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勉強における家庭での取り組み方

娘の実例をもとにして、勉強への取り組み方と導入までを細かくお話いたしますので最後までお付き合いください。

① 学習の定着化に向けてルールとして


娘は1年前に「勉強は小学校に行ってからやる!」と言っていた事もあり、入学前は無理に強制する事もありませんでした。
入学してからは、言った事は約束を守って頂かないといけませんので、学校の宿題等を終わってからでないと遊びには行かせない!と言う一つのルールを構築し実行していきます。

帰宅後、家の前では友達達は元気に遊んでおり、はじめの内は中々集中出来なかった事も多くありました。
ですが、この一つのルールを続けることで学習は習慣化され、のちに苦も無く勉強をすると言う事に繋がりました。

② 半年先を行く先取り学習でアドバンテージを


対面式の代表あいさつ、GWを迎えて少しずつ学校にも慣れ学習の習慣化による先取り学習も早い子供だと進めていく時期に入ることでしょう。
娘も学習の定着化が少しずつ進み学校の勉強に遅れる事もなく先に先にと勉強を続けて夏休み前後からの話になります。

・ 九九を覚えるまでの道のり


娘も自宅の廊下には数年前から九九の掛け算の一覧表(手書き 60x180cm)を掲示していました。
これに関しても、只張り付けているだけで娘が1年生時、極稀に見て興味がある時に5分くらいは話し
「来年にはこういうことやるんだよ」
「3+3+3は9だから、3X3とおなじで計算が楽になるよ。」と言うくらいで
私は覚えるような強制も致しませんでした。
この「楽になるよ!」の一言が娘にはパンチの効いた一粒万倍の言葉になり
常に、楽をして大きな成果を得たい、エビでタイを釣る性格な娘だった事も大きく関係しているとおもいます。

この事から夏休みに入って、娘は何を思ったか1ヶ月前後で3の段まで九九を覚えはじめ、10月頃にはすべてを覚えるようになれました。

また、私自身が私立に通っていた学習方法を愚弟に実践した事で
私の母は公立校の当時の担任から
「そういう事は辞めてください。」と言う事がありました。

幸い、娘にはそう言った事は1年生の時になく夏休み明けには日記にも九九を夏休み中に覚えはじめたと書いており
先生方からも凄いですね!と言う返事でもありました。
モデル校に通っていたからの回答だったのかと思うと共に
学区内の学校だったら、以前と同じような回答だったのかもしれません。

・ 1日当たりの勉強時間はどのくらいだったか?


学校の授業ではGW明けの学校は、まだ足し算・引き算まで進んではいない時期と言う事が私自身も覚えていなかった為、検索して調べてみると6月辺りから足し算・引き算の計算問題が始まるようです。
GW明けの時点では家庭学習にて計算問題は始めており、この時点で1ヶ月近い先取り学習が出来ておりました。
あくまで娘の実例で5月GW以降の1日当たりの勉強時間とどのような内容だったかについてお話ししたいと思います。

・ 勉強内容は主に


計算問題 足し算引き算 合計150~200問
宿題の漢字、漢字練習をノート各1ページくらい
音読、読書など

また、進研ゼミ小学講座1年生は簡単すぎてつまらなかった事から、1学年飛び級で始めようか?と言う話もありました。

ではこの量を1日でやるとなると、どのぐらいの時間かかかるのか?と言う事になると思います。
この量を終わるのは、1年生の時では2時間前後掛かっていました。

また、娘は勉強をスタートしてからの30~40分間はだらだらと勉強する事が常でエンジンのかかるのが遅いタイプ
それを過ぎると数時間でも続けられる体力もありました。
この勉強をスタートはするものの、その後の加速力が無い為、色々と試行錯誤する事になり対策もしていきます。

また、4年生の壁を越えた当時ではエンジンが掛かれば4~7時間と言う長い集中力を発揮し勉強をしていました。

上記の事からも、勉強を始めて習慣化するまでのて時間を考えると、学習を定着化させるための最適解は低学年からの学習習慣・ご家庭の指導と言える事でしょう。
SAPIX等の塾に1年生から通われる方も多いと思いますが、決して塾に行く=習慣化されて出来る様になるとは思わないで欲しいと私は思います。
子供はまだ幼く、こういう部分の親のサポートは必須と思います。

また実体験で娘が高校に入学して、とあるご家庭の家族と付き合いがあり親が勉強を子供に対して強制をした事、感性については認めない、教育虐待のDV等もあり、最悪な成長をした中学生家族と2年間交流がありました。
当時娘がボランティアにて高1の時に中学3年生の勉強を見てあげた事により発覚しますが、自己肯定感も低く集中力も乏しく、自己主張が強くすべて父親が否定してきた為、才能があるお子様でしたが全てにおいて失敗し修正が効かない事例と思う事がありました。
高校を推薦で受け、大学付属校に入学するもコロナ禍により学校になじめず退学し翌年都立を再受験する事になる生徒さんでもありました。

娘にとって、この経験は大学の心理学を専攻する道標となります。
娘曰く、自分の課題も多くなる時期と重なりこの中学生はやる気もなかった為、最終的に手に負えずリリースする事になってしまいます……。
振り返ってみても、才能の片鱗はあっても育成方法が1つでも間違ってしまうと真逆の結果になってしまうという事例だと言う事を私、娘自身もどうやってたら修正できたのか?と娘と私で教育関係の事業化を見据えながら、今でも話し合う事もあるぐらいの事でした。

・ ピアノのほかに始めた習い事


小学校入学時にピアノに通っていたと言う事は以前にお話しした通り楽しく通っていました。
また小学校入学すると同時にスイミングを再開し、バレエを友達と一緒に始める事となり、バレエは2年生まで2年間続けます。
3つの習い事と勉強の習慣化と定着を見据えて考えると、確かに多かったか?と思うと共に、それでもやり切ってしまった娘体力には感服いたしました。
保育園の時から、活発に外で遊び走る事で体力面を底上げできていた事が大きかったのでしょう。

上記の習い事があった時も宿題をし、家庭学習では計算問題150問又は、漢字等のどれか一つを学習し習い事のある日の時間は1時間前後を要していたと思われます。

③ 集中力を増強出来たのは何故か?


・ 1年の時から、たびたびゾーンに入る娘


よくアスリートがゾーンに入ると言う事をと言う事を聞くと思いますが、娘自身をよく観察してみる事で小学校1年生からそういう状態に入っていた事が多く見受けられてました。

周りの事が一切気にならず一つの事に集中する様は、目前でサッカーボールが飛んで横切っても、全く気付かず絵を描いていた、読書をしていた等が多く娘にはありクラスの友達のお母さんからも授業参観等で集中力が凄くあると言われた事が多々ありました。

元から、知的探求心も強く、大の負けず嫌い、大丈夫私は出来るからと全てにおいて有言実行する能力とその負荷に耐えうる体力も娘には私と違ってあったことが大きな要因と思います。


・ 授業で受けた事の9割はその場で覚えてしまう記憶力


1日の学校が終わって帰宅すると度々、物凄く疲れて疲労していた事が多く見受けられました。
その原因が後に判明し、対策を講じる事となります。
先にも、アスリートがゾーンに入る事を言いましたが、娘も集中力が高く各授業の時間ごとにそう言った領域に入るのが常だったのではないか?と考えられます。

上記の事からも集中力を高める為には、それ相応のエネルギーが必要であり、娘は常にエネルギーの枯渇状態で勉強をしていた事、所謂ハンガーノックに近い状態だった事が考えられます。
本来でしたら、枯渇したエネルギーを飴・チョコレート等で補給することが出来るのが望ましいですが、学校ではそう言う事ができない為、常に疲弊して学校から帰宅する日常であった事からも、帰宅して補給がすぐ取れる様に私たちは準備を怠らないようにし、勉強に入るスイッチを入れるルーティンとして開始前に飴、又はチョコレートを一包食べてから始める事を導入するに至ります。

百人一首 競技かるたを題材にした漫画「ちはやふる」の作中にて、枯渇したエネルギーを補給する意味あい糖分補給の為チョコレートを山のように食べる描写もあり、リセットをして頭の回復を即す意味での短時間睡眠なども娘には応用していく事になります。


また、4年生から通い始める塾、校舎の違いがあると思いますが、通っていた校舎にはバスケットがありその中には、たくさんの飴・チョコレートが入って休憩時間に自由に食べてエネルギー切れによる集中力の低下を防ぐ意味合いで置いてあると言うのもありました。
生徒さん達も休憩時間に補給するお菓子類を持ち寄って交換して食べる事も多かったそうです。

④ 学習を習慣化するのは4年生からでは遅い理由


よく、中学の受験を見据えて4年生から塾へ行かれる方も多いと思いますが、学習をする習慣化はされていますでしょうか?
娘も小学校1~2年生までの半年~1年と言う期間を掛けて、勉強をする習慣化を身に着けるに至っています。

その習慣化が出来ていない生徒さん達が4年生から、今までと違う方向に向かっていざ中学受験を目指し勉強を開始しても出足の部分で出遅れてスタートダッシュがつかなく習慣化するまでの期間は苦痛を伴う事でしょう。

4年生当時、娘の勉強する時間は集中して4時間以上の学習をすることが出来ていました。
また、4年生からの習慣化できるまでに要する期間最短で数か月~1年前後は掛かってしまう生徒さんもいると思われます。
以上の事からも、小学校入学時から勉強・学習への取り組みは始まっており習慣化するためにしてはいけない事は親が強制する事だけで、上手く誘導し低学年で定着出来る事が望ましい事と言えるでしょう。

また、娘自身も大学生になり、中学受験を目指している子供の家庭教師を始めて何人ものそういう生徒さん達を見てきているのも事実であり、こうのような生徒さん達にも、上記に示す娘同様のルーティーンをしていく事である一定以上の成果が出ています。


⑤ まとめ


鉄は熱いうちに叩けと言いますが、勉強においても習慣にする事と定着化は小学校入学から我が家では始めており、一定の成果が出た事と先取り学習も導入し最終的には半年先の勉強を6年間続けられました。

娘の性格を細部まで理解し、そこを巧みに利用して一粒万倍の言葉を一番良いタイミングで言えた事が一番大きかったのではないでしょうか?

この事からも、学校の授業=娘にとっては復習を各時間で確認すると言う意味合いだった事だと私なりの解釈に至っています。

・ 追記(次回内容の予告)

次回の投稿内容を考えながら書いておりますが、今回書き切れなかった内容で小学校1年生時の読書量の事を考察した内容となると思います。
投稿された際はあくまで参考値として頂ければ幸いです。


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