HRフリーランスとして沖に出た私のリアル&ライフハック
こんにちは、こんばんは、ごきげんよう!
フリーランス人事の清水奈央(しみず なお)です。
最近では、学生時代から10年ほど住んだ京都・大阪に旅行に行ってきました。
10年ぶりに当時のバイト先を訪れたり、卒業ぶりに大学までの道のりを歩いたりして懐かしさに浸り、時の流れに思いを馳せたのでした。
しかし東京に戻ってから、化粧ポーチを大阪のどこかに置き忘れたことに気づき、さらに洗濯物一式全てをホテルに置いてきたことにも気づき…。住む土地も変わり人生のフェーズは移ろっても、ちょっとした失敗ってなくならないものだなぁ…と達観した気持ちになりました😭やれやれ
早いものでついに1年の最終月、12月を迎えましたね…!
年末を振り返りの時間にあてる方もきっと多いのではないかと思います。
フリーランス人事として沖に出て今月で半年になりますが、この半年間人事ノウハウやキャリア選択のお話もこのnoteで発信してきました。
6回目の今回は、ずばり「フリーランス」についてを言語化して発信したいと思い、筆を取ります。
「正直、フリーランスってどうなんだ!?」
「将来フリーランスも視野に入れたいけど、何からやっていいのかわからない…」
「フリーランス人材と仕事してみたいけど、どう工夫したらいいんだろう?」
などなど、最近よく耳にするけど実態が見えてこない"フリーランス"での働き方について、私なりの今の見解をお伝えできればと思います。
フリーランスになるとき考えたこと
フリーランスとして出発する際、一番最初にじっくり考えたのは、「私はなぜ独立するのか?」というテーマでした。
フリーランスになる!というと少し大事に聞こえますが、あくまでキャリア選択の一つにすぎません。社内異動でキャリアチェンジを考える方や転職を考える方とそんなに変わらない、「何のために新しいキャリアを選択するのか」という根源に立ち返って思考する時間が必要だと思い、なぜ独立するのか?というテーマにじっくりと向き合いました。
振り返ると、今までのキャリアでは常に「何をするか?やったことに対してどういう結果を求めるか?」という強い目的意識が生活、ひいては人生の軸となっていたように思います。
20代は特にその軸にひたむきで、仕事はもちろん当時打ち込んでいたダンスなど、プライベートも「何をするか?どういう結果を求めるか?」という攻めの姿勢で生きていました。
しかし30代になり、身体の変化を経験したり、自分の中で一度立ち止まり「私が大切にしたい豊かさってなんだっけ?」という新たな問いが生まれる瞬間がありました。
走り続けてきた20代から、半ば強制的に新たな人生のフェーズが開けた30代。
「何をするか?どういう結果を求めるか?」も大事なことには変わりはないけれど、もう一つ大事な軸として「どのように人生を過ごすか?何に時間を使いたいか?」を明確にしていったことで、「なぜ独立するのか?」というテーマを深めていきました。
何に時間を使いたいか真剣に考えたとき、思いついたのは下記でした。
・友人や家族との時間を大切にしたい
・「合わないな〜」と思う価値観や人間関係に長く身を置かず身軽でいたい
・極度の多忙による身体の不調を感じずに生きたい
・いきたい場所に時間をつくって行ってみたい
上記の全て、実はフリーランスになる前は仕事を理由にアンコントローラブル(操縦不可能)なものだと諦めていました。
攻めの姿勢で仕事もプライベートも結果を追い求めていたら、そりゃ無理に思えるよなぁと今では思うのですが…。
20代の私の世界では仕事を理由にあきらめていたものが、実は自分の大切な価値観だったんだと気づいたりしました。
これからはもっと、上記のほしいものを自由につかみに行ったり、逆に時が来たら手放したり、究極的に自分で自分の人生をデザインできるようになってもいいのかなと思った、というのが当時「なぜ独立するのか?」というテーマを考えたときの私の結論です。
もちろん仕事は大好きです!
なので、もっと自分の人生を自分で舵取りしたいな〜と思ったからフリーランスという選択肢をとる、と決めて前に進みました。
フリーランスとして出発!最初にやったこと。
さていざ独立!と思った私ですが、右も左もわからない新参者。
不安な気持ちもたくさんありました。そんな私がやってみてよかった!と思うことをご紹介します。
①ちょっと先を歩いているフリーランスor独立した先輩に話しを聞いてみる
フリーランスで活躍されている方、皆さんも身の回りに一人二人いらっしゃるのではないでしょうか?
その方たちに、独立の経緯や方法を聞くのはとっても参考になります。
(いや、本当にありがたかった。。その節は皆さんありがとうございました)
同業だと特に相場やあるあるの困りごと、解決方法なんかもなんとなく共通して見えてくるので、ぜひ探して積極的に話を聞いてみてください。
独立後も何かと相談できる先があるのはとってもありがたいです。
②snsの開始
Xはもちろん、YOUTRUST、Pitta、facebookなどビジネスシーンでよく情報交換が行われるSNSを新規で登録したり、既存のアカウントをフリーランス仕様に発信し直しました。
このアカウントは、一定幅広い年代・業種の方が見てもアカウント情報だけで自分を理解してもらえるよう、キャリアをきちんと入力することが大事でした。
仕事を依頼してくださる方にスキルをクリアに理解してもらわないと、いくらSNSを運用しても依頼がこないことになりかねなかったりします。
輝かしくなくていいから、具体的に見落としなく言語化する意識で棚卸してみるのがおすすめです!
③noteの運用開始
noteもSNSの一種ですが、長文で様々なテーマを連載しているnoteが読まれると「こんなことできるんだ」と知ってもらえてお仕事の依頼につながったりすることがあります。
またふとした瞬間仕事の話になった時、ぽんと記事を渡せばできることや考え方が文章で伝わるので便利だったりもします。
実は毎月連載しているこのnote、ライターに協力してもらって2人協働で書いています!(じゃーん!本当にいつもありがとう。。)
フリーランスになると決めてからかなり初期段階でnote発信の作戦を考えていたため、すぐにライターに声をかけnote発信が実現しました。
考えてること、伝えたいことはあるけど、文章で伝えるって技術なんですよね。
最初に自己紹介noteを自分で書いて「私の人生、もっとおもろいのに全然おもろく見えない…」と思い、知り合いのライターさんに声をかけて構成をお願いしました。
自分のことなのに「わかりやすい!伝わる〜!」みたいな気持ちになったり笑
人事のスキル(他の専門的なスキル)=文章が書ける、ではないですし、その能力をお金を払ってアウトソースするのは個人で活動する私にはマストな宣伝投資だったと思っています。
④写真撮影
信用が大事なフリーランス。SNSなどしっかり顔出しする必要があると思ったので、プロのカメラマンにお願いしてコンセプトに合った写真を撮りました!
コンセプトはナチュラルで自分らしいこと。
ゴリっとした「THEコンサル(堅)」ではなく「ちょっと相談してみようかな?」と思ってもらえる雰囲気に撮ってもらいました。
ナチュラルな私らしさを追求した結果、現在の南国感が強い写真に落ち着いたのもいい思い出です。笑
⑤税理士さんを見つける
無理してつける必要はないけれど、信頼できる人が周りにいるならついてもらった方がいいと思ってます!お金は大事。今まで会社が当たり前のようにしてくれていたことですが、自分でやると大変だし、税金関係はミスすると思わぬ損をしたりしがちなので、私は専門家に最初から相談することにしました。
いつでも相談できるホットラインがあるということはめちゃくちゃ頼りになります。こちらもいつもありがとうございます!
フリーランスを始める時、あえてやらなかったこと
実は、交流会や名刺交換会には行きませんでした。
人脈を広げる→仕事が来る、という順番ではなく、仕事が来る→人脈が広がる、という順番でお仕事をもらえるように意識しています。
私の場合は、会社員の間に必死で仕事をしていた自分を覚えていてくれた人から仕事がもらえた、というのが大きかった。(感謝…!)
だから、今会社員で独立を視野に入れるのならば、与えられた仕事をしっかりやる!という基本が結局1番大切なのではないかなと、月並みながら思います。
もちろん、交流会を否定するわけじゃありません!
私の場合、「フリーランスになる」ことを目的にこれまで勉強したり資格を取ってきたわけではないので、会社員時代に「これができます」と言えるものをたくさん勉強させてもらったことが、結果としてフリーランスという働き方を選んでも生きているなと感じています。
あえてストレートに表現するならば、お給料をもらいながら失敗させてもらえるのが会社員。
キャリアに偶発性を生めるのが会社員をやる醍醐味の一つだと思うので、たとえやりたいことど真ん中じゃなくても、結果やってよかった仕事や経験って実はいっぱいあります。
会社員時代、必死に頑張って気がついたら身についていたもので私は独立していますが、もし「フリーランスになりたい」だけが先走って、「これができる、これで食べていける!」という何かが身についていなければ、それこそ時間や、タスクに追われる出発になっていたかもしれません。
また、数値的な成果だけでなく、
・コミュニケーションが円滑に取れない、関係性が築けない
・時期要因や業績の問題で「今はごめんなさい」と言われることもある
など、フリーランスはこんなシビアなことにも直面する世界。
だから会社員と比較すると圧倒的に守られてない。
とりあえず「会社から自由になりたい!」という気持ち先行で独立すると、この厳しいフリーランスの世界でもっとスタートダッシュに苦労したのではないかなと思っています。
だから独立したい!という気持ちももちろん大事ですが、
・自分は何ができるのか
・どんなことで役に立てるのか
・これなら食べていけそう!
・自分で仕事取りにいけそう!
と思える分野を持つというのは結構大事だと思っています。
これはプラスαのお話ですが、
・部門責任者の立場を経験
・マネジメント経験
・組織立ち上げの経験
・事業のお金や人の動きを数値として管理していた経験
は、フリーランスになってからかなり活きる経験だと感じています。
単純に経験からくるフェーズの予想が役に立つことが多いのもありますが、逆にフリーランスとしていただいたお仕事の領域が未経験分野だった時、自分の経験とはビジネス領域が違うからこそ、「私はまだ知らないんだ、勉強しなきゃ」という謙虚な気持ちを持ちやすくなることもマネジメントや立ち上げを経験したからこそ持てる心持ちで、メリットでした。
心配していたけど起きなかったこと
①仕事がもらえないのではないか?
めちゃくちゃ心配していましたが、ありがたいことにnoteの反響、今までの仕事の繋がりからたくさんのお仕事をいただくことができました。
本当にありがたく、信じて飛び込んでみて良かったです。
②「仕事を通しての成長」はもうできないのではないか?
フリーランスという働き方の性質上、できることの切り売りになってしまい、単純な作業やすでにできることばかりで新しい挑戦や知識を得ることが難しいかもしれない、と思っていた部分がありました。(正直、独立を迷ったポイントがあるとすればこの懸念が一番大きかったかも)
でも全くそんなことはなかった。
むしろ経験したことがない業界でのチャレンジも多く、知識のアップデートもたくさんあったし、やってきたことを「どこでも使えるように」型にしていく仕事も多く、思考しながらやることもたくさんありました。
どんな場所にいても何をやっていても「成長はどこでもできるんだな〜」という希望を見つけた気がしています。
まとめ
とはいえ、まだまだフリーランス一年生です。
予想してなかった壁というか洗礼というか…びっくりする体験もこの5ヶ月で経験してきました。
いつか笑い話になってフリーランス駆け出し失敗談に昇華できる日が来るよう、日々精進したいと思います!
このnoteに書いたことがまた来年、再来年とアップデートされていくだろうなぁとワクワク楽しみながら成長していきたいと思います。
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