫌いが司法試験に合格するまで

          割り切りと思い込み

          司法試験の合格体験記といえば「一日10時間勉強しました!過去問3周しました!そしたら受かりました!」みたいなぶっとんだ話をよく見かけるが、そりゃそれだけやれば受かることくらい誰でもわかるだろ、1+1=2だろ、と思ってしまう。私はそれほどの時間的・精神的・体力的余裕を持ち合わせていなかったので、どうしてもそういう苦労話をひねくれた目で見てしまう。ただ、頑張れない側の人間なりに、限られたリソースの中で効率良く知的好奇心を失わずに学習を進められる方法を洗練させてきた自信はある。なの

          割り切りと思い込み

          野党はどこに向かうのか

          立憲民主党が次のような政策を掲げたようです。 正直なところ、これを見て自民党ではなく立民党に投票しようと決める人は少ないのではないでしょうか。 この件に限らず、最近の野党の動きを見ていると、支持拡大を狙っているにもかかわらずターゲットを絞りすぎている印象を受けます。どうも戦略をミスっているような気がするのです。この点について少し考えてみようと思います。 極めて粗雑なモデルですが、まず国民の政治志向を「保守」と「リベラル」に分けてみましょう。Twitterでの議論やテレビ

          野党はどこに向かうのか

          マイルドライナーをノック式に改造してみた

          蛍光ペンは教材の情報を視覚的に整理するときの強い味方だ。ただし、これまでの蛍光ペンには難点があった。それは色のどぎつさだ。情報を整理しているはずなのに、学校指定の資料集のような雑多な紙面になってしまったという経験は、もはや中高生の通過儀礼である。そんな悩める者達を救うべく2009年に降臨したメシアが「マイルドライナー」だ。 マイルドライナーは”蛍光感を抑えた蛍光ペン”というパラドキシカルな商品だが、その自家撞着的性格によって上の問題点を見事に解決した。さらに、全25色の圧倒

          マイルドライナーをノック式に改造してみた

          今更ながら「小室文書」をきちんと読んでみた。

          眞子様が年内にも小室圭さんとご結婚されるようだ。 小室圭さんといえば、今年の4月に28頁にわたる釈明文書を公表したことで世間を賑わせた。 当時「小室文書」に言及した者は多かったが、私を含むそのほとんどがネット記事の要約に目を通したにすぎなかったことは想像に難くない。 しかし一次情報に遡ることの重要性を忘れてはならない。また彼が書いた文章を読むことで為人が見えてくるかもしれない。そこで、今更ながら「小室文書」をきちんと読んでみることにした。ついでに要点をまとめてみた。

          今更ながら「小室文書」をきちんと読んでみた。

          混沌の意味

          最近バーバパパのEDMをよく聴いている。 彼の音楽・動画の中毒性の高さは既に話題になっている。この中毒性は「混沌」の見せ方の上手さによるものではないかと思う。ただの混沌は退屈だが、意味の与えられた混沌は興味深い。一見脈絡なく思えるものが、実はストーリーを紡いでいるかもしれない、という状況は人の興味を掻き立てる。 では、どのようにして混沌に意味を付与するのか。その最も効果的な方法は、「秩序」と対比させることだ。そもそも、原始の世界は秩序を持たない。秩序などというのは人間が後

          混沌の意味