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第18回湘南国際マラソンレポ:フルマラソンは一旦卒業

【約4,500文字、写真約25枚】
2023年12月3日(日)、初めて「湘南国際マラソン」に参加、完走しました。その感想を書きます。

結論から言うと、タイムはボロボロ(5時間50分台)、満身創痍でした。マイボトル・カップ制度は手放しで良いと言えないことに加え、風が強く、日陰も多いことから、私にとって、決して良い環境ではなかったです。また、いくつか忘れ物をしたことも反省点でした。総じて、完走に満足感はあったものの、フルマラソンは一旦卒業しようと決めました。なお、大会運営のスタッフの方々や、沿道で応援してくださった方々には感謝しかありません。

大会名:第18回湘南国際マラソン
場所:西湘バイパス大磯西IC~江の島入口付近のほぼ1往復
おすすめ度:★★★☆☆
開催日:2023.12.3 Sun.
集合場所:大磯プリンスホテル付近
アクセス:二宮駅、大磯駅などから無料シャトルバス
参加料:15,000円+手数料他
スタート時間/制限時間:9:00 スタート/6時間30分
URL:https://www.shonan-kokusai.jp/


▶︎参加のきっかけ

過去に初参加したフルマラソン(横浜:2018年10月)

湘南国際マラソンに参加したきっかけは、1)最近は運動不足を感じていた、2)偶然、Xで河野太郎のポストを見たためです。過去に1度(2018年10月)、フルマラソン(横浜マラソン)に参加したこともあったため、前回のタイム(5時間30分台)を、縮めたいという思惑もありました。

今回のフルマラソンのために、毎週末ごとに3キロほど増やしながら練習しました。最初は8キロでもヒーヒーしていました。しかし、徐々に距離を増やし、30キロ弱まで走ることができるようになった時は「やればできる」と実感がありました。

マラソン大会に「エイヤ!」と参加を決めた途端、本番に向けた準備は、毎週の生活にハリをもたらす効果もあることが好きです。毎週末、ダラダラしてしまう人は、マラソン大会にエントリーすることをおすすめします。

▶︎湘南国際マラソンの特徴

サステナブルを意識した大会。圧倒的なゴミの削減結果

湘南国際マラソンは、2022年から「地球環境に優しい大会」に向けて舵を切りました。そして、ランナーはマイボトル・マイカップ持参、自分で出したゴミは持ち帰るという新ルールになりました。

コース情報(引用元

コースは、西湘バイパス大磯西IC~江の島入口付近のほぼ1往復です。最大高低差は13m程度で「激坂」はありません。コース全体が直線基調のため、比較的「タイムが出やすい」と言われているらしいです。

トイレは全7カ所、給水所は概ね200mごとに約200ヶ所(約3,500個の蛇口)、給食所は全6カ所と、数に不足感はありませんでした。

給水:水、クエン酸、スポーツドリンク、カルピス、麦茶ほか
給食:バナナ、ドーナツ、エナジージェル、ういろう、塩飴、チョコほか

▶︎会場へのアクセス

二宮駅の様子

フルマラソンの部は朝9時に号砲です。会場へは二宮駅、もしくは大磯駅から無料のシャトルバスがほぼ無限に出ています。大磯駅は小さいため、運営サイドは二宮駅の利用を勧めていました。

バスの待機列
約20分でバスに乗れました

私は二宮駅からシャトルバスを利用しました。7時半くらいにバス待ちの最後尾に並んだ後、約20分でバスに乗ることができました(運営サイドは7時10分までに駅へ到着を推奨)。

二宮駅からの徒歩ルートとバス乗り場の案内

二宮駅から約2.7キロを歩いて会場へ向かう方も多くいました。しかし、歩く時間と、バスの待ち時間+乗車時間を比較した場合、バスに乗った方がお得だと思います。

会場に到着

会場に隣接しているプリンスホテルに宿泊し、マラソンに参加している方も見えました。宿泊とフルマラソンのセットを旅行として企画するのもありですね(私は絶対にイヤです)。マラソンが日曜日開催の理由は、遠方から参加し、ホテルなどに泊まる人を考慮した結果なのでしょう。

すぐそばにプリンスホテル
会場の地図。一番重要な情報であるトイレの場所はハイライトしてほしい

▶︎マラソンのための装備

身につけていたもの

走る際に身につけていたものを紹介します。
・Tシャツ
・アームスリーブ
・半ズボン
・タイツ
・シューズ(Off-White × Nike Air Zoom Tempo Next% Flyknit "Solar Red")

持参したグッズ
サングラス(撮影し忘れたため過去に別撮りしたもの)

・ケータイ(音楽を聴くため)
・ケータイを入れるミニバッグ
・イヤホン
・クリップ(イヤホンを服に固定するため)
・アップルウォッチ
・折り畳みできるコップ
・サングラス(Oakley X FRAGMENT - Sutro Vented)

なお、最大の反省点は、イヤホンジャック変換アダプタを家に忘れたこと。結局、音楽を聴かずに走る結果となりました。アホすぎる😨

忘れてしまったイヤホンジャック変換アダプタ…

▶︎走り終えた感想

✔️良くなかった点

マイカップに水を注ぐために立ち止まるランナー(引用元

マイボトル・カップを使った給水はペースが乱れる
この大会の最大の特徴は給水所に紙コップがなく、マイボトル・マイカップを持参することです。しかし、その難点は、ボトルやカップに注ぐ時に立ち止まる必要があることです。紙コップの場合は、サッと取って、サッと口に水分を含み、サッと捨てられます。立ち止まることはランナーにとってできれば避けたいです。タイムを競う上位ランナーなら尚更だと思いました。

マイカップ(¥1,540)、マイボトル(¥2,750)(引用元

市販のマラソン用カップはコスパが悪い
大会公式で販売しているマイカップは、くしゃっと小さく丸められることに加え、取手が付いているため、携帯に便利です。ただし、使用機会が少ないことに加え、価格が安くないことから、購入する程のものなのか微妙です。紙コップを持参、使用しても成果は変わらないと思いました。

好日山荘で購入した、キャンプ用の折り畳みコップ(約600円)
蛇腹を開くとコップになります

キャンプ用の折り畳みコップはおすすめしない
私は、キャンプ用の折り畳みコップを持参しました。しかし、これは若干失敗でした。走りながら紙コップで給水する場合、縁部分を尖らせて、水分を補給します。飲み物が口から溢れないためです。縁を変形できないコップ(私が持参したもの)は、マラソンに不向きでした。

海風、日陰がつらい
海沿いを走るため、折り返し後の後半は海からの向かい風が強く、体力をかなり削られました。また、防風林の影響で日陰が続くため、寒かったです。アームスリーブを持参して正解でした。

給水所が分かりづらい
マイカップ・ボトル持参のため、給水する人は、立ち止まる必要があります。そのため、給水所に気付かない人が、給水している人とぶつかりそうになる光景を何度も見ました。給水の手前にスタッフが口頭で知らせるか、風船などを付けた方が良いと思いました。

ゴミ箱の設置を希望
給水でゴミは出ないものの、給食は、包み紙やバナナの皮などのゴミが出ます。給食所の直後しかゴミ箱がないため、ほとんどの人はゴミを捨てられていませんでした。そのため、ゴミ箱を全ての給水所に設置してほしいです。

荷物置き場は大会サイドが完全管理してほしい
大会サイドは、荷物置き場から荷物を持ち出す時のみ、ゼッケンと荷物に貼られた番号を確認していました。一方で、荷物置き場に荷物を置く時などはランナー任せでした。荷物置き場から出なければ、他の荷物の物色が可能でした。荷物置き場で全ての荷物管理を大会サイドが行ってほしいです。

「国際」とは?
外国人の参加者は非常に少なかったことに加え、会場やコース内で英語併記、アナウンスはほぼなかったです。「湘南マラソン」ではダメなのでしょうか…?湘南国際マラソンの「国際」とは何なのか分からなかったです。

✔️良かった点

シンプルなコースで走りやすい
ほぼ1往復だけのコースは、距離感が分かりやすく走りやすかったです。

オフィシャルTシャツ(引用元

大会の公式Tシャツが格好いい
マラソン大会のTシャツは格好良くないものが多い印象です。しかし、The North FaceのオフィシャルTシャツは比較的センスが良かったです。The North Faceがデザイン制作まで入り込んでいることが想像できました。

✔️その他

シューズを見ると面白い
ランナーが履いているシューズは、NIKEが最も多かったと思います。また、onを履いている人が想像以上に多かったです。さらに、ワークマンのシューズを履いて走っている人もいました。シューズを見ると、どのこ企業が支持されているか分かって興味深いです。

サステナブルなのか?
紙コップなどのゴミが歴然と少ないことはポジティブでした。しかし、ゴミを出さないこと=サステナブルなのか疑問でした。1)紙コップの代わりにプラスチックボトル・カップなどを新規に購入することで、結果的にGHGガスを多く排出していること、2)廃材を利用した紙コップもあることから、ゴミを出さないこと=サステナブルなのか、大局的な視点で見る必要があると思ったためです。その点まで言及した開示があると、納得性は高いです。

▶︎ゴール&タイム

FINISH

完走できたものの、私のタイムは5時間50分台と散々でした。事前にしっかり練習したつもりでした。しかし、5年前に初めて走ったフルマラソン(横浜:5時間30分台)よりも、遅くなってしまいました😨

10キロ〜:右足の親指に痛み(完走後、巨大な水膨れ)。
20キロ〜:1キロ6分半ペースで順調。
30キロ〜:1キロ10分ペースに。スタミナの限界&足首に痛み。走っているつもりでも、歩いている人に抜かれる。
40キロ〜:膝裏の筋に痛み。気力で歩き続ける。

走りながら、小出義雄『マラソンは毎日走っても完走できない』に、元来、フルマラソンは誰でも完走できる、と書いてあったことを思い出していました。短距離ランナーだった私の足の筋力は長距離向きではないのでしょう😅

運営してくださったスタッフの皆様、ありがとうございます。また、完走した全てのランナーに尊敬の念しかありません。私は、とにかく足が痛すぎたため、フルマラソンは一旦卒業だと痛感しました🥲

撮影用ブースにプロップスもあり
おしゃれなノースフェイスのブース
サンセットとともに解散
椰子の木がいい具合
巨大なウォータースライダー

▶︎まとめ

家族と記念撮影

いかがだったでしょうか?私にとって、湘南国際マラソンの環境はイマイチでした。それは主に、1)マイボトル・カップ制度により給水しづらい、2)風が強く体力を削られる、3)日陰が多いため体が冷えるためです。本番に向けて毎週末に練習したため、悔いはありません。しかし、私の失敗ポイントは、イヤホンジャック変換アダプタを忘れたこと、五本指靴下を履けば防げた足の水膨れでした。おそらく、今回でフルマラソンは卒業です…。

▶︎今日のマラソン飯

まぐろとサーモンの贅沢丼 (¥1,480)

海風が冷たいことに加え、乾燥していたため、喉を痛めてしまいました。その後、ご飯を飲み込むのも辛かったです😢

Thank you for your support!