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ヨガインストラクターのための指導ポイント

ヨガ指導におけるヒントや有益な知識情報をお伝えします。特にヨガの解剖学や安全安心な指導への情報を中心にお送りします。
ヨガの解剖学の第一人者直伝のヨガ指導のポイントをお伝えします。他ではあまり伝えない内容もここではお…
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2024年2月の記事一覧

【マガジン】ヨガを正しく伝えるための実践における注意点③

【マガジン】ヨガを正しく伝えるための実践における注意点③

ヨガを正しく伝えるための実践法の最終回は調気法と瞑想法に関してになります。
今まで見てきた、哲学・倫理からクリアそしてアーサナと続いて、いよいよ調気法からは何もしないという観察のみの段階に入る入り口になります。
日常の中では常に何かをしている自分に対して、逆に何もしない、手放すという難しい段階ともいえます。

ただ難しいからこそヨガの実践の本質であり、ヨガの実践によって苦しみから解放されるための必

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【マガジン】ヨガを正しく伝えるための実践における注意点②

【マガジン】ヨガを正しく伝えるための実践における注意点②

前回は、ヤマ・ニヤマそして浄化法に関して、ヨガを伝えるために必要な事を考察しました。
今回は、アーサナの実践法と、クラスの構成について考察し、生き方、考え方が変容する本来のヨガの効果を伝えるために必要なポイントを見ていきます。

【マガジン】ヨガを正しく伝えるための実践における注意点①

【マガジン】ヨガを正しく伝えるための実践における注意点①

どうやったらヨガの素晴らしさを多くの方に伝えられるかをずっと考えています。
〇〇ヨガが乱立している中で、その主張するものはほとんどがアーサナの取り方や深め方についてです。
本来は考え方、生き方こそがヨガであり、ヨガという実践を通して、その生き方が変容することがその価値なはずなのですが、、、。

最近見えてきたのは、ヨガを提供しているクラスの、項目のアンバランス性です。
ヨガの実践法は、哲学・倫理、

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【マガジン】何かを得たから満足する、のではない満足

【マガジン】何かを得たから満足する、のではない満足

ヨガの目標とする状態は調和であり静寂ですが、満ち足りた状態とも言えます。
この状態の逆は満ち足りていない状態ですから、欠乏状態、枯渇状態、欲求状態ですね。
欲求というのは、何かを欲している状態ですから。今足りないものを欲していると考えられます。
ヨガでは道徳的な部門に、サントーシャ(知足)という教えがあります。

足るを知る:もっともっとと足りないことを必要に求めるのではなく、すでに自分は十分に満

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