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若手のあなたと、話してみたいんだ

新年度が始まって、初々しいスーツ姿の若者を見かけるようになりました。

私の職場にも、「若手」と呼ばれる職員がおりますが、担当が違うとあまり話す機会もなかったりします。

 年度が替わり、メンバー入れ替えで、あまり関わったことのない若手職員とチームを組むことになりました。

 そこそこ若い人々とは、なんとなく話が盛り上がったりするのですが、20代の若者たちとは、どうも何を話したら良いのかおばさんは戸惑ってしまうわけです。
 仕事の話、真面目な話はするのですが、その他の「雑談」はどうすればいいのかしら。そもそも、「雑談」があまり得意ではないのかもしれない。
 そうやってぐるぐる逡巡しているうちに、時間だけが経過してしまい、打ち解けることもできぬまま終わるとか。

 BBAのノリでぐいぐい行く人もいるけれど、それもまたどう思われているのかが怖い。青いさえずりなんかでは、「ウザいおじさん」「ウザいおばさん」に対する苦情があふれていますし、そういうのを見ると、余計に怖くなってしまいます。

 今時の20代のイメージとして、「打たれ強い人」と「ものすごく繊細な人」の両極端になっているような気がします。
 職業の種類によるのかもしれませんが、私の業種は意外と「繊細さん」が多いのかもしれません。

昔のイメージで考えると

・声が大きい
・明るい
・イケイケ
・運動得意
・正義感が強い
・打たれ強い
・奉仕の精神にあふれている
・体が丈夫
こんな人が教師になっているイメージがあると思います。

でも、今はそういう人の方が少ないかもしれない。

さらに、こんな人たちに教えられてきたのと同じように、
若い人に「教えてやろう」なんて思ってしまうと、
「パワハラですか?」となってしまう気がします。

「自分の若いときは、~だった」とか、
「こんなのみんなやってきたよ」とか言いがちになってしまいますが、
それが今の若い人には通用しないと心得た方が良さそうです。

 落ち込んでいるときに、「大丈夫?」と声をかけすぎるのもどうかと思うし、だからといって気にかけないのもまたどうかと思うし。

 昨日までものすごく不調で、明日大丈夫かと思っても、次の日には復活したりするのは、日常茶飯事です。

 そういう人は、人間関係を作るのが苦手、と思っているので、
 人に頼るとか、お願いするとか、弱みを見せることを
 本当にいやがります。
 でも、最終的には、一人でどうにもできなくなって
 BAN!してしまうんですね。

 「大丈夫?手伝うよ」と声をかけても、
 「大丈夫です」とぴしゃっと言われてしまうと、
 こちらも何もできない。
  何だかむなしく、悲しい感じになってしまうんです。

 若手の皆さんが声をかけにくいと思っているのと同じくらい、
 実は、ベテラン勢も声をかけにくいなあと思っているのです。

 どんな風に助けたらいいか。
 どんな風に手伝ったらいいのか。
 どんな風に教えてもらいたいのか。

 それを率直に、伝えてもらいたいのです。

 どんな環境でも、合う人、合わない人はいます。
 でも、話してみないとわからないこともいっぱいあります。

 「わからないから、教えて下さい」と言えるのは、
 若手の特権です。

 今は、SNSでつながる人も多いですが、
 まずは周りの人に聞いてみましょう。
 話してみたら、案外いい人だったり、
 面白い人だったりするかもしれません。

 職場とプライベートを分けることは、大事なことだと思います。
 そこにずかずか踏み込んでこようとする人もいるかもしれませんが、
 そういう所は謎にしておいても大丈夫。
 職場の人間関係は、そこから離れると、
 またリセットすることができます。
 だから、その場所での人間関係をずっと続けるかどうかは、
 あなた次第です。
 あなたが決めて良いのです。

だから、お試しの気持ちで、
まず 笑顔であなたから声をかけてみて下さい。

思ったより、簡単かもしれませんよ。

あなたは、自分が思うよりもずっと、
職場にとって
そして、
社会にとって
大切な存在なのですから。































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